「官僚」がどんな仕事なのか、あなたは詳しく知っていますか?
官僚の具体的な仕事内容を知っている人とそうでない人とでは、官僚に対するイメージが大きく変わってくるでしょう。
また、官僚みたいなタイプの人に対するイメージも、官僚についてどれだけ詳しいかで変わってきます。
あなたの周りにもし官僚みたいな人がいるとしたら、その人を「かっこいい」と憧れるか、それとも「偉そうだ」と嫌悪するかによって、あなた自身の官僚に対するイメージも分かるでしょう。
そんな官僚みたいな人のもつ特徴や、なぜ官僚にはそうしたイメージがあるのかについて詳しくご紹介します。
官僚とは?
あなたは官僚に対して、どんなイメージがありますか?
テレビで目にしている政治家と官僚とを一緒に考えている人は少なくありませんが、実際には官僚と政治家とは大きく違っています。
例えば官僚になりたいと思ったら、国家総合職試験に合格して、各省庁の面接で採用されなければなりません。
また、学歴や年齢制限もあり、普通官僚を目指す人は、1年~2年は勉強を重ねて試験に臨むことになります。
一方で政治家になるためには、特別に試験を受ける必要はありません。
サラリーマンから政治家へと転身する人もいますし、投票数さえ集まれば医者や大工、フリーターでも政治家になることは可能です。
国政選挙に当選した政治家はその後、国会議員として国会で働くことになります。
官僚の場合は国会で働くのではなく、国の中央省庁に勤めます。
そこで国の予算策定や、法案策定に直接携わる仕事を行います。
官僚はいわば、国を直接的に動かすとても重要な役割を背負っています。
そんな選ばれしエリートである官僚に対しては、さまざまなイメージを抱く人が多いです。
官僚の仕事を詳しく知っている人にとっては、官僚がどれだけ大変な仕事をしているのかが理解できますので、「国を動かすすごい人」や「国のために身を粉にして頑張っている人」という良いイメージを抱くことでしょう。
一方で、官僚の仕事をよく知らずに、テレビで不正や汚職のニュースばかりを見ている人にとっては、官僚のイメージは「とにかく偉そう」や「私腹を肥やしている」などと悪いイメージになる人が多いでしょう。
官僚みたいな人の9個の特徴
「官僚みたいな人」と聞くと、恐らく多くの人は「頭が良くてエリート」や「高収入を得ている」などのイメージを抱くでしょう。
それらをもう少し具体的に見ていくと、官僚みたいな人にはいくつかの特徴が見られます。
元々官僚に対して良いイメージを持っている人は、官僚みたいな人に対しても良い印象を持ちますが、元々官僚に対して悪いイメージがある人にとっては、「官僚みたいな人」というのは悪意や敵意のある表現になるでしょう。
それらの良いイメージや悪いイメージを含めて、官僚みたいな人の持つ特徴を以下に挙げていきます。
1.人に流されない
官僚とは、エリート中のエリートです。
他の人達とは違う考えや目標を持ち、人一倍努力をして国家試験に合格し、さらに面接でも採用されて官僚の地位に就いています。
そこに至るまでには大変な苦労や努力があるはずで、他の人と同じように生きていてはきっと官僚の立場にまでたどり着くことはできなかったでしょう。
多くの人はある程度のところで妥協点を見出して諦めたり、周りに流されてみんなと同じような行動を取ったりします。
しかし官僚みたいな人は、そうした他の人や周りの意見に流されることなく、明確に自分の意思によって行動を決定します。
例えばその場にいる全員が「左の道を進むべきだ」と言っても、自分が何かしらの根拠があって「右の道を進むべきだ」と思ったら、集団心理に負けることなく1人だけで右の道を進む意志の強さがあります。
そうした人に流されることなく自分を貫いている人は、見る人が見ればまるで官僚のように思えることでしょう。
2.嫌われるのが怖くない
官僚とは、時に孤独で嫌われる仕事でもあります。
官僚の仕事の大変さを理解してくれる人には温かく接してもらえます。
しかし、多くの悪い噂によって官僚や政治家に対して悪いイメージを持ってしまった人たちからは、「まともに国のために働かない」「給料泥棒」「国民の血税を無駄にしている」などと心無い言葉を投げかけられることがよくあります。
とくに自分の生活が満足でなかったり、国の政策に関して不満を抱えていたりする人たちからは、矢継ぎ早に非難の声が集まることもあるでしょう。
けれどもそうした偏見や悪意、敵意などの感情にも負けることなく、日々徹底して仕事を行っている姿からは、嫌われることを恐れないタフな精神を感じます。
同じように、どんなに部下から嫌われても自分の仕事のスタイルを貫く上司や、友達に嫌われるのを覚悟の上で友達の悪行を指摘したりする人の言動は、官僚のように思えることがあるでしょう。