他にも「一見さんお断り」のお店にはいくつかの特徴が見られますので、それを以下にご紹介していきます。
もしもあなたの家の近くに特徴に当てはまるお店があれば、そのお店は「一見さんお断り」なのかもしれません。
1.HPがない
「一見さんお断り」のお店の多くは、HPがありません。
そのお店のファンの人が、個人的なレポートを書いたり、ブログなどで紹介をしたりすることはあっても、お店が公式でHPを出すことはあまりないでしょう。
「一見さんお断り」のお店は、いわば隠れ家のような場所です。
隠れ家は、一般に広く公開されていないからこそ、隠れ家なのです。
そんな特別な場所を、わざわざHPでお店が宣伝することはないでしょう。
「一見さんお断り」のお店が一般にも広く知られているのは、時々テレビや雑誌の取材に応じたり、ファンがネットに書き込みをしたりしているからでしょう。
お店としても、マスコミやファンが勝手に宣伝する分には構わないというスタイルのところが多いです。
例えそれでお店の存在が広く世に知られるようになったとしても、来店する客をお店が選ぶことには変わりありませんので、お店がどれだけ知られようが店内の様子は普段と変わらないでしょう。
常連客からしても、お店が有名になっても店内が変わらなければ、安心して通い続けることができるというものです。
情報発信をしていない
「一見さんお断り」のお店では、基本的に情報発信をしていません。
HPも出さず、口コミサイトなどにも情報を載せず、電話番号ですらも記載していないお店は少なくないでしょう。
お店によっては看板も出しておらず、お店に予約をする時には直接店長の携帯に連絡を取らなければならないこともあります。
もう少し開けたお店の場合でも、看板や電話には対応するものの、積極的にお店の情報を発信しているところは少ないでしょう。
飲食店が情報を発信する理由は、お客さんにお店に来て欲しいからです。
一般的なお店であれば、HPや口コミサイトなどでお店の情報を積極的に発信することで、たくさんの人にお店の存在を知ってもらおうとします。
そういったお店の場合には、来るもの拒まずというスタイルをとっていることが多いため、誰でも気軽にお店に通うことができるでしょう。
一方で情報を発信していないお店の場合には、「お店の存在を大衆に知ってもらわなくてもいい」「一部の常連客にだけ対応できればいい」という考え方をしていますので、自ら情報発信をすることはあまりないのです。
「一見さんお断り」のお店によっては、マスコミなどのメディアの取材を一切断るところも少なくはありません。
テレビや雑誌での紹介をよしとしているお店の場合には、もう少し客足を増やしてもいいと考えているか、または取材を頼んできたのがお店と親密な関わりのある人物かという場合が多いです。
2.露出がない
「一見さんお断り」のお店では、誰の紹介もなしに初めてお店に来た人の来店をお断りしています。
そのため大勢のお客さんにお店の存在を知られてしまうと、いちいち初来店の人を断って帰したり、電話対応に追われてしまったりして大変です。
とくに初めてのお客を断るというスタイルをとっているお店の場合には、お客の立場からすればとても珍しく、ぜひ自分も一度は行ってみたいと好奇心をそそられる人も多いです。
そして好奇心から「どうやったらお店に入れるのか」としつこく問い合わせをしてきたり、お店を出たお客を捕まえて、「自分も紹介しろ」と迫ったりする可能性もありますので、お店の常連客に迷惑をかけないためにも、メディアやネットへの露出を控えているお店は多いです。
そんな珍しいお店だからこそ、余計にお客の立場からすれば「行ってみたい」と思うことでしょう。
しかし、しつこく聞いて回ると、それがバレた時には例え紹介を受けてもお店に入店を断れられることもあるでしょう。
情報が少ない
露出が少ないお店は、テレビやネットにも情報を載せていないため、個人でお店について調べようと思ってもなかなか難しいでしょう。
「一見さんお断り」のお店の場合、入店する方法のほとんどは紹介制です。
あるお店では、系列店のお店の店長と親しくならなければ、隠れ家的なお店への入店を認めてもらえないこともあります。
またあるお店では、常連客からの紹介がなければ来店できないこともあります。
紹介する側も、自分が紹介した人がトラブルを起こせば自分も出禁になってしまうことがあるため、お店に連れて行く相手も自然と慎重に選ぶことになるでしょう。
そうなると、「自分も連れて行け!」とうるさい人はますます連れて行く気にはなりませんし、控えめで信頼できる人に対してだけ、自ら誘ってお店に連れて行くということが多いです。
どんなに「一見さんお断わり」のお店に入りたくても、実際にそのお店の馴染みの人が知り合いにいなければ、入店するのはなかなか大変でしょう。
3.メニュー表がない
「一見さんお断り」をしているお店では、こぢんまりとしたつくりのところが多いため、一度に対応する接客人数も限られていることが多いです。