人生を送っていると、さまざまな場面で選択肢を選ぶ時があります。

仕事をする上で、楽だけど給料の安い仕事を選ぶのか、それとも辛いけれど給料の高い仕事を選ぶのかなど、楽な道と辛い道のどちらを選ぶのかは人によってさまざまです。

どちらにもそれぞれメリットとデメリットがありますので、よく考えた上で選択肢を決定することが求められるでしょう。

そんな人生の選択肢における楽な道と辛い道のメリット・デメリットをご紹介します!

「こんな苦労する意味あるのかなあ~?」

人生を送っていると、時々「こんな苦労する意味あるのかなぁ~?」と思ってしまう瞬間がありますよね。

例えば仕事で理不尽な目に遭わされながらも上司にぺこぺこと頭を下げている時に、自分が出世できる可能性がほとんどなければ頭を下げている自分に対して、「こんなこと、する意味もないのに・・」とうんざりしてしまうことがあるでしょう。

また、どんなに残業をしたところで一向に残業代が上がらないのなら、たくさんの仕事を抱えて毎回残業するのが馬鹿馬鹿しく思えてしまうこともあるでしょう。

どんなにやったところで何の成果も得られないような無駄な時間を過ごしている時には、「こんなに苦労する意味なんてないのになぁ~」と自分の行動に疑問を覚えてしまいます。

けれども人生には、そうした無駄な苦労をしてしまう瞬間が少なからずあることでしょう。

悪魔と天使がささやき合う人にメリット・デメリットを伝授

よく何事かの選択肢を前にした時に、その選択肢に対して自分の中の天使と悪魔が囁き合うことがありますよね。

天使は自分にとって正しいけれども辛い道を囁き、また悪魔は自分のためにはならないけれども楽な道を囁きます。

そのどちらに従うのかは、時と場合、そして気分によって大きく変わってくることでしょう。

誰だって辛い道よりは楽な道を選びたいと思うものですが、楽な道で自分が損をしてしまったら、その道を選んだことに後悔してしまうでしょう。

天使と悪魔が囁き合い、悩んでしまうことが多い人は、どちらかの道を選んだ場合のメリット・デメリットについてよく考えましょう。

今回の記事では、楽な道と辛い道それぞれのメリット・デメリットについてアドバイスしていきます

楽な道を選んだ場合の7個のメリット

楽な道を選んだ場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?人は誰しも自分から辛い道へと進もうとは思わないため、できるだけ楽な道を選びたいと思うことでしょう。

それ自体は堕落でも怠慢でも何でもなく、誰もが「できれば楽な道がいいな」という甘い考えは持っているものです。

楽な道を選んで、それで損な結果になれば後悔することはありますが、楽な道を選んで良い結果になるのなら、誰だって楽な道を選ぶことでしょう。

そんな誰もが最初に思い浮かべる選択肢でもある楽な道には、どのようなメリットがあるのかでしょうか。

楽な道で得られるメリットを詳しくご紹介していきます。

1.本当に辛い時は逃げたっていい!逃げることでストレスフリー


大変な時や辛い出来事があった時には、それから逃げたいと思ってしまいますよね。

けれど、「逃げるのは甘えだ」と自分を戒めてしまうと、辛い状況に自分の身をさらし続けることになってしまいます。

辛い時に逃げようとする人に対して、逃げることへの甘えを叱責する意見はたくさんあります。

しかし、逃げられない状況になって、もしその人が辛さで精神的な病気になってしまったり、生活ができなくなってしまったりしたら、周りの人たちは助けてくれるのでしょうか?恐らく助けてはくれないでしょう。

「逃げるのは甘えだ」「辛いことから逃げるな」と口を出して責め立てることは簡単ですが、逃げなかった先でその人がダメになってしまったとしても、誰もその人の面倒をみようとはしないでしょう。

どうせ誰も助けてくれないのであれば、自分のことは自分で守らなければなりません。

自分でいざとなったら逃げ道を確保しておくことで、辛い時にも「本当に辛ければ逃げてしまえばいい!」という考えから気持ちが楽になれます。

逃げることでストレスフリーになれることもたくさんありますので、逃げる選択肢を残しておくことは大切です。

2.やるべきことをやらないことで人間関係を大切にできる場合もある

やるべきことや、やらなければならないことがある時に、そればかりを優先して自分のプライベートや人間関係を疎かにしてしまうと、やるべきことが終わった後で振り返った時に、自分の人間関係がボロボロに壊れてしまっていることもあります。

