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「お先に失礼します」をビジネスで使う際の3個の注意点


社会人になって会社に勤める以上、学校のようなノリで接することが許されません。

特に言葉遣いなど初歩的なことは気をつけなければいけません。

例えば「お先に失礼します」という言葉を何気なく使っている人は多いのではないでしょうか?

実は、この言葉には注意点があるのです。

使い方次第で、好感を持たれることもあれば、「アイツはダメだ」と思われることもある…社会とはそんな世界です。

どうせなら好感を持たれていい社会人ライフを送りたいものですよね。

この記事では、「お先に失礼します」をビジネスで使う際の3個の注意点について解説していきます。

この先もずっと使う言葉なので、しっかり覚えておきましょう。

この記事の目次

「お先に失礼します」は正しい使い方?

退社するときは「お先に失礼します」と、まだ会社に残っている人たちに声をかけて帰りますよね。

そんな挨拶を受けた周りの人は「お疲れ様~」「また明日ね」と優しく見送ってくれることでしょう。

しかし、一部の人はちょっと曇った表情…。

実は「お先に失礼します」は、挨拶する相手や場合によっては適切ではないことがあります。

基本的には「お先に失礼します」で意味は伝わりますし、問題はないのです。

ですが、社会人としてはちゃんと本当の意味や正しい使い方などを理解しておきたいですよね。

「お先に失礼します」をビジネスで使う際の3個の注意点

「『お先に失礼します』の一体何がいけないんだ?」「だったら、ほかにどんな言葉をかけて退社したらいいんだ…」と思っている人も多いはず。

「お先に失礼します」という言葉は、全面的にNGというわけではなく、使いどころや相手に応じて注意する必要があります。

ここでは、「お先に失礼します」をビジネスで使う際の注意点をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.自分から退社する時には使わない

事情があって会社を早退するときなどは、単純に「お先に失礼します」だけでは丁寧な挨拶とは言えません。

もし、早退するために定時前に帰宅するときは、上司や先輩には「今日は体調が優れないため、お先に失礼させていただきます」「親戚に不幸があったため、今日はお先に失礼いたします。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません」など、理由を添えて退社する旨を伝えましょう。

「ご迷惑をおかけしますが…」などの相手への気遣いを感じさせる言葉も添えることができたら、よりGOODです!

結果的には「お先に失礼します」というニュアンスの言葉は使っているのですが、業務終了前に自分だけ退社するわけですから、より丁寧に退社する挨拶をするのがベターでしょう。

2.仕事をすべて終えた上で挨拶をする

「お先に失礼します」という言葉を使う大前提は、「今日の分の自分の仕事が全部終わっている」ということです。

突然「お先に失礼します!」というと、上司や先輩は「おいおい、ちゃんとやることやったのか?」「お先にとか、言っている場合?」と思われてしまうことがあります。

新入社員や若手社員の場合は「お先に失礼します」という前に、まず上司や先輩に「何かやることありますか?」「お手伝いすることはありませんか?」とたずねてみましょう。

その結果「今日はもういいよ」「大丈夫だよ、お疲れ様」と言われたら、そこで初めて「では、今日はお先に失礼します」と言うのがいいでしょう。

「もう就業時間終わっているのに、なんでそこから何かやる前提で声をかけないといけないのか…」「建前で聞くとしても、これでホントに仕事振られたら最悪」と思う人もいるでしょうが、これは社会人としてのマナーでもあります。

上司や先輩が何かやっていたら、学ばせてもらう気持ちや手伝う意思を見せることが大切ですよ。

3.大きな声で挨拶はしない

「お先に失礼します」という言葉を使って退社するということは、ほかの人はまだ会社に残って仕事をしている状態ですよね。

まだ頑張っている人がいる中で、大きな声で退社の挨拶をするというのはよくありません。

確かに挨拶はハッキリと大きな声でするのが好ましいのですが「お先に失礼します」は例外です。

他の人に配慮しつつも、ちょっと申し訳ない気持ちを見せて「お先に失礼します」というのが、好感度を高めてくれますよ。

「お先に失礼します」の他の言い換え


「お先に失礼します」だけでは人や場合によっては適切ではないことはあるのは、前の章でお分かりいただけたことかと思います。