ビジネスの場においては、いくら研究職のような一点集中型の仕事だとしても、組織の中で自分がどの位置にいるのか、社会の動向がどうなっているのかを知る必要があります。
ですから、視野が狭いばかりではいけません。
それをいかに改善しようとしているのかを追記する必要があるでしょう。
たとえば、「一度作業が終わったら、席から離れて全体を見回すようにしています」ですとか「周りの人に話を聞いて、今必要なものを洗い出そうとしています」といったようなことです。
前述しましたが、これは現在進行形で構いません。
社会の中で徐々に身につけて行けばいいものです。
性格というのは簡単には変わりませんから、それを変えようとするより、新しい視点で補おうとする方が生産的です。
あなたが自分の欠点に前向きに取り組んでいることを採用担当者が知ったら、その分析力とフォロー力を評価するでしょう。
それを考えても、必ず一言付け加えることが肝要です。
3.面接を想定して
書類選考に通れば、次は面接です。
そこで使われる資料は、履歴書であり、職務経歴書です。
そして直接面接官と相対する面接は、履歴書に書いた性格を見られる場でもあります。
ですから、本命の会社に履歴書を送る場合、面接を想定して作成するのは基本中の基本です。
もし履歴書に記載した性格が、実際のあなたの印象と違っていたら、面接官は戸惑ってしまうことでしょう。
まずは履歴書を送る前にコピーをして、面接に臨む際にはしっかり熟知しておきましょう。
緊張していても構いません。
多くの人が緊張しているものですから、それは面接官もわかっていること。
それでも自己PRがきちんとできる。
そちらの方がずっと重要なのです。
社会に出たら、緊張する場は数え切れないくらい待っています。
ですから、その最初となる面接で緊張していても、それは当然のことなのです。
声が震えていても、「緊張しています」と一言伝えて、履歴書通りに面接に臨みましょう。
採用する側も、自信満々で卒なくこなすタイプよりも、真摯に向かい合う方が高い評価をつけるものです。
性格を裏付けるエピソードを:具体例をいくつか準備
履歴書を書く際、長所にしろ短所にしろ、ただただ性格を書き連ねるのでは不合格です。
私は努力家です、といったからといって、具体的なエピソードがないと実感できませんから。
どのように努力して、どのような成果を得て、といった結論→具体例がひつようになってきます。
またその際、具体例はわかりやすく簡潔なものにするのがコツです。
そして、面接を考慮すると、履歴書に一つ「努力家」の項目を書いたとして、その他のエピソードも準備しておくと、あなたの努力家ぶりが伝わりやすいです。
履歴書の性格の欄に具体例をつけるのはもちろんですが、面接対策としていくつか具体例を準備しておくと、引き出しの多い人だと思われ、採用に近くなります。
面接の前にいくつか紙に書いてみて、当日焦らずに伝えられるように練習しておきましょう。
4.社会人として
社会人になってから履歴書を書くことも、転職が増えてきた最近では多くなりました。
多くの場合職務経歴書をみられることが多いかとも思いますが、そこは人事。
その上で、やはり一緒に働きたい、と思う人と選ぶものです。
それを判断するのが、履歴書であり、その性格欄です。
ですので、社会人として履歴書を書くときにも、性格欄は気が抜けません。
どのようにしたら、転職先にアピールする性格欄を書くことができるでしょうか。
仕事をする上で致命的にならない短所を
一度社会に出ている、ということは、ビジネス上の常識は理解していると考えられていると思って間違いありません。