そうする事によって、うかつに目立つ事を避け周りとの調和を測ってきたのです。
ですが、時代が変われば求められる人材も変わってきます。
昔は個性を出さず周りに合わせる事が需要だと思われていたのにも関わらず、今は自分の意見を出す事の方が重要だと思われているのです。
学校での教育も変化していき、昔に比べ一つの答えを導き出すのではなく自分自身の考えを大切にする事が需要だと考えられるようになってきました。
そうする事によってそれぞれの個性を出すきっかけを与えるように練習の機会を与えているのでしょう。
ですが、その方法によって効果を出す事が出来る人も居ればそうではない人も居ます。
どうしても自分の意見を出す事が出来ず他人と同じような行動をとってしまうのです。
他人に合わせた行動をする事によって、協調性のある人になる事が出来るようになります。
それは、社会で生きていく為にはなくてはならないポイントでもあります。
けれど、一方で個性があるかどうかを考える際には、その協調性のある行動がネックになってしまう場合があります。
一方では素晴らしい個性も味方によっては、マイナスなものになってしまうというデメリットを忘れてはいけないのです。
自分自身では物事を決めれない
人に合わせた行動を取る事が癖になってしまっている人の場合、段々と自分で考える事が出来なくなっていきます。
自分で考えるよりも他人に合わせた行動を取る事の方が簡単です。
責任も持つ必要もなく、流れに身を任せていればいいのですから。
そうする事によって失敗とは無縁な生活を送る事が出来ます。
例え失敗したとしても自分のせいではないのですから傷つく事も失敗する事も無いはずです。
けれど、そんな日々を過ごしていれば自分の考え方を持つ事が出来るようになる事はないでしょう。
人間としての成長をする事だって無いはずです。
人が成長していくには、多くの経験をする事が必要です。
その経験をする為には、自分で行動し、考える事が重要なのです。
それをする事を放棄している時点で『個性』を持つ事など到底出来るものではありません。
大人になれば勝手に自分で考え行動する事が出来るようになると思っている人も居ます。
ですが、それは大きな間違いです。
例え年齢が上がったとしても自分自身で考え行動する事が無ければ例え幾つになったとしても自分で考え行動する事など出来るようになりません。
2.他人任せ
他人に任せて行動する事は、楽な部分も沢山あります。
大変な事から逃げる事が出来るだけでなく、自分自身で考える事すら辞める事だって出来るのですから。
だからこそ、苦労無く日々を過ごす事ができるようになる事でしょう。
けれど、一方で楽な事をし続ければし続けるだけ自分自身の経験をするタイミングを棒に振っているという事になる事を忘れてはいけません。
例え大変な事だとしても自分で行動する事によって、そこから経験値を得る事が出来ます。
結果的に失敗してしまった場合でもその経験は必ず次につながるものになってくれるはずです。
けれど、自分で考えていない人の場合にはその経験を自分のものにする事が出来ないのです。
それは人としていつまで経っても成長する事が出来ないという事なのです。
人と比べて個性がないと感じる人の中には、そもそも自分で考えて行動するという事をしていないのかもしれません。
考えていないからこそ、個性がでないのです。
それではいくら個性を出したいと思ったとしても出す事ができないのも当然なのではないでしょうか。
他人任せに行動する事が当たり前になってしまっていると、いつの間にかそれが癖になってしまいます。
それが習慣となってしまうと、他人任せにしている事にさえ気が付く事が出来なくなってしまうかもしれないのです。
自分に個性が無いと感じているのであれば今一度自分の行動を見直してみてください。