CoCoSiA(ココシア)

警告とはどういうレベルの注意なの?よくある警告の例を紹介!


「警告」という文字を目にしたり聞いたりすると思わずドキッとしてしまいますよね。

しかし実際には危険な目に合うのを逃れることもあれば、「あれっ?」と拍子抜けするような大したことない場合もあります。

今後「警告」という言葉に惑わされないようにする為に、本来持つ意味や正しい使い方についてお伝えします。

この記事の目次

警告とは?

「警告」という言葉を見たり聞いたりする機会は意外に多いですが、正確な意味で使われていない場合もあります。

自分が使う時に恥をかかないように本来の意味を知っておきましょう。

コミュニケーション手段の一つ

相手に対して不都合にならないよう、これから起こることに対しての注意を前もって与えておくことです。

例えば「台風に対する対処を事前に警告する」「立て札で警告する」などがありますが、「雨が降りそうだから傘を持っていったら」など、日常生活で行われている会話の中にも沢山警告が存在します。

結果を告げること


すでに起こってしまったことに対してに結果を相手に知らせるのが警告です。

自分が経験して不快感を覚えたことを伝えれば相手が同じ目に遭わないようにすることができますよね。

例えば「この間あそこのスーパーで買った野菜が傷んでた」というのも警告のひとつです。

お相撲や柔道などのスポーツでも「警告」がありますが、これはルールを破った結果として与えられる罰です。

警報との違い

警告は特定の相手に対して言ったり行ったりすることですが、警報の場合は1対1のコミュニケーションではなく一方的な指示的な意味合いが強く、その対象は不特定多数また広範囲に及びます。

警報とは

個人に対する注意ではなく、対象範囲が広いのが「警報」です。

災害や危険が迫っていることを伝えて、人々に注意や準備を促すのが目的です。

身近なのは「台風警報」「暴風警報」「大雨警報」「火災警報」「警報器」などがありますが、天災的な現象ではなく時には「空襲警報」のように人為的な場合にも使われることがあります。

どちらがより危険性が高いのか

警告は特定の相手に対して注意を促したり、自覚をさせるのが目的です。

それに対して警報は人々や地域に迫りつつある危険を察知して知らせるのが目的で、主に気象庁や政府の公的機関が行うものなので、危険性が高いのは「警報」と言えます。

もちろん警告の場合も道路標識や医師からの「塩分は摂り過ぎないように!」という指示など命に関わるようなものがありますが、言葉そのものの意味としては「踏切警報器」「火災警報器」のようにダイレクトに事故や天災と繋がっている「警報」のほうが危険度が高いですね。

警告の種類


ひと口に「警告」と言っても種類があります。

危険度は「警報」よりも低いと書きましたが、種類によって危険度に差があるのが「警告」の特徴です。

法令に基づくもの

道路に書かれている「止まれ」の文字や所々に立っている標識は「道路交通法」に基づく警告です。

また法が執行される際に裁かれる側に対してあらかじめ処分内容を予告したり、執行や処分が免除になるような内容の通知することも警告と言います。

さらに最近よくニュースで耳にするのが「テロリストによる警告」という言葉ですが、テロリストによる犯罪がどれだけ残酷かつ理不尽であっても、それを「脅迫」や「殺人」ではなく「警告」だと報道されることが多いです。

ルールに基づくもの

スポーツのルールを破った時に発せられるペナルティーに「警告」があります。

柔道の場合は重大な違反を犯した場合に「警告」が課せられて、相手に「技あり」をとられたと同等の意味があります。

しかしペナルティー自体ではなくペナルティーの原因となることに対して「警告」が行われる場合もあります。

サッカーの試合では黄色いカードが「警告」の意味であり、2枚提示されると退場になります。

警告を発した本人の善意によるもの

相手にとって好ましくない事態にならないように事前に行う注意が警告です。

つまり自分の経験などによって不快な思いをしたことを伝えることで同じ思いをしないようにという善意で行う警告は、上記2つとは違いポジティブな意味になります。