わたしの知っているビジネスマンは、出張の時にはいつも絵ハガキを数枚持って行きます。
もちろん前もって切手も貼っておくのだそうです。
これをどうするのかということですが、仕事で訪問した後に、面談した相手の責任者に絵ハガキでお礼状を書いて送るのだそうです。
しかも、別れてからすぐにどこかで書いて投函するのだそうです。
つまり、新幹線や列車の待ち時間とか空港行きのリムジンバスを待つ間とか、どこかのカウンターや喫茶室でお茶を飲みながらにでも書き上げるようです。
例えば、東京から仙台に出張で出かけたとすると、東京に帰ってから絵ハガにお礼を書いて投函すると、3日後に先方に届きます。
しかし、仙台市内で午後にポストに入れると、早ければ翌日には届くのです。
お礼のハガキが届いた時には、「ああ、あの人からだ」と「早々にお礼が届くとは、なんと律儀な人なんだ」と感心するし仕事でも信頼されることになるのです。
季節の絵やスケッチが描かれた絵ハガキは、いただいた人の心を和ませます。
このように、すぐにお礼の手紙やハガキを出すことは、すぐに仕事の成果を期待するというよりは、今後とも親しくお付き合いしたいという意思表示にもなるのです。
そして、お礼の絵ハガキを出した人のことは印象が強く、一生忘れることがないと思います。
この事例は、自筆のペンですぐさまお礼を書く人のことですが、最近ではビジネスでもお礼メールを書く人も多いようです。
デキる人というのは、出張中もPCを離しません。
絶えずメールや情報を確認するために、手元に置いて閲覧しています。
だから、その気になれば絵ハガキよりも俊敏に送ることができるのです。
では、このようなお礼メールは必要なものでしょうか?
大事なことなのでしょうか?どのような効果が期待される野でしょうか?
今回は、面接のお礼メールについてまとめてみました。
面接のお礼メールは大事?
何かを依頼していてお世話になった時とか、自分のために尽力してくれた時には、言葉だけでなくハガキやメールで改めてお礼はしたいものです。
大事な会合に所用があって出席できない時に、会合の直後に参加したメンバーさんが、その時の議事の内容や雰囲気を報告に来てくれたりするととても嬉しいものです。
感謝してしまいます。
このような状況では、改めてお礼をしようと思いますが、就活の時の説明会や面接の後のお礼は、お礼メールでもよいのでしょうか?
また、お礼メールをしておくべきなのでしょうか?この点については、説明会や面接の後のお礼メールは、基本的に必要はありません。
しかし、応募した人の中にはキッチリとお礼メールを送る人もいるのは事実なのです。
お礼メールを送る人の気持ちとしては、採用担当者の印象に残るので、採用者を絞り込む時に何らかの配慮があるかも知れないという気持ちなのです。
もちろん、当の本人は面接時だけのことではなく、日常の礼儀としていつもお礼メールを送るという人もいるようです。
お礼メールは必須ではない
就活者の中では、面接後のお礼メールをするべきかどうかの議論があるようです。
この企業にぜひとも就職したいと願っている人にとっては、とても重要な議論なのです。
確かに、面接後にすぐさまお礼メールをしている人もいると先輩から聞くのです。
そうするとなんだか落ち着かなくて、面接が終わったら担当者の人にはやはりお礼メールをしようと決心するのです。
先輩の意見では、お礼メールを送ることによって少しでも担当者の印象を良くすることができることと、まじめな学生だと好感度も上がるはずだと言うのです。
そして、続けて言うにはメールを送るタイミングとメールの書き方に注意が必要だということです。
お礼メールはいらないという人ももちろんいます。
お礼メールとは、あくまでも面接をしていただいたという感謝の気持ちを伝えるだけのことで、お礼のメールの印象が良かったからと言って、このことで採用の可否が決まるものではないからです。
採用の判断は、その人の能力と熱意、そしてその人を採用することによって会社の発展に寄与してくれると期待される時なのです。
もちろん、面接室に入り面接が始まる時の挨拶の仕方や言葉遣い、マナーも当然参考にしますが、それよりもこの学生は採用するに足る人間かどうかを見極めるのです。
手間や時間を省きたいと思うことも
そうは言っても、ぜひ入社したいと強く願っている人にとっては、少しでも好感度をあげておきたいと思っているのです。