一方で、悪い反応を返すと、その後の「機会」が訪れる可能性は非常に低くなってしまうはずです。
3.主導権を握る
「機会があれば」と口にする人は、どちらかというと曖昧で気持ちが定まっていない状態にあるとも言えるでしょう。
あからさまな社交辞令だと分かるような態度でもなければ、「どちらでも良いけれど、すぐに誘いに乗るのはちょっとなぁ」程度の気持ちかもしれません。
そんなときには、主導権を握ってしまうのも良いのではないでしょうか。
もちろん、主導権を握ると言っても、相手にぐいぐいと迫っていくという意味ではありません。
ただ、関係性を進める主導権を握るというだけなのです。
こちらから連絡しますと伝える
「機会があれば」という気のなさそうな返事をされたときには、まずはそこから引き下がるということも大切です。
一度は引き下がって空気の読めるところを見せるのです。
ですが、そこで相手に全てを委ねてしまっては「機会」など絶対に来るはずがないでしょう。
機会を作るのは、気がある方からでなければいけません。
その場は明るく「分かりました」と言ってから、「それでは、機械がありましたらこちらから連絡いたしますね」と返せばよいのです。
これは社交辞令にも聞こえますし、何と言うことのない軽い言葉のやり取りにも聞こえますが、主導権を握るためにはとても大切な言葉だとも言えるでしょう。
相手に任せているとできるかもわからない機会を作るのは自分だということを、きちんと相手に表明しておかなければいけません。
こちらからパスができるようにしておく
「こちらから連絡します」という言葉は、相手からのパスを待っているだけではないということも表現できます。
自分からももう一度パスをすることができるという体制を作っておくのです。
「機会があれば」という言葉で逃げられると、相手からのパスを常に待ち続けている状態になります。
そして、そのパスは来ない可能性が高いのです。
だからこそ、パスは自分からも出せるという状態を作っておかなければいけません。
「機会があれば」というような曖昧な言葉で逃げられる程度の関係性で、好きな人が自分から連絡をしてくれる可能性は高くありません。
自分からアプローチをし続けなければいけないような状態の中では、出せるパスの種類を増やしておいた方が後々のためになるでしょう。
4.はっきり伝える
「機会があれば」という言葉を返されてしまったときには、はっきり相手に意思を伝えるというのも良いかもしれません。
適当にあしらおうと思っての言葉なら、真剣な誘いに対しては失礼と言えば失礼ですよね。
社交辞令は、社会の中で生きていく上では必要なものではありますが、きっぱりした返事が欲しい時には、社交辞令はもどかしい思いをするものでもあります。
受け取る方が正しく受け取ろうと努力をするのは大事なことではありますが、考えてみれば、どうしてそのような努力をしなければいけないのかとも思いますよね。
真剣な気持ちでした誘いを社交辞令で躱されてしまうくらいなら、相手にまっすぐぶつかってみるのも良いかもしれません。
社交辞令は嫌なので
「機会があれば」という言葉に対してはっきりと返すのなら、「社交辞令は嫌いなので」という言葉を返せば良いのではないでしょうか。
「機会があれば」という言葉で曖昧に逃げるのは許さないという意志を込めれば、相手も分かってくれるはずです。
そして、その上できちんと考えを話してくれるのではないでしょうか。
好きな人に厳しい態度で臨むのは嫌かもしれませんが、何度も躱されていたり、脈なしなら脈なしで諦めたいと思っているときには、こうした返しをしても問題ないでしょう。
むしろ、真剣に話しているところを躱す方が失礼なのですから、その旨をきちんと伝えるのです。
私に社交辞令は通用しません
もし冗談っぽく、「きちんと返事をしてほしい」ということを伝えるのであれば、「私に社交辞令は通用しません」と返しても良いでしょう。
この言葉は、伝える口調によって色々な意味を込めることができる言葉です。
笑いながら言えば、「社交辞令を言うなんてひどい人ですね」「本気にしますよ」という意味を伝えることができますし、真顔で言えば「真剣にお誘いしたのに社交辞令で返すのは失礼じゃないですか?」という詰問にもなります。
どちらにせよ、「機会があれば」という言葉が逃げだという自覚があるのだとすれば、相手もきちんとした言葉で返してくれるでしょう。