例えば仕事ばかりを優先して一切家庭を顧みなければ、ある日帰宅すると家には家族が誰もいなくなっていた、なんてことになりかねません。

また、忙しくて友達からの誘いを断り続けていたら、大事なイベントにも呼ばれなくなってしまった、ということもあるかもしれません。

やるべきことをきっちりやるのは偉いですが、時には力を抜くことで自身の人間関係を大切にできますし、また周りの人たちとの絆も深められるでしょう。

3.好きなことを仕事にすれば楽な道に感じる

仕事は大変ですし、辛いこともたくさんあります。

けれども仕事自体が自分の好きなことであれば、辛くても充実感を味わうことができますし、仕事でうまくいけば楽しいと感じられるでしょう。

人と関わることが好きな人は、接客業のようにたくさんのお客と関わる仕事に就けば、忙しくても充実した日々を送ることができます。

また、コンピュータを弄ることが好きな人は、IT関係の仕事に就くことで例え残業が多くても、それなりにやりがいのある日々を送れることでしょう。

仕事をすることは決して楽なことではありませんが、好きなことを仕事にしている人は、辛い中でもそれなりに楽しいと思えますし、気持ちに余裕が生まれれば自分の選んだ仕事を楽な道に感じられることもあるでしょう。

4.運がよければ一生楽に暮らせる

辛い道をあえて選んで生きている人は、楽な道を選んでいる人に対して厳しい意見を持っていることが多いです。

「楽ばかりしているとその内に痛い目に遭うぞ」と脅したり、「楽な道では自分のためにならない」とお説教じみた文句を言ってきたりすることもあるでしょう。

しかし、それはあくまでもその人の個人的な考えですので、真に受けて自分までわざわざ辛い道を選ぶ必要はありません。

楽な道を選んで、それが良い結果に繋がるのならわざわざ辛い道を選ぶ必要なんてありませんし、自分が後悔さえしなければ毎回楽な道を選んだってかまわないのです。

人によって、運が良ければ楽な道を選び続けた結果、そのまま一生を楽に暮らせてしまうという人もいるでしょう。

辛い道を選べと声高にお説教をしてくる人は、自分が楽な道を選んで痛い目を見た人か、楽な道を選んでそのまま良い人生を歩んでいる人に対する妬みの感情が少なくはないのでしょう。

そうでなければ、他人の生き方にいちいち口出しなどしないはずです。

自分さえ順調に人生を送れていれば、他人の意見など聞く必要はないのです。

5.新しいことに挑戦しなければ失敗もない

新しいことに挑戦すれば、当然失敗もありますし、たくさんの苦労もするでしょう。

どういうわけか世の中は、辛くても新しいことに挑戦する人を素晴らしいと褒めたたえ、同じ場所から動こうとしない人を怠慢だと責め立てる傾向があります。

そのためこれまでと同じ道しか進んでこない人は何かと批判されてしまいがちですが、何も無理をしてまで新しいことに挑戦する必要はないでしょう。

自分がその気になればもちろん挑戦しても良いですが、その気がないのであればこれまで通りの確実な道を選んで、失敗もなく安心して進んでいった方が確実でしょう。

周りの意見に流されて新しいことに挑戦し、わざわざ自分から苦労をする羽目にならないように自分の意志を強く持つことも大切です。

6.ストレスが少ないからアイディアが生まれやすくなる


ストレスが多いと、精神的な余裕がなくなってしまい、狭い視野でしか物事を考えられなくなってしまいます。

また、そんな状況下ではまったく新しいアイディアなど思いつくことはできないでしょう。

人生で辛い選択肢ばかり選んでいる人は、その先で得られるものが大きいとしても、やはり何かと苦労が絶えません。

仕事で新しくアイディアが必要な時にも、日頃の辛い生活のストレスで新鮮なアイディアなど浮かんでこないことも多いでしょう。

一方で、楽な道ばかりを選んで生きている人は、それだけ苦労を避けて生活していますので、辛い道を選んでいる人よりもいくらかストレスが少ないです。

ストレスが少なければ心に余裕も生まれますので、その分考えにも柔軟性があって、真新しいアイディアも生まれやすくなるでしょう。

7.他人頼りで出世する!?

常に楽な道を選択している人は、例えば仕事でも同じように自分ができるだけ楽をしようとします。

チームでプロジェクトに取り組む時には、リーダーになるのは避けて地味であまり辛くない仕事を選ぼうとしますし、自分の仕事が大変だと感じたら、同僚や部下に仕事を手伝ってもらって自分は定時で上がれるようにするでしょう。

また、黙々と仕事に取り組んで結果を出すことに力を入れるよりも、上司にお世辞を言って上手く取り入ることに労力を注ぎ、自分への評価を上げてもらい早めに出世コースに乗ろうとするでしょう。

