わずかなズレなのですが、このことが原因でデジャブが起きている可能性があると言われているのです。
どちらかの目から得た情報が先に脳内に記憶され、その後少し遅れて反対の目からの情報が脳内に記憶 されます。この時に「どこかで見た光景だ」と脳が錯覚し、デジャブが起こる可能性があるのです。
4.思い込み
思い込みからデジャブが起こってしまうこともあるかもしれません。
強い思い込みによって、それが脳や無意識、潜在意識に記憶 されます。そしてその思いが強いと現実にもその出来事を引き起こしてしまう確率が高くなります。
実際に体験したことがなくても、その思い込みが記憶に残っていることで、あたかも過去にも同じ体験をしたような感覚になってしまうのです。
最近ではこの現象を先に未来を経験させたといい、ワープの現象に似ていると言います。
ワープは先に思いを伝達して物体を移動させると言われているため、そのように捉えられています。
5.脳の混乱
人間の脳は無数の記憶が固まっていると言われています。
つまり、情報などは循環するもので、いつまでも脳に記憶を残してはいられません。
とはいえ、自分自身でも思い返すことができない記憶はずっと脳に残ってしまいます。
そこで脳はそのような記憶を排除するために、 現実に引き起こして思い出させて、脳から処理しようという働きを起こす と言われています。
これがデジャブになっているという考え方もあります。
いつまでも古い記憶を残したままでいると脳がショートしてしまい、無理にでも現実に引き起こそうとするらしいので、デジャブが活発になる時期があると考える人もいます。
特に15~25歳にデジャブが起こりやすいのも、様々な情報が行き交う時期だからです。
この時期にインプットアウトプットを活発にしないと脳が飽和状態になってしまい、デジャブを起こして脳を整理しようと混乱することがあると言われているのです。
6.無意識の記憶
何度も出てきている無意識と言うワードですが、これがデジャブと大きく関係していると説いたのが心理学者のフロイトです。
フロイトはデジャブの原因を無意識にあるのではないかと説いています。
無意識の記憶は自分で思い起こすことができません。
そのため、実際にその記憶のことが現実に起きた時に「初めてではない」という感覚になるのは、無意識だからと言われています。
つまり、意識していなくても人間は無意識で多くのことを記憶しているのです。
デジャブは私たちの無意識の記憶が原因になってしまっているケースも考えられるのです。
人間は視野の中で見ていないものでもしっかり記憶されているのでしょう。
7.脳の記憶エラー
人間は、ある出来事を1から10まですべて続けて記憶しているわけではありません。
ところどころを細切れに記憶として捉えていると言われています。
そのため、脳の回路が上手く働かないことがあり、過去に起こった記憶が混ざってしまいデジャブを起こしてしまうことがあるとも考えられています。
デジャブが起こった時の対処法
ではここからはデジャブが起きた時にどう対処すれば良いのかを説明していきます。
デジャブを不吉な物と考えている人は多いですが、そうではありません。
要はあなたの気持ちの持ちようです。
つまり、デジャブでおびえる必要はないのです。
しっかりデジャブと向き合うために対象法を理解しましょう。