男性が男性を呼ぶときもありますし、女性が女性を呼ぶときにも使います。
そして、もちろん男性が女性を、女性が男性を呼ぶときに使ってもおかしくはない言葉ですよね。
そのため、使いやすく、いやらしい感じがせず、フランクな感じを出せるからという理由から“相方”という言葉に落ち着いたとい人もいるのでしょう。
ジェンダー的な理由
ジェンダーレスという言葉を知っている人も多いと思います。
このジェンダーレスという言葉は男女を平等に「男女の性差をなくそう」という考え方が軸になっています。
最近ではファッションやモデルの紹介などの場面で目にすることが多いかもしれません。
この時の意味は「男女の境界のないファッション」という意味で使われます。
このように呼び方でも、男女で呼び方が違うことに差別的な意味を感じたりして、男女で同じ呼び方のできる“相方”を選ぶこともあるようです。
ラブラブよりも仲良し度が強い
どうしても彼氏や彼女って男女交際を連想するので、ラブラブなイメージがついて回ると思います。
たしかに、付き合い始めで「彼氏ができた」と報告すると、興味津々に質問攻めにあったり、「彼女ができた」と言ったら冷やかされたり、変に盛り上げられてしまったりしたこともあると思います。
そのため、ラブラブ度よりも仲良し度をアピールしたいときに意識的に使ったりするそうです。
元々友達だったり、仲間内で仲良くしていたりすると、ラブラブ感を出して“彼氏・彼女”と呼ぶよりも“相方”がしっくりくるなんてこともあるのかもしれません。
さらに、何年も付き合っているというような長期間付き合っているカップルは、今さら“彼氏・彼女”と呼ぶのも恥ずかしかったり、違和感があることもあるようで、長年一緒に色々してきて、苦しいことも楽しいことも共にしてきたから“相方”と呼ぶほうが二人の関係性にはぴったりという意見もあります。
惚気ても嫌味がない感じがする
恋人の話をしたくても惚気ているようで嫌だと感じ、恋人の話をするときになるべく自然にしようと“相方”と呼ぶことも。
恋人のいない人が多かったり、最近失恋した人がいるなど、なかなか恋人の話をしにくいこともあると思います。
でも、恋人の話をしたいときや、どうしても話の流れで恋人の話題になってしまったときなど、困ったときに使う人もいるんです。
「彼氏がねー」というよりも「相方がさー」のほうが嫌気がないように感じる人もいるでしょう。
惚気たかったり聞いてほしいことがあっても、恥ずかしかったりする人は、“相方”を使うことで恋愛関係を意識させずに話したいという思いから、“相方”を使うのかもしれませんね。
男性の中には、恋人の話をすること自体に乗り気ではない人も意外といます。
そんな人がそうしても話さなくてはならなかったり、みんなに知ってほしいことがあるときに“相方”と使ったりすることも多いようです。
恋人を相方と呼ぶことに対するみんなの本音
恋人を“相方”と呼ぶ人たちの色々な考え方や理由などをご紹介してきました。
“相方”という呼び方ひとつにも、人それぞれ色々な理由があったり、そう呼ぶ意味があります。
恋人とひとくくりに言っても、付き合い方や人は違いますから、当たり前と言われればそうかもしれません。
“相方”と呼んでいる人の気持ちは分かっていただけたと思いますが、実際にそれを目の前で聞いた人たちはどう感じているのでしょう。
はじめにお話したように、“相方”と呼ぶことに関しては賛成派と反対派が大きく分かれます。
そこで、ここからは賛成派と反対派のそれぞれが感じていることをご紹介していこうと思います。
人によって感じ方も違うので、「そんな意図はないのに。」思うこともあるかもしれません。
ただ、あくまでこう感じる人もいるというだけなので、人によって変えるだけでも大丈夫な場合もあるはずです。
恋人を相方呼び賛成派
まずは恋人を“相方”と呼ぶことに対して、賛成だという人の意見から見ていきます。
実際に“相方”と呼んでいる人ももちろんこちら側だと思いますが、感じていることが同じとは限りませんよね。
自分が呼ぶことに対して、こんな風に思ってもらえているんだと分かると思います。
サッパリしてて良い
彼氏や彼女と呼ぶよりも恋愛関係を意識させない“相方”のほうがさっぱりしていて、サバサバした子には合うという意見です。
ボーイッシュな子やそれまで彼氏に興味もなかった子の口から、いきなり「彼氏が~」なんて聞いたら、驚く人もいると思います。
そんなときはあえて“相方”と呼ぶことで、さっぱりした感じが出て、その子らしくて良いと思う人もいるようです。