聞いていて落ち着く
ハスキーボイスを擬音で表すと、ノイズが混じったような、濁点で表すような「ガサガサ」「ザワザワ」「ゴーゴー」というような感じになるでしょうか?
この擬音を聞いて何が頭に浮かびましたか?
風の音・波が打ち付ける音・木々が擦れ合う音などでしょうか?
多少の違いがあるにしても、自然界の音が浮かんだと思います。
声のタイプを専門的に分けると、ハスキーボイスは、不規則な波長をしている「非整数次倍数」を多く含んでいる声となるそうです。
まさに自然界でよく耳にする音なのです。
自然界の音は、私たちの心を落ち着かせ、ストレスや心配事から解放してくれます。
森の中に入って耳をすますと、木々のざわめきや、葉っぱが揺れる音、風が通り抜ける音などが聞こえてきます。
そんな自然界の音を聞いていると、不思議と心が落ち着き、穏やかな気持ちになっている自分に気づくのではないでしょうか?
自然界の音と同じ波長を持つハスキーボイスは、同じように私たちの心を落ち着かせてくれる効果があるのです。
ギャップを感じる
ハスキーボイスの女性はモテます。
その理由はギャップです。
女性の声というと一般的には、高くて可愛らしい声を想像しますよね?
そのため、話し始めた時に、イメージしていたのとは違う落ち着いた感じのハスキーボイスが聞こえてくるだけで、一瞬ドキッとして注目を浴びるのです。
しかもハスキーボイスは、野太いわけでも、ただ単に男性のようなトーンの低さでもなく、程よいエアリー感と、落ち着いたトーンの低さなので、女性らしさも感じることができます。
声が高い女性は、ピチピチした若さや、チャーミングな印象は与えますが、高すぎると耳障りだったり、頭に響く感じがしてずっと聞いていると疲れるという男性もいます。
むしろ、セクシーで落ち着いていて、なおかつギャップを感じるハスキーボイスの方が好きという人も多いでしょう。
「ギャップ萌え」という言葉があるほどに、意外性はその人の魅力を倍増させてくれます。
さらに、特に女性の場合は、ハスキーボイスであることにコンプレックスを抱いていることもあります。
そんな落ち着いた大人っぽい声で恥ずかしがるというギャップも、可愛らしさを倍増させるようですね。
色気を感じる
酒灼け、ヘビースモーカーなど、勝手な誤解とは言え、ハスキーボイスにはアバンギャルドなイメージが昔から付いて、大人っぽさや不良っぽさ、さらに大人の色気を感じるという人は多いです。
子供は入ることができず、表からは隠されているような、危険で魅惑的な世界の香りがするのです。
だからこそ「かっこいい」「セクシー」という形容詞で表現されるのでしょう。
実際に、高い声の人よりもハスキーボイスの人の方が、飲みに誘いやすいと感じる異性は多いそうです。
さらにハスキーボイスは、小声でささやくようなイメージもあります。
近づかないと聞こえないような声というのは、それだけ会話している相手との密着度がましますので、ドキドキ度が増します。
耳元でハスキーボイスが響くなんて、想像しただけで色っぽいですよね。
そんなアバンギャルドな雰囲気を漂わせる声は、ハスキーボイス以外にはないでしょう。
低音も高音もカッコ良い
風邪を引いた時のしゃがれ声や、カラオケで熱唱したり、スポーツ観戦などで大声を出した時になるかすれ声では、声量も声質も限度があります。
ですが、ハスキーボイスの場合は、ただのかすれ声とは違い高い音も低い音も綺麗に聞こえます。
さらにボリュームがあまりでないと思われがちのハスキーボイスですが、お腹からしっかり出せば、きちんとボリュームも出ます。
桑田佳祐さんも若い頃に、ハスキーボイスがカッコ良いので、それに憧れて大声を出したり、強いお酒でうがいをするなど試行錯誤されたそうです。
もちろん喉を痛めるような方法で、ハスキーボイスを無理やり作ることはお勧めしませんが、桑田さんのように、高い音でもクリアに聞こえ、低い音には深みが増すハスキーボイスは本当に素敵ですよね。
歌声がセクシー
人気のある歌手で、ハスキーボイスの人は大勢います。
今まで名前を出した、森進一さん、八代亜紀さん、桑田佳祐さんに加え、宇多田ヒカルさん、MISAさん、GLAYのTERUさん、Mr.Childrenの桜井和寿さんなど、日本を代表するシンガー達の多くはハスキーボイスの持ち主なのです。