彼女は、自分に…いや世の中の女性はすべて、お付き合いしている男性に尽くすのは当たり前だと感じています。
それに自分より行き過ぎた行動をするのもよくないと感じているので、王様男子タイプの男性とお付き合いしている女性というのは、どうしても自分を抑え気味になってしまいます。
モーニングコールは当たり前、それに癒しをくれるのは当たり前、女性が王様男子タイプの男性のために建物のドアを開けるのも当たり前だと感じているんです。
つまり、王様男子タイプの男性というのは、世の中の女性から好まれている”紳士的なこと”ができないんですよね。
女性をエスコートすることができません。
しかし、そんなダメなところに惚れてしまう女性がいるので、自分は決して悪いことをしているとは考えていません。
ずっと好きでいてくれるのも当たり前
では、具体的に王様男子タイプの男性というのは、いったいどこに注目して尽くしてくれるのは当たり前だと感じているのでしょうか?
自分のご機嫌をとってくれる、自分の身の回りの世話をしてくれることはもちろんのこと、彼女に対しては”どんなことがあっても自分のことを好きでいてくれるのが当たり前”だと感じています。
彼女とは恋人関係というよりかは、どこか”主従関係”で結ばれている相手だととらえているのですね。
また、王様男子タイプの性格をしている男性は、DVやデートDVを行いやすい傾向もあるようです。
そのような暴力をたとえふるって泣かせたり、いやな気持ちにさせたとしても、相手はいつまでも自分のことを好きでいてくれるに違いないし、そうであるべきだし、そうじゃなかったら許さないと感じています。
そのような気持ちを彼女になった人は感じ取ってしまうために、さらなる暴力を振るわれないためにどうしてもずっと好きでいようと努力してしまい、次第に好きという気持ちではなく、それが義務になってしまいます。
11.彼女を人として見ていない
ひとつ前の項目でも触れましたが、王様男子タイプの男性というのはどうしても彼女のことを人として認識していません。
人と認識していないというのは、さきほどもお伝えしましたが、どこか”主従関係”で結ばれている人だと感じているんですね。
要するに飼っている犬などと同じような関係だと感じているんです。
自分がああしてほしいといえば、そうしてくれる。
その求めたことに応じてくれないのであれば、それはもう罰を与えてもいいとさえ感じています。
そうやって自分好みの女性の性格だったり、身なりに変身させていきます。
そのようなことをしているときには優越感に浸っているのですが、いざ我にかえると「どうしてこんな女性を好きになってしまったのだろう」と、お付き合い当初とは全く変わって輝きを失ってしまった彼女を見て思うのです。
しかし、そのようにさせたのはあなたの悪い心なのですよ、と伝えてもそんなのを認めることもできません。
ずばり、王様男子タイプの男性とお付き合いをすると自分を失いかねないということです。
12.束縛が激しい
王様というのは、いつでも自分に注目してもらいたいもの。
そのため、王様男子タイプの男性もその特徴を受け継ぎ、普通の束縛とは言えないくらいの激しい束縛をしてきます。
束縛というと、あなたはどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
王様男子タイプがする束縛というのは、「あの男と話しているのを見ててつらい!」とか「ほかの男性と連絡を取り合っているのってなんだか複雑だな・・」なんて気持ちをカミングアウトして聞くるようなたやすいレベルのものではありません。
「男と連絡を取るな」とか少しでも男性と連絡をとったものであれば、「浮気をしているんだろう?」「俺の悪口を言っているんだろう?」なんて、そんなこともないのにそのように決めつけてきます。
そして、嫌いになったようなふりを見せて、相手からの愛情を誘うようにしているんですね。
特に男性の多い職場に勤めているとどうしても仕事などの内容で連絡をとるものですが、そのような業務連絡でさえも「連絡するのはおかしい」と決めつけ、連絡してるのがあたかも悪いようにしてきます。
束縛することで愛情を確かめる
では、どうして王様男子タイプの男性は束縛をしてくるのでしょうか?
ずばり、束縛をすることによってその彼女からの愛情を確かめています。
そもそも本当に人のことを愛していれば、その人のことを第一に考え、そしてその人が言っていることを第一にとらえ(なんでも自分が一番になりたい性格がここで出ています)、王様男子タイプの男性が「連絡を取ってほしくない」といえば、本当にそれがどんなに重要な関係(仕事などの業務連絡をする関係)だったとしても、縁を切ってくれるものだと感じています。
そうすることによって、自分への愛情がどれくらいあるのかをこっそりはかっているんですよね。
このように束縛ばかりしてくるので、彼女になった人は自由に買い物に行くどころか、近所のコンビニまでも行くことができなくなってしまいます。
また、着るものまで指定してくることもあります。
自分に依存してくれているのだなとうれしく思う人であれば、長くやっていくことができますが、多くの人はそのような関係を続けるのは難しいといってもいいでしょう。