筆者は幼い頃から「海」が怖くてしかたありません。

学校のプールは怖くなかったのですが、波打つものが苦手であることが分かりました。

ですが、何故苦手なのか、ゾッと粟毛がよだつほどに怖いのか、理由が分かりません。

物心がつく前も、ついた後も、海で溺れたことはありませんし、水難事故に遭ったこともありません。

筆者の今までの人生では、理由が見当たらなく、思い付かないのです。

と、なると……。

もしかしたら、前世に原因があるのでは?

前世で溺れたことがある、または、水難事故で亡くなったのではないか、と考えるようになりました。

特に原因に心当たりがないのに、無性に、生理的に、怖いものや苦手なものが、あなたにもありませんか?

よく聞くけど、前世ってなに?

原因不明の恐怖心などを感じた時に、自然と導き出される理由づけが〝前世〟であったりします。

このように、普段は意識をしていなくても、私たちの生活に強く根付き、身近でもある〝前世〟というもの。

前世という言葉を、聞いたことがない人はいない程です。

超常現象を特集したテレビで。

雑誌の占いコーナーで。

インターネットの広告で。

漫画や小説の題材にもよくなりますし、昨年大ヒットしたアニメ映画の主題歌にも、歌詞に〝前世〟の言葉が入っています。

自然と生活をしているだけで、目に入ってきたり、耳にする機会も多い〝前世〟ですが、そもそも前世とは何なのでしょうか?

”今”の人生を起点としそれより前の人生の事

遥か昔から、私たち人間の文化には〝前世〟という考え方が存在していました。

多宗教であり、無宗教者が多い日本ですが、それでも比較的に馴染みの深い宗教は仏教です。

「私は無宗教です」という方でも、実際に親族が亡くなった時、送る儀式をするのは仏教だという方が、多いのではないでしょうか。

けれども、仏教の教えのことは、詳しくは分からないし、説明は出来ない。

しかし、知識の一つとして、聞いたことがあるはずです。

〝輪廻転生〟という言葉を、知っているでしょうか。

仏教には、輪廻転生という概念があります。

人間は死んだ後、体から魂が抜け出して、あの世に旅立ちます。

あの世で徳を積み、何度でもこの世界に生まれ変わってくるという教えです。

この、生まれ変わる前の人生のことを〝前世〟と呼ぶのです。

何度でも生まれ変わるということですので、人には前世が一つきりではなく、いくつもあるということになります。

この輪廻転生の概念は、仏教だけに限らず、ヒンドゥー教や古代エジプト・ギリシャなど、世界各地で信じられているんですよ。

本当に前世はあるの?

前世が何であるかは分かりましたが、本当に前世があるのかというと、はなただ疑問が残ります。

前世を信じるということは、生まれ変わりの説も信じるということになりますので、話は遥かにファンタジー色を強めますよね。

そして、もっと掘り下げると、生まれ変わりを認めるということは、霊魂があることを前提に過程しますので、幽霊の存在も信じることになります。

前世の記憶があると主張する人は古今東西に居る

話が超常現象的すぎて信じられない気持ちが大きいかと思いますが、実は、前世の記憶があるという人は、世界に少なくはなく、寧ろたくさん居るんです。

ヒンドゥー教や仏教といった、前世の教えが顕著に出ている宗教の地域であれば、まだ納得がいきますが、輪廻転生の概念がない宗教圏でも、前世の記憶があると主張する人がいます。

