これは何度も起こるものであり、決して一度きりと言うわけではありません。
生き方がすぐにゆるゆると変わっていくので、学生期は何となく不安定なように周りには見えてしまいますが、これも学生期というライフステージの中は珍しいことではありません。
試行期
学生期には試行期と呼ばれる時期もあります。
新しく変えた生き方や生活状況が本当に自分に合っているものなのか?ということを試行する時期のことです。
きちんと試して見なければ最終決定には至らないでしょう。
自分の一度しかない人生の中での選択なのですから、きちんと自分の中でしっくりくるまでその生き方を試してみるという時期があります。
学生のライフステージで注意すること
学生のライフステージの中では、いくつか注意しなければいけないこともあります。
不安定でとても曖昧な時期ではありますが、その中でもきっちりと決めておかなければいけないことがあるのです。
学生のライフステージの中で注意するべきこと、ここだけはしっかりしておかなければいけないことなどをいくつかご紹介します。
自分の価値観などを決める
まずは学生のライフステージの中では、自分の価値観というものを決めましょう。
これがなければ、すぐに人に流されて意志のない人間として見られてしまうことになります。
価値観というのは難しいものですが、自分の根底に流れている「何に対して価値を見出して生きていくか」ということだと言えるでしょう。
この価値観が合わない人間とはうまくやっていくのが難しくなりますし、価値観が合っている人間を見つけると意気投合することが多いのは、根底に流れているものが同じかどうかという深いところでの理解が関係しているからです。
この価値観というのは、そう簡単に変えられるものではなく、また、そう簡単に作ることができるものではありません。
そのため、頭の柔らかい学生期のうちにきちんと色々なことについて深く考えて、何に価値を見出して生きていくかということを決めなければいけません。
様々なことを経験する
学生期には比較的自由になる時間が多くあります。
この時期に様々なことを体験しているかどうかで、人生の深みが変わってくるのです。
その後の期間になってしまうと、自分のために生きる時間というのが限られてしまうので、様々なことを経験することができなくなりますし、様々なことを経験しようとしてもできない自分がもどかしくなるでしょう。
学生というとても豊かな時間の中では、自分がしたいと思っていることをすべて経験できるようにしておきましょう。
それは、自分という人間を決める中ではとても大切なこととなります。
アイデンティティを確率する
自分がどのような人間であるのかという、人間として生きる中で根底に関わってくる部分がアイデンティティです。
自分とは何かという深い哲学的な問いにはなってしまうのですが、アイデンティティがない人間は、曖昧で不安定なまま生きなければいけなくなってしまいますし、生きる意味を失ってしまうという欠点もあります。
強固に「これが自分だ」と言えるような生き方、考え方を確立してアイデンティティを持っているということは、その後の人生の中ではとても大切なポイントとなるはずです。
子どもと大人との境目を行き来する
学生期というライフステージの中では、子供と大人の境目を行き来することになります。
これは自分の中でもとても不安定で、かつ、不安になるというところでもあるでしょう。
大人になり切れない自分がいる中で、大人びて子どもの純粋さを失っている自分が同居しているというのは、自分というものを確立しようとしている中ではとても苦しい経験です。
大人なのか、子どもなのかという境目にいるときには、たくさんもがかなければいけません。
ですが、誰もが通る道だと思って、しっかりと自分というものと向き合ってみると良いでしょう。
達成すべき課題が多い
学生期は達成すべき課題の多い、とても忙しいライフステージであるとも言えます。
そもそも、身体の変化が多い時期ですし、心の揺れも大きい時期です。
その都度、達成すべき課題が多い中でどう生きるかということを考えると不安になる時期なので、目の前に現れた課題をこなしていく中で、きちんと自分について見つめることができると良いですね。
独身のライフステージ
独身時代というものがどれくらい続くのかということについては、それは人によるというのが答えになるのではないでしょうか。