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「価値観の違い」はあって当たり前!...(続き2)

けれども自分の心に余裕がない時には、そのことを忘れてしまい、思いやりのない言動や態度を取ってしまうことがあります。

例えば職場の人間関係で悩んでいる時に、恋人からちょっとしたおねだりをされたら、「自分が大変な時にわがままを言うなんて」という気持ちから恋人に対して冷たい態度を取ってしまう人もいます。

しかし相手にとっては、自分の恋人が悩んでいることなど知る由もないのですから、いきなり冷たくされて戸惑ってしまうでしょう。

心に余裕がない時には、自分が何も言わなくても相手に自分の気持ちを察して欲しいと思う人もいますが、それは自分の個人的な考えであって、相手もそれを理解しているわけではありません。

それなのに、「理解してくれないから」という理由で思いやることを止めてしまったら、余計に恋人との間に距離ができてしまうでしょう。

勢いで別れ話はしない

喧嘩の勢いで別れ話をするのは禁物です。

何故なら、勢いで別れたカップルの場合、大抵の人が後悔する羽目になるからです。

喧嘩をした時には、喧嘩の原因だけが頭の中を占めてしまい、他のことは一切考えられなくなってしまいます。

そして一時の激情だけで別れを選択しますが、時間が経って冷静になると、頭には喧嘩以外のたくさんのことが浮かんできます。

相手の嫌な部分を思い返して清々しようと思っても、一緒にいて楽しかった時間や、相手の良いところも時間が経つにつれてたくさん思い浮かんできます。

そしてすっかり喧嘩の熱が冷めた頃には、「何であんなふうに言ったのだろう・・」「ちゃんと話し合えば解決できたかもしれないのに」「勢いで別れるんじゃなかった」とたくさん後悔することでしょう。

カップルの片方が後悔しても、もう片方が清々した気持ちのままだった場合には、関係の修復は不可能です。

その先もずっと後悔し続けることになるでしょう。

頭に血が上りやすい人ほど、価値観の違いで喧嘩した時には、その勢いで別れ話をしないように気をつけましょう。

相手の意見を認める

価値観の違いが大きいほど、相手の考えを理解することは難しいです。

相手の主張や考えを、「そういう考えもある」と理解して、素直に自分の中に受け入れることができる人は、案外多くはないでしょう。

けれどもどこかでお互いに妥協点を見いだせなければ、価値観の違いで反発し合ったままになってしまいます。

相手には自分の価値観を理解して欲しいくせに、相手の価値観は理解したくないというのは無理な話です。

自分の価値観を恋人に理解して欲しいと思うなら、まずは相手の価値観を受け入れる努力をしましょう。

具体的には、相手の意見を認めることです。

もちろん中にはどうしても認めることのできない意見もあるでしょう。

その時には、なぜ自分が認められないかをきちんと恋人に説明しましょう。

その上で、認められるところは相手の意見を認めてあげるようにします。

そうすれば受け入れてもらった恋人も、同じように自分の意見を受け入れる姿勢になってくれることでしょう。

ルールを決める

価値観の違いはどうにもできないものです。

一方的にどちらかが相手の価値観を受け入れるのも不満が生まれますし、お互いの価値観で反発し合っていては喧嘩が絶えません。

相手の価値観は「そういうものだ」と受け入れた上で、どうしても理解できないことに関しては、お互いに触れないようにした方が余計な喧嘩にならずに済むでしょう。

例えば恋人のお金の使い方が理解できなければ、いっそ自分はそれに対して何も口を出さないようにします。

同棲しているカップルの場合には、家賃や光熱費などの支払いで必要な分だけはきちんと相手に支払ってもらい、それ以外のお金に関しては、相手の使い方に完全に任せます。

もし相手が無駄遣いをしてお金を貸してほしいと言ってきた時には、きっぱりとそれを断るようにして、お金の管理に関しては自分が関わらないようにしましょう。

そうすることで、多少見ていてストレスは溜まっても、それが原因で喧嘩が起こることはなくなります。

このように、お互いの間で予めルールを決めておくと、無駄な揉め事を避けることができるでしょう。

相手を変えようとしない

カップルでありがちなのが、自分の価値観が正しくて、相手の価値観が間違っていると思い込むために起こる喧嘩です。

自分の方が正しいと思ってしまうと、相手の価値観の理解できない部分を「間違っている、おかしい」と否定してしまいます。

すると相手は当然不快になり、そんなふうに否定するこちらの考えを「そっちの方がおかしい」と反論してくることでしょう。

自分が理解できないからといって、相手の価値観を否定したり、無理矢理に自分の価値観に合わせようとしたりすれば、当然大きな喧嘩になってしまいます。