警告されることの危険性はどのレベル?
「警告」は日常生活での一コマやスポーツのルールから犯罪に関してまで幅広い意味で使われているので、一概にどのレベルの危険性とは言えません。
しかし直接危険に繋がるのではなく、一歩手前の段階を意味する場合が多いので、警告を無視すると危険性がさらに増すという意味あいが含まれています。
類似語句との違い
「警告」には似たような意味を持つ言葉がありますが、微妙にニュアンスが異なります。
よく製品の取扱説明書などには類似語句と一緒に使われている場合がありますが、違いを知っておけばきちんと把握できるので便利ですよ。
警告
「警告」の表示があるのに無視して間違った取扱いをすることによって、死亡または重傷を負う可能性があることです。
危険
「危険」の表示があるのに無視して間違った取扱いをすることによって、死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることです。
注意
「注意」の表示があるのに無視して間違った取扱いをすることによって、人が傷害を負ったり物的損害の可能性があることです。
推奨
「推奨」の表示があるのに無視して間違った取扱いをすることによって、品質や性能が損なわれると想定されることです。
警告の具体的な例
気を付けてみると普段私達が生活している中で「警告」の具体的な例を頻繁に目にしているはずです。
そこには「警告」という文字こそ書かれていませんが、パッと見ただけで警告だとわかるモノばかりです。
日頃よく目にしているからこそ、その警告に気が付くことができて危険から逃れることができているのでしょう。
進入禁止の看板
道路標識で使われている「進入禁止」の看板は、免許を取得している人ならひと目で「入っちゃダメ!」ということがわかる便利な看板です。
そのため公的な標識以外で個人的に使用されている場合も多く、パーキングや店舗内で使われたり、個人的に私有地への侵入を警告するために看板を立てる場合もあります。
誰もが知っているマークで警告
赤い丸の真ん中に白い「ー」が書かれた進入禁止マークは、非常に目立つデザインです。
またシンプルでありながらキャッチ―なマークなので、小さい子供でも覚えやすいのが多用される理由でもあるでしょう。
今はネットで画像をカラーコピーすれば簡単な「進入禁止ポスター」が作れるので、自宅の塀などに貼る場合は自作の看板を使用している人もいます。
簡単なマークで手書きでも作れますが、手書きの方が切羽詰まっている印象が強くなって効果があるかもしれませんね。
開放厳禁等の貼り紙
ドアの開けてはいけないことを警告する「開放厳禁」は、開けると危険が及ぶ場合や高層ビルの窓などに貼られている場合が多いです。
しかし「開放」という表現をしていることから、開けたらダメということなのか?開けっ放しにするのがいけないのか?という疑問を持つ人も多いようです。
確かに危険性が高くて許可を得た人しか開けることができないドアにも貼ってあれば、空調の関係で長時間開けっ放しにして欲しくないという意味で貼ってある場合もあります。
つまり普段から施錠されているドアや窓に貼られている場合は「開けるの禁止」で、施錠されておらず誰でも使用することができるドアや窓の場合は「開けっ放し禁止」という意味になるのでしょう。
時には紙面で警告
貼り紙のみで警告をする場合は、貼る方も目に付く場所に貼る努力をしているものの、全員が気が付くとは限りません。
考え事をしていたりスマホに夢中になっている場合は張り紙が目に入らない人もいます。
閉めないからといってさほど危険がない場合は張り紙でも良いですが、重大な危険性が伴う場合はやはり念には念をということで事前に紙面で警告される場合もあります。
オフィスビルの場合はビラで、地域の場合は回覧板などで警告することで認識度は確実に高まります。
立ち入り禁止のトラ柵
立ち入り禁止区域によく立ててあるのが黄色と黒の斜めストライプの板に「安全+第一」と書かれた柵ですが、そのカラーリングから「トラ柵」と言われています。
文字が書かれていなくてもこの柵を見れば立ち入り禁止だとわかるくらい私達の認識度が高い警告です。
4本脚になっている下部を開いて地面に置くタイプから、中が全く見えないくらい背の高い柵まで様々な種類があり、危険度や場所によっても使い分けられます。