生まれた時から前世の記憶があるという人。

ある日、突然、前世の記憶を思い出したという人。

繰り返し、前世の時の夢を見るという人。

不思議ですよね。

言語も、住まう地域もバラバラで、何の接点がない人たちが、世界中に点在し、前世の記憶を持っていると言っているのです。

信じない人でも退行催眠を受けている時に思い出す場合がある

輪廻転生の概念に否定的で、前世を信じていない人でも、前世の記憶を見ることができる場合があります。

退行催眠です。

この催眠療法で、胎児として母親のお腹の中にいる時よりも前、前世のことまでを思い出せてしまうことがあるのです。

退行催眠の力によって、実際に前世の記憶を蘇らせてしまえば、信じていなかった人でも、前世の存在を認めざるを得ませんよね。

信じていなかった人にも信じこませるほど、明確で鮮明な記憶が蘇ってくる……

自分の中の捏造で、そこまで精巧な記憶が作り上げられるとは考えにくいですし、話を聞くと〝前世〟というものが、本当にあるものだと感じられてきます。

子どもは前世の夢などを見やすい

この世に生まれて時間が経ってしまった私たちでは、前世の記憶を思い出すことは難しいです。

ですが、この世に生まれてまだ間もない子どもは、前世の夢を見やすいですし、まだ前世の記憶を持っていることすらあります。

よく話に聞くものが、まだ幼い子どもには「胎内記憶」があるというものです。

言葉を話せるようになった子どもに「○○ちゃんはどこから来たの?」などといった質問をすると、

「真っ暗いところにいて、温かい水の中にぷかぷか浮いてたの」なんて、母親のお腹の中に居た時のことを話すことがあるのです。

妊娠中によく聞いていた曲を、子どもが生まれてから久し振りに聞いたら、「この曲、知ってる!」と子どもが言ったという話もありますので、不思議なものです。

ですが、この記憶は、お腹の中での出来事に留まらないのです。

「お空の上で他の子どもたちと、どのお母さんのところに生まれたいか選んでいたんだ」と、

まるで天国の存在を思わせるような発言をしたり、時に〝神様〟や〝天使〟と思われるものも登場することもあります。

また「次に女の子がこっちにくるよ、そういう順番で決めたんだ」と、まだ生まれていない妹の誕生を予言したり、といったこともあります。

そして「生まれる前は、こういうところに住んでいて、何をして過ごしてきた」など、

前世の記憶だと思われることを、今日あった出来事の報告をしてくれるように話してくれることもあります。

とても不思議ですよね。

子どもの一人、二人だけの話ではなく、多くの子どもたちが訴えていることですので、天国や前世、魂というものが、本当に存在しているのだと示しているようです。

どうすれば自分の前世について思い出せるのか

子どもの頃は生まれる前の記憶を持っている、または、夢に見たりと思い出しやすいのですが、年齢を重ねる毎に、記憶は薄れていってしまうものです。

お腹の中の話や、お腹の中に宿る前の話をしてくれた子どもも、成長するにつれて「ぷかぷか浮いていたんでしょう?」と聞き返しても

「何それ〜? 知らない」なんて、忘れてしまうことが多いようです。

人間は忘れてしまう生き物です。

更に大人になると、一昨日どころか、昨日の朝に食べたご飯の内容も思い出すのが難しくなるのに、それよりも遥かに、遥かな遠い記憶。

思い出そうとしても、普通は前世の糸口も見つかりませんよね。

そんな忘れてしまった前世を、思い出す方法なんてあるのでしょうか?

退行催眠を受ける

上記でも少々触れましたが、退行催眠を受けることによって前世を思い出せたという方は、人数が少なくがありません。

そもそも退行催眠とは、前世療法とも呼ばれる心理療法の一つです。

心に負った傷、トラウマの原因を探ったり、見つめ直して克服する為に、催眠によって記憶を遡る療法になります。

その遡る範囲は、小学生、赤ちゃんの頃、胎児の時、そして前世の人生と幅が広がっており、自覚のない部分を発見し、受け止めていくことが目的です。

冒頭で書いた筆者のように、何が原因かが分からない問題を、前世で負ったなんらかの傷が起因となっているのではないか、と過程した考え方になります。

心理学では、前世が今世に影響を及ぼすことがあると、昔から信じられていたんですね。

前世に戻る例は少ない

この退行催眠を行い、前世を知れたという人は、ネットの世界にも数多く存在します。

そして、もちろん、経験者は日本人だけではなく、人種も宗教もバラバラで、世界中に経験者が存在するのです。

もし、自分の前世を見ることができるのなら、是非とも見てみたいですよね?

