そして一番身近な異性として大人の女性と同じように配慮をしてあげるなど、普段より紳士的に接することで思春期の難しい年頃の娘とも上手にかかわることができるはずです。
しかし紳士的にすることを履き違えてしまうと、いつも顔色を伺ってビクビクしているお父さんだと思われてしまうことも。
娘に対して配慮したりすることは難しいですが、腫れ物に触るようにする必要はありません。
だらしない行動をしないようにしたり、娘がトイレから出たすぐ後にはなるべく入らないようにするなど、細かい気遣いは必要かもしれません。
また「ぽっちゃりしてきた」などの身体的な変化をお父さんに言われるのもとても嫌がるのでやめましょう。
しかしどんなに悪態をついていたとしても、父親としてピシッと言わないといけない場面も出てきます。
なのでお母さんばかりに迷惑をかけたり、父親としてしっかりしなくてはいけないと感じた時は、迷うことなく穀然とした態度で接するようにしましょう。
子離れの準備をする
思春期というのは大人の階段を上ろうとしている証拠です。
それまでいつでも自分を必要としてくれて「将来はお父さんと結婚する」なんて言ってくれた姿から、何でも一人で決めたがり親に隠し事をするなど、手が離れていってしまうようで寂しいですよね。
しかし、これは親が子離れするタイミングでもあるんです。
いつかは来る親離れのタイミングが近づいてきたんだと納得し、受け入れることが必要です。
もしここで親離れすることに納得がいかず、子どもに執着し続けて何でもかんでも首を突っ込み、子どもの自立心や外部への興味などを制限してしまうと、将来的にも親がいないと生きていけなくなってしまい、ニートや引きこもりになってしまう可能性も出てきます。
なのでここからは大人になっていく子どもに対して、何か壁にぶつかったら全力で支える準備をして成長を見守ってあげましょう。
思春期女子にしてはいけないNGな行動
思春期の女の子に対してどう接するべきかについて解説してきましたが、最後に思春期の女の子と接する上でしてはいけない行動をご紹介していきます。
何度もお伝えしていますが、思春期はとても大事な時期です。
この時期に親がどんな行動をするかによって、子どもの将来を良い方向にも悪い方向にも進めてしまいます。
様々な親子関係があるかとは思いますが、少なくとも以下の行動はしないよう注意しましょう。
神経質になりすぎない
親としての責任感が強かったり子どもの将来をきちんと考えている人ほど、神経質になりすぎてしまう傾向にあります。
今ここで自分が間違った対応をしたり、何でも子どもに任せていたりしたら間違った方向に進んでしまうかもしれないと考え、毎日毎日喧嘩や言い争いをしてしまいます。
そういった気持ちも分かりますが、思春期で大切なことは子どもに考える機会を与えることです。
思春期で悩んでいることの中で一つや二つ間違いがあったとしても、そのあとに修正できることもありそこから学んで次に生かせることもあるはずです。
なのであまり目くじらをたててばかりいずに、広い心で接して見守ってあげましょう。
しかしどう考えても社会的に間違っていることや、犯罪や法律に触れてしまうようなことはきちんと理由を伝えて話し合い、間違った道に進んでいってしまわないように導くことも必要です。
子どもに言うことを押し付ける
大人であれば簡単に分かることも、思春期では分からないこともありますよね。
それには経験をしたからこそ分かることや失敗から学んだことなど、様々なものがあると思います。
しかし親から無理やり押し付けられ納得できないまま進んでしまうと、自分の経験にならずに物事の本質が見えないこともあります。
失敗して「あのとき親はこのことを言っていたのか」と学ぶ経験も人生ではとても大切なことです。
親が絶対に正しいという方針の家庭環境の中では、子どもは思うように反抗することが出来ず上手に大人へ成長できないこともあります。
友達などの外の関係は上手くいっているのに親に悪態をつくのは、信頼をしている証拠でもあると言えます。
なので闇雲に上から物事を押し付けずに、まずは子どもの話や意見を聞いてみましょう。
その話を聞いていくうちに子どもの価値観も分かるので、その価値観や考え方さえズレていなければ見守ることも問題ないと思えるはず。
そうした話し合いなどを重ねていくうちに、思春期が終わり元の仲の良い親子関係に戻れると思って、広い心で接してあげましょう。
大事な時期の思春期女子こそ大切に(まとめ)
今回は思春期の女の子の特徴や親としての接し方など、特に女の子に着目して解説してきました。