ですので、ある程度気を使いすぎず、思ったように言うことも考えていきましょう。
具体例を挙げると、仕事の量が多く忙しいにもかかわらず、部下に気を遣って彼らに「早く帰りなよ。」と言ったがばかりに、部下が早く帰っててしまう事に関する悩みはよくあります。
そんな時、部下に助けを求めるのは悪いと気を遣って自分ばかりが忙しくなりイライラしてしまうということがあります。
ですので、そんな時は素直に「仕事量が多いからあなたにも手伝って欲しい。」と思ったことをはっきりと言う方がいいのです。
原因の根本と向き合うのが怖い
思ったことをはっきりと言い合い、話し合いをする時、やはりそのような原因の根本と向き合う形になります。
ですが、やはりその原因の根本と向き合うというのは場合によっては困難なことです。
傷つくようなことも出てくるかもしれません。
そのようなことから、原因の根本と向き合うのを避けてしまうところがあるのです。
思っていることを言って傷ついたことがある
過去のトラウマでついついその出来事を遠ざけてしまうことがあります。
思っていることを言ったばかりに傷ついたことがあるのであれば、なかなか思っていることを言う勇気は無いかもしれません。
大人になってからもあるかもしれませんが、どちらかと言うと子供時代でそのような経験があった人も多いのではないでしょうか。
子供というとやはり未熟なところがありますので、思ったことを言ったばかりに、倍返しになって返ってくるようなこともあるようです。
言っちゃいけないことと言わないといけない境界線がわからない
思ったことをなかなか言えないのは大変ですが、何でもかんでも考えずに思ったことをポンポンと言ってしまうタイプも危険です。
例えば、「太っているね」ということを面と向かって言うのは良くないのがわからないとか、わかっていてもついつい口に出てしまう人だと、なかなか思ったことが言えなくなってしまうのも無理は無いかもしれません。
そのような人は「よく考えながら話すように。」とか、「ワンテンポ置いてから話すように。」と言われますが、だんだんとその会話のテンポについていけず結果的に何も言えなくなってしまったということも多々あるようです。
ですので、その境界線がわからないとなかなか思ったようなことが言えないのは納得がいきます。
思ったことが言えないと心身ともにヤバイ…
では思ったようなことが言えないとどのようなことが起こってくるのでしょうか?
もちろん精神的にストレスがかかるのは言うまでもありませんが、ゆくゆくは肉体的にもその影響が出てくる可能性があります。
どのような影響があるのか見ていきましょう。
ストレスが溜まる
やはり言うまでもなくストレスが溜まります。
こちらが一方的に我慢している状態ですので、その人が悪気なくやっているようなことだと理解していても、だんだんとその人自体が嫌になってきます。
思ったことを言えないので、そのようなストレスをかけてくる人が嫌いになってくるのです。
人間関係が悪化する
きちんと言葉で言えば解決するかもしれないことを、思ったことが言えず黙っていることでだんだんと人間関係が悪化してくるところがあります。
ある掲示板で、奥様からの投稿で少し早い熟年離婚危機の相談をしているものがありました。
思ったことを内に秘めるご主人だったようで、一見「なんでそんなことで怒るの?」と思うような奥さんの一言で、激高し離婚騒ぎになったと言うのです。
このご主人も初めから奥様から言われたことを軽く拒否をしたり、思ったことが言えれば、ここまでの騒動にならずに済んだでしょう。
後悔することがある
思ったことが言えないと時に後悔をすることがあります。
あの時こう言っておけばよかったなと思ってしまうのです。
やはり、やらない後悔よりやって後悔という言葉があるように、思ったことを伝えられた方が良いのは言うまでもありません。
他人に迷惑をかける
先程の人間関係が悪化するという項目でも離婚騒動になっているご夫婦について触れましたが、このようなことがあると他人に迷惑をかけるところがあります。
この離婚騒動の件については、奥さんもその当事者で大変ですが、子供たちも巻き込みます。
ですので、問題が小さいうちに解決した方が良いのです。