退行催眠を行なっているカウンセラーの元に通い、専門家の元で行うこともできますが、

退行催眠は自分自身で自分に催眠をかけて、前世を探っていくことも出来ますので、比較的に気軽に試してみることが可能です。

やり方としては、ネット上にも様々な方法が上がっています。

その中でもポピュラーだろう、多く上がっていた方法をお教え致します。

まず、リラックス状態を作ることが大切になってきます。

ベッドの上に横になり、体と心の力を抜きましょう。

ベッドでなくても、ゆったりと落ち着けるのならば、ソファーの上でも大丈夫です。

この時、リラックス効果の高いヒーリング音楽や、テレビの砂嵐の音を聞くと効果が上がるそうです。

何故、砂嵐なのかというと、胎児が母親のお腹の中にいる時に、聞いている音に似ているからです。

赤ちゃんを泣き止ませたい時、よく砂嵐の音を聞かせるといいと言いますよね。

テレビの砂嵐の音は、今時テレビをつけても聞けないことが多いのですが、インターネット上に色々と上がっているので探してみてください。

リラックス状態が出来上がったら、ゆっくりと、まずは自分の小学生の時のことから思い出していきます。

小学生高学年から始まり、低学年へ。

小学生の頃のことは、まだ思い出しやすいですよね。

思い出すのに慣れてきたら、幼稚園や保育園の時のことに遡っていきましょう。

お友達とはどのような遊びをよくしましたか? 先生は誰でしたか? 何組だったか、どのような教室であったか。

思い出せることは、何でもいいので全てを思い出していきます。

幼稚園の頃を思い出し尽くした時は、更に遡って、自分が赤ちゃんだった時のことを思い出していきましょう。

ここから難しくなっていきますが、頑張ってください。

どのような部屋に、赤ちゃんの自分は眠っていたでしょうか?

その部屋には何が置かれていましたか?

どのような匂いがして、どのような音が聞こえていたでしょうか?

上から覗いてくる母や父の顔など、思い出せるものを細かく思い出していったら、次は母親のお腹の中に戻ります。

お腹の中にいる時、どんな気持ちであったら、何が聞こえていたのか。

そして、また遡っていこうとすると、深い溝や分厚いカーテンのようなものが現れるそうです。

これが、前世と今世の境目だと言われています。

真っ暗な溝を見たら躊躇してしまいますが、恐れずに飛び込んでみてください。

飛び込んでみた先の景色が、あなたの前世の記憶になります。

前世の記憶にまで遡ってくると、自分が起きているのか寝てしまっているのか、夢か現かが分からなくなってきます。

不安を覚える人、その感覚に気持ちが良くなってしまう人といるようですが、前世の記憶を見た後は目を覚ますようにしましょう。

ここで眠ってしまうと、せっかく見た前世の記憶も忘れてしまうことが多いのです。

ここまでが、自ら行う退行催眠の方法です。

思い出せるまでが難しく、苦しく感じる時があるかもしれませんが、上手くいけば前世の記憶を取り戻すことができますよ。

デジャブで認識できる

もう一つ、前世を感じられるものがあります。

デジャブです。

初めて来た場所のはずなのに前にも見た景色に思える時や、初めての経験のはずなのに以前にも体験したことがあるような感覚に、あなたも襲われた時がありませゆか?

場所が物事の経験だけではなく、観た覚えがないはずの映画、聞いたことがないはずの音楽。

それらのものに心が反応し、まるで大昔の記憶を辿るかのように既視感を得てしまうこと。

でも、どこで、いつ、経験をしたのかが分からない。

そんなデジャブにも、前世を紐解くヒントが隠れていることがあります。

前世で見たことがあり、経験をしたことがある出来事だから、今世では覚えていなくても心が反応してしまうんですね。

前世での傷が今世で痣となって残っている場合も

デジャブと同じように、思い当たる節がないのに、体に痣がある人は多いのではないかと思います。