歩止まりとも書く
この歩留まりについてですが歩止まりという書き方もありますので注意が必要です。
どちらも同じことを指していますので混同しないようにして下さい。
歩留まりの読み方
さて、このビジネス用語でもある歩留まりですが、聞いたことのない人は読みに関しても不安な部分が残ってしまいますよね?
どう読んだらよいのかわからないという言葉は実際に多く存在しますし、それはビジネス用語に限った話ではありません。
通常使うような漢字でも読み方に自信のないものは多く出てくると思いますが、ビジネス用語の場合は特に読みに関しても注意をしていくことが大切です。
実際にこういった言葉というものは相手との話の中で使われることが多く文章でのやり取りではあまり使用しません。
自分が読みに対して間違ったことを言えば言葉の意味は知っていたとしても恥ずかしいことにもなりますし、信用的な面でも失いかねませんのでしっかりと読みに対しても意識を高く持つようにして下さい。
この歩留まりに限らず読みがわからない漢字は多いですよね?
こういった事に対しても時間がある時などは積極的に調べてみることが大切になってきます。
社会人となれば人との会話で信用を得ることもしなければいけません。
その時に間違った読みばかりを覚えていては誰からも相手にはされなくなってしまいます。
意味を知っているから大丈夫・使い方はバッチリだから平気といった気持ちが読みに対する意識を低くしてしまうこともありますので、正しい読み方ということにも気をつけていくようにしましょう。
歩留まり=ぶどまり
それでは歩留まりについての読み方ですが「ぶどまり」となりますのでしっかりと覚えておくようにして下さい。
せっかく意味などを知っていたとしてもここで間違えてしまうと意味のない事にもなりかねませんので正しい読み方という事にも意識を傾けるようにしましょう。
次のお話しは肝心の意味についてですが、少しわかりずらい部分も出てきますので確認をしながら読み進めるようにして下さい。
歩留まりの意味
まず歩留まりについてですが、わかりやすいように例をだしながら説明していくことにします。
製造などの場合には必ず不良品というものが発生しますよね?
出来が悪いものであったり商品とはならないものです。
こうしたものは売ることが出来ない為に利益が発生しないということになります。
これを機械のネジで考えていきたいと思います。
まずはネジの材料となる鋼材などが100個ある状態です。
これがすべて商品となれば歩留まりは100%という事になると覚えておいて下さい。
ロスが全く出ないのですから歩留まりも100%となり理想の数字ですが現実にはこのような事はありません。
何かしらのロスというものは出てくるものです。
それでは次に100の材料から80個のネジが出来たとすると歩留まりはいくつになるでしょう?
先ほどの考え方からいけば80%となり20%が不良品となることがわかります。
ここまでからわかる事は材料に対して完成品がいくらの割合で出来るかという事が知ることが出来ますよね?
したがって歩留まりの意味は「使用原料に対する製品の出来高」ということになってきます。
歩留まりが悪い・歩留まりが良いといった話ではこういった内容の事を指していますので十分に理解をするようにして下さい。
材料や原料というものはその時の市場価格などによって色々な物が使われることとなり、その都度歩留まりを出して出来高を調べるという事が必要となってきます。
いくら原料となるものが安く手に入るからといって歩留まりが20%などになった場合は80%がロスとなってしまい効率が良いとは言えませんよね?
逆に原料が多少高くはなりますが歩留まりが85%だとしたらどうでしょう?
ロスとなる部分はわずかに15%に抑えられますので無駄となる部分が少なくなり製造における効率が上がっていくと言えます。
この事についてですが製造だけではなく、その商品を仕入れる業者にも影響が出てきますし販売する業者にも関係してきます。
当然その商品を購入する人にも関わってくる問題ですから自分が製造に関係していなくとも歩留まりについての理解は必要となりますし知っておくことが大切なのです。
このようなビジネス用語ですが、最初は少しわかりずらい点も出てきてしまい面倒に感じる方も多いと思います。