時代が変化するとともに私たちが使用している日本語もそれに伴って変化をするようになっています。
事実として、毎年新しい言葉が私たちが住んでいる日本では生まれています。
その言葉が定着していき一般的に使用される言葉になるくらいまで認知度が広まる場合もあれば、一時期だけ流行って廃れていくような言葉もたくさんあります。
例えば、一時期だけ流行り廃れていく言葉は、若者言葉などがその典型的な例だと考えられます。
若者言葉はその言葉の意味の通り、若者の間だけで流行っている言葉であり、それ以外の世代の方はわかりづらいような言葉として認識されています。
若者言葉を知らなくても困るような事はそこまで多くはありませんが、若者とコミュニケーションをとる時にはある程度知っておいた方が便利な可能性もあります。
若者の文化を知るという意味でも、相手の事を受け入れる材料にも繋がるので、知っておいては損はありません。
そこで、今回は若者言葉の中のマジレスという言葉をテーマにして、マジレスという言葉の意味やマジレスの具体的な使うタイミングをご紹介していきます。
マジレスの意味
マジレスという言葉を聞いたことがある方は、大体の方がインターネット上で見かけたことがある言葉だと思います。
なぜならば、なかなか日常生活を送っている中でマジレスというキーワードを口に出して聞いたりするような場面はないからです。
それもそのはず、若者言葉の多くの言葉はインターネットから生み出された言葉だと言われています。
インターネットを活用していく中で、生み出されていった便利な言葉として、大抵の言葉が何らかの言葉を略称したような形で若者言葉が作られる場合が多いです。
なので、現実の世界で聞くよりもインターネット上で見かけたりすることの方が圧倒的に多いのです。
そして、今の時代は昔と違ってたくさんの方がスマートフォンを持っています。
スマートフォンを通じてインターネット上の様々な便利なサービスを利用しているからこそ、インターネットに関連した言葉が生み出されやすくなっており、流行に敏感な若者がいち早くそれを身につけて使用している背景が存在しています。
そんな若者言葉の中でもマジレスという言葉はよく目にする言葉でもあります。
インターネットに精通している人間であれば、若い方以外にも実際にマジレスという言葉を使用している場合が考えられますので、これくらいは意味を知っておかないと文章の意味がわからなくてネットを利用しづらくなる事も考えられますので、基礎的な意味として理解しておく事をおすすめします。
真剣な返事をする事
マジレスという言葉の意味は「相手の質問や問いかけに対して冗談めいた受け答えやネタではなく真剣な返事をする事」を意味しています。
現実的に考えてみると、例えば相手がなにかふざけたことを言った時に、それに対して突っ込むのがお笑いの鉄則ですよね。
もしもこの時、自分がふざけたことを言ったのに相手がそれに対して真面目に反応したりすると困ってしまいませんか?
このような状況の時に、「ボケたのに相手がマジレスしちゃった…」などと表現することが出来ます。
マジ(真剣)レスポンス(返事)の略
なぜ真剣な返事を相手にすることがマジレスという言葉になるのかを考えた時に、マジレスという言葉をひとつひとつ分解して考えてみると分かりやすいです。
マジレスという言葉がどのように形成されているのかと考えた時に、マジという言葉とレスという言葉がくっついてマジレスという形に変化しています。
では、マジという言葉とレスという言葉がどのような意味を持っているのか考えていきましょう。
マジとは一般的には「本気、真剣」などの意味を持っている俗語として使用されています。
本気と書いてマジと読む、これくらいは誰でも知っている言葉だと思います。
では、レスとはどういう意味なのかと考えた時に、レスはレスポンスの略称になります。
レスポンスとは一般的には「ある信号や命令などが出されてから応答するまでの経過状態のこと」を意味している言葉です。
つまり、簡単に言えば応答、返事になるので、相手の受け答えを意味しています。
そして、これらの言葉を組み合わせたマジレスポンスという言葉の略称としてマジレスという言葉が使われており、マジレスという言葉の意味は「本気or真剣の返事」という事になります。
なので、真剣な返事を相手にする時にはマジレスという言葉が使われているという事になるのです。
こうして分解して考えてみると、理解しやすくなりますよね。
このようにして若者言葉がどんどん形成されてき、世の中に広まるようになっていくという事です。
俗語でネット以外では見られない
マジレスという言葉は先ほどお伝えしたようにインターネットの世界などでしか見かけることがないような俗語、いわゆるインターネットスラングという言葉です。
若者言葉とほぼイコールの存在だと考えていただいて構わないと思いますが、なぜインターネット上にはこのような言葉がたくさん存在しているのか不思議に感じる方もいるかもしれません。