その状態を元恋人は申し訳ないと思うかもしれません。
けれども、結局はそんなあなたを捨てたまま、新しい恋人と幸せな日々をあなたに見せつけるのでしょう。
そしてまた、あなたの元親友は、あなたが不幸な顔をして傷つけば傷つくほど、「自分は幸せになれるのだ」という自尊心や優越感が強くなるでしょう。
つまり、あなたがいつまでも2人に対して根に持つほど、2人はそんなあなたの姿を酒の肴にしながら、幸せな気持ちに浸ることになるのです。
そんなのはどう考えても嫌でしょう。
ならばどうすれば良いのか、答えはとてもシンプルです。
あなたは1日でも早く2人のことなど忘れて、新しいパートナーを作り、その人と幸せな日々を送るのです。
もちろんそれは直ぐに出来ることではありません。
けれども、早く2人から離れて、新しい出会いに目を向ける努力をしていれば、きっといずれはこれまでの人生以上に幸せになれるチャンスを掴めることでしょう。
そうなれば、あなたを酷い目に遭わせた2人は、あなたが不幸な顔どころか幸せいっぱいな顔をしているのを見て、きっと「面白くない」と悔しがることでしょう。
その時点で、あなたの復讐はすでに完了しているのです。
だってあなたは2人のことなど忘れて、新しく自分の幸せを掴んでいるのですから。
小さなことでも幸せを感じられるようになろう
復讐心を少しでも早く失くすために、毎日ちょっとしたことでも自分が「幸せだ」と感じられるように意識しましょう。
例えば毎日を健康に過ごせていること、生活に不自由していないこと、好きな仕事が出来ていること、人間関係に恵まれていることなど、どんなことでも構いません。
自分が今、幸せなのだと日々感じられるように過ごしていれば、次第に自分の中の復讐心も薄れていくでしょう。
もし、いきなり幸せを実感するのが難しければ、最初の内は比較対象を作ると良いでしょう。
「ご飯をまともに食べられない国の人よりは幸せだ」「戦争をしている国よりも自分は幸せだ」などと、自分と比較するものを見つけて、その差で幸せを実感するようにします。
これはあまり褒められた方法ではないでしょう。
人によっては「そんなやり方は良くない」と思えるかもしれません。
しかし、現実に人は自分と他者とを比較することで、優越感や幸福感を感じられる生き物です。
最初はその人間特有の思考を利用して、幸せを実感していくという方法も試すことが出来るでしょう。
もちろん最終的には、わざわざ比較対象を作らなくても、自分が幸せを感じられるようになれれば理想的です。
2.復讐心を他に置き換える
復讐心に心を囚われている時には、その復讐心を他のものに置き換えることで、復讐したいという気持ちを抑えることが出来ます。
最も簡単なやり方としては、自分の好きなことと置き換えることです。
例えば「○○に復讐したい」という気持ちを、「(自分の好きなこと)をしたい」と考えるようにします。
そして復讐心が頭に浮かぶたびに、行動としては自分の好きなことをするようにします。
自分の好きなことであれば誰でも夢中になれますし、楽しい時間を過ごせますので、復讐心の代わりに好きなことを楽しめば、それが終わる頃には多少気持ちがスッキリとしているでしょう。
これを復讐心が薄れるまで、ひたすら繰り返すというやり方も1つの方法です。
趣味や好きなことがたくさんある人ほど、その分復讐心と置き換えることが出来ますので、「復讐心を抑えるため」という口実の元、思い切り自分の好きなことを楽しめるでしょう。
3.ゆっくりとリラックスする
喜怒哀楽の感情の内、哀楽の時には体に力が入ってしまいがちです。
憎しみの感情も同じように、体に余計な力が入り、頭の中の考えも「復讐したい」という言葉でいっぱいになってしまいやすいです。
そのため、復讐心が頭に浮かんだ時には、ゆっくりとリラックスする時間を作りましょう。
エステやマッサージを予約したり、銭湯に行ってお風呂や岩盤浴をしたりと、心身がリラックス出来るような状況に自分を持っていきます。
体がリラックスできると、気持ちも次第に緩んできます。
もしかしたら、ゆっくりとリラックスすることで、自然と涙があふれてくるかもしれません。
そんな時には、我慢せずに出したいだけ涙を出してしまいましょう。
気が済むまで涙を流せば、それだけで少しは気持ちがスッキリできます。