CoCoSiA(ココシア)

食わず嫌いを治すための7個の方法(続き4)

2.内臓系

内臓系は「ホルモン」として焼き肉屋で親しまれているので、嫌いな人は「食わず嫌い」で一度も食べたことがないのかもしれませんが、好きな人なら、ミノとかコプチャンとか、焼き肉屋にいくなら必ず頼むという人もいますよね。

内臓系は何が気持ち悪いのかというと、1番はあのぐにゅぐにゅした形&見た目です。

まるで人の内臓を見ているような錯覚をしてしまうという理由で、特に医者からは嫌われているようです。

「今日の実験で人の体に入ってたのに似てるじゃないか・・・」そんな会話をしてしまうと、もう絶対内臓系を食べることなどできないそうです。

まぁ確かにそれもそうですよね。

他には、高級料亭などで出されている「白子」も有名ですよね。

最高級である「ふぐの白子」となれば、お高い一品ですし、表面を軽く炙れば、生臭さが一気に消えて、あとは口の中でとろけるだけです。

高くて少量しか食べることができないことがほとんどなので、ついつい「もっと食べたい~」と思っている内になくなってしまうのです。

白子といえば、タラの白子なら、お手軽な値段で、居酒屋などでも食べることができますよね。

ふぐの白子と違って、タラは炙るよりも、あのヒダヒダの触感とともに楽しむのが美味しいんですよね。

もみじ下ろしや万能ねぎなどと一緒に食べると、く~!もう最高です。

しかしこの白子も「絶対一生口に入れたくない!」とかたくなに拒む人が大勢います。

「そもそも魚の精巣を食べるなんて意味が分からないし、気持ち悪い」という意見がありますが、これはごもっともというか、確かに魚とはいえ「精巣」を食べると考えてしまうと、ちょっと気持ち悪い気はするのは当たり前ですよね。

だから白子は「食わず嫌い」な人が多い食べ物にいつもランクインする食べ物なのですが、一度食べたらはまってしまうくらい美味しい食べ物であるという、とても魅力的な一品でもあるのです。

3.ドリアン

私が初めてドリアンというものがこの世の中にあるということを知ったのは、私の父と母がタイ旅行に出かけたことがきっかけでした。

今や亡き父は、数年に1回の海外旅行を大変楽しみにしていて、このタイの時も父は子供のように旅行の準備を楽しんでいたのを覚えています。

この時、父と母がなぜタイに行ったかというと、叔父が48歳でタイの女性と結婚することになり、彼らの招待で仲人をする為にタイに向かうことになりました。

叔父は「48歳で初婚なんて恥ずかしいけど、どうかな?」と初めて父と母にお嫁さんを紹介した時、母は「いい人見つけたわね~」と言ったそうで、のちのち叔父は思わず「あの奥さんの一言で俺は決めたんだよ」と言っていました。

そんな叔父は気を良くしたのか父と母の為に大奮発、なんとビジネスクラスのチケットを用意してくれたのです。

しかし成田空港では残念なことに強風によって3時間も渡航は延期、普段待たされることにイライラする父はさぞ大変なことになっているじゃないかと心配していましたが・・・

そこはさすがのビジネスクラス、お酒もお寿司もフルーツも食べ放題だったらしく、「こんなこと言うのはあまり良くないとは思うんだけど、遅れたおかげで色々食べられたのよ♡」と母は楽しそうに話をしていました。

そんなこんなで楽しく出発して行った父と母でしたが、旅行前の夕食の時、母は「私はタイに行っても食べ物が合わなくて多分あんまり食べられないから痩せて帰ってきちゃうかもしれないわ」(母はぽちゃり体系なのですが・・・)と言っていたのです。

日本でも今やタイ料理はどこでも食べられるくらいポピュラーな料理として浸透してきましたよね。

我が家でも時々「タイ料理食べに行く?」などの会話がありましたが、そういう時は決まって母が「私食べられないのよ」と悲しい顔をしていたのです。

そんな母がタイに降り立つと、誰もが予想できなかった行動に出るのです。

タイに行く前は「あんまり食べられないかもしれない」と言っていたはずなのに、パクチーは食べるは、「フォーって何!?こんなに美味しいものがあったの?!」と大喜びしました。

そしてその中でも1番驚いたのは、水上マーケットに着いてからの行動です。

「さすがにここはダメだろう」父はそう思っていたそうですが、母はお世辞にも綺麗とは言えないこの水上マーケットで、「ドリアンを食べてみよう」と言い出したのです。

すっかりタイ旅行を満喫した母は、生まれて初めてのドリアンを口にすることになります。

それまで食わず嫌いだったドリアンを、タイ旅行の変なテンションが「美味しそう」と思わせてしまったのです。

母が一口食べてみると「ほほ~まるでチーズみたい。噂は本当だったのね。」とこれまたお気に入りになりました。

ドリアンは臭いと、その匂いが独特な為に食わず嫌いな人が大勢いますが、母はタイという異国の地で、その殻を破ることができたのです。

皆さんは、タイではドリアンとビールを一緒に飲むことは禁じられていることを知っていますか?ドリアンはビールと一緒に食べると、お酒の回るのを加速させてしまう効果があると言われています。

つまり、例えば水上マーケットでドリアンを食べながらビールを飲むと、まるでドラックをやっているような覚醒された状態になってしまうのです。

タイではドリアンは年中色んなところに売っています。

そしてビールも同じく至るところに売っているので、ドリアン×ビールの組み合わせがいけないのだということを知らない人であれば、偶然に食べてドラッグをやったような状態になり、事故を起こしたり、命の危険に及ぶことだって否定できません。

ちなみに、母は知らずにビールも飲んでしまったんだそう・・・。