自分がやられたら嫌なように、相手も無理に価値観を変えようとされれば嫌に感じることでしょう。
無理に相手を変えようとせず、そのままの価値観を受け入れるなり、相手の価値観には口を出さないルールを決めるなりして、喧嘩にならないように努めましょう。
共通点を大事にする
人は他人の良い部分よりも、悪い部分の方がつい目についてしまうものです。
価値観でも互いに違っているところは目に付きやすいため、それが原因で喧嘩やトラブルになることはよくあります。
しかし、お互いがお互いの気に入らない部分を責めてばかりでは、何の解決にもなりませんし、お互いに嫌な思いをするだけでしょう。
価値観の違いを問題点に挙げるよりも、お互いの共通点の方をもっと大事にしましょう。
趣味が合ったり、好きな物が一緒だったりと、カップルで一緒の部分をたくさん挙げていき、「こんなにも共通点があるんだね」と2人で共通点があることを喜びましょう。
その方が一緒にいて楽しいですし、お互いを思いやる気持ちも生まれやすくなります。
相手の考えに興味を持つ
最初から相手の価値観を否定してしまうと、相手の考えを理解しようと思えなかったり、相手の考えに興味が持てなくなってしまったりします。
するといつまで経っても相手のことを理解できないままですので、お互いに心の距離を感じて別れることになってしまうかもしれません。
しかし少しでも相手の考えに興味を持つようにすれば、相手の価値観を理解するのは難しくても、何とかして受け入れようとする気持ちが生まれます。
相手への思いやりの気持ちは相手にもきちんと伝わりますので、相手も「自分の考えを知ろうとしてくれている」と感じて、同じようにこちらの考えに理解を示そうとしてくれるでしょう。
過度に期待しない
「恋人ならば自分のことを何でも理解してくれるはず」という過度な期待を抱いていると、価値観の違いで喧嘩になった時に、「どうして理解してくれないのか」と相手に対して怒りの感情が込み上げてきてしまいます。
しかしその憤りは、一方的な自分の欲求でしかありません。
もしも相手が「理解している」と言った上で喧嘩になったのなら、自分のことを理解してくれているのではなかったのかという思いから、怒れてしまうのも仕方がないでしょう。
けれどもそうでない限り、恋人同士であってもお互いのことを完璧に理解し合うのは不可能に近いです。
また、自分が相手の価値観を理解しようとしないのに、自分の価値観だけは理解して欲しいと過度な期待をすれば、それも大きな喧嘩の原因となってしまうでしょう。
「恋人ならきっと分かってくれるはず」や「自分の価値観に理解を示してくれるはず」という一方的で過度な期待はしないことが大切です。
相手が「できる」と言ったことには期待してもいいですが、そうでないことには勝手に期待を抱かないようにしましょう。
勝手に期待され、そして勝手に幻滅されることほど、相手にとっては理不尽に怒れることはありません。
話し合う
価値観の違いを感じた時には、お互いに納得がいくまで話し合うことが大切です。
相手に不満を覚えても何も言えないままだったり、話し合いが中途半端に終わってしまったりすると、お互いにどんどん不満やストレスが溜まっていってしまいます。
それが爆発した時には大喧嘩になり、その勢いで別れてしまうことになりかねません。
そうなるくらいなら、日頃から時間をかけてでも、お互いの価値観の違いについて話し合うことが大切です。
それができるカップルは関係が長続きし、その内結婚するかもしれません。
一方で、話し合いをまったくしないカップルの場合は、どこかで大きな喧嘩になって取り返しがつかないことになってしまうでしょう。
不満は溜めない
不満は溜め込むと爆発してしまいます。
例えばカップルの片方が日頃からずっと不満を溜め込んでいたとします。
それが何かの拍子で爆発した時には、相手に対して過去に感じた不満から現在の不満まで、その全てをまくし立てることでしょう。
しかしまくし立てられた側は、何の話か分からずに困惑してしまいます。
そして過去の不満を告げられると、「今になってそんなことを言われても困る」と相手は理不尽に感じることでしょう。
カップルの不満は、不満に感じさせる方にも問題がありますが、その不満を口にせずに溜め込む方にも問題があります。
溜め込んで爆発してしまうくらいなら、普段から不満を溜めないようにその場で恋人にきちんと話すべきです。
そうせずにある時感情が爆発すると、相手もその不満を理解することができずに、お互いに喧嘩になってしまうでしょう。
少し距離を置いてみる
いつも一緒にいるカップルは、その分お互いの価値観の違いを感じやすい傾向があります。