楽な道を選んで仕事をしている人は、必死に努力して働いている人から見れば何ともずる賢く思えることでしょう。

しかし、実際にそうした楽な方法で出世できてしまう人も中にはいます。

それが叶うのなら、誰でも「楽をして出世できるなら最初からあくせく働く必要なんてない」と思うことでしょう。

世の中には上手く周りや他人頼りな生き方をすることで出世する人もいますので、それが性に合っている人はその道を選んだ方が得でしょう。

楽な道を選んだ場合の5個のデメリット

「楽あれば苦あり」ということわざがあるように、どんなに楽な人生を送ろうとしても、どこかで苦労しなければならないこともあります。

楽な道を歩むための苦労であれば辛くないと考える人もいますが、楽な道を選んだのであれば、その後にはそれ相応の苦労もついてくることでしょう。

楽な道を選んで、楽な人生を送り続けられる幸運な人など、実際のところは少数でしょう。

大抵の人は楽な道を選んだ後で、それなりの苦労もしています。

では、楽な道を選ぶことによってどのようなデメリットがあるのでしょうか?楽な道を選んだ場合のデメリットを挙げていきます。

1.逃げてばかりだと経験が少なくて苦労することも

辛いことや大変なことから逃げてばかりの人生を送っていると、さまざまなことに対する経験が少なくなります。

すると経験が少なくなった分、あらゆる場面で「初めて」のことが増えて、その都度苦労することになるでしょう。

例えば辛くても英語の勉強を一生懸命にしてきた人は、いざ海外に出かけた時には現地でも言葉のコミュニケーションが楽にとれて、楽しい海外生活を満喫できるでしょう。

一方で、「辛いから」と早々に英語の勉強を投げ出してしまった人は、念願の海外旅行に出かけられたとしても、現地の言葉がまったく理解出来ずにぼったくりにあったり、何かと困ったりすることになるでしょう。

先に苦労しておけば後で楽なことは多いですが、先に楽をしておくと後で苦労することが多いです。

嫌なことから逃げてばかりの人生だと、結果的に後になってから自分が苦労することが増えてしまうことは仕方がないでしょう。

2.やるべきことをやらなかったら周りの人も離れていく場合も

「辛いのは嫌だから」とやるべきことから逃げ回ってばかりいると、それを見た周りの人たちからの信頼はどんどんなくなってしまいます。

そして、「あいつは嫌なことから逃げてばかりだ」や「やらなきゃならないことも何かと理由をつけてサボろうとする」と悪評が立ってしまい、周りの人たちがどんどん離れていってしまうでしょう。

仲良くしてくれていた友人や、自分のことを評価してくれていた人も嫌なことから逃げ回ってばかりの様子に幻滅して離れてしまったら、周りには頼れる人も信頼できる人も、心の内を打ち明けられる人も誰もいなくなってしまうでしょう。

3.好きなことばかりやっていると好きなことでつまずいた時にどうしていいかわからない

嫌なことから逃げて、自分の好きなことばかりやっている人は、もし好きなことに対しても飽きを感じたり、嫌になったりしてしまった時には、他に何をすればいいのか分からなくなってしまうでしょう。

また、好きなことでつまずいたり、失敗したりすれば、余計にどうしていいのか分からずに、一人で困惑してしまうことになります。

自分の好きなことばかりやっている内に周りの人たちは離れてしまっているため、いざ困った時には誰も頼れる人がおらず、一人で立ち往生してしまうことになります。

4.運が悪ければ楽な生活はすぐに終わる

運が良ければ一生楽な道を進んだままで生きていけますが、運が悪ければ楽な生活はすぐに終わってしまうでしょう。

得意の口先とおべっかだけで出世できたとしても、実力主義の会社であれば直ぐにその能力の無さは露見してしまうでしょう。

そうなればまたあっという間に降格処分にされてしまい、周囲からも「そらみたことか」と嘲笑されてしまうでしょう。

楽な道を選ぼうとすれば、それなりにリスクを負う覚悟が必要です。

例えその覚悟をしたとしても、いざリスクが降りかかればそれなりに大変な目に遭うことはありますので、楽な道を選んだ結果その楽な生活が直ぐに終わってしまったとしても、仕方がないと諦めるしかないでしょう。

5.辛い道を耐えた人たちから馬鹿にされることも

楽な道ばかりを選んで生きていると、辛い道を耐えてきた人たちからは少なからず馬鹿にされることがあるでしょう。

自分が「大変だなぁ」と感じている時にも、「その程度大変でも何でもないよ」と上から目線で小馬鹿にされることもありますし、楽な道を選んできた人のことを「苦労知らずの甘ちゃん」だと非難されることもあるでしょう。

どんな生き方をしようがその人の自由ですので、辛い生き方をした人からであっても馬鹿にされる道理はありません。

しかしどうしても、あらゆる場面でもっと辛い思いをしてきた人たちからは下に見られてしまうことがあるでしょう。

辛い道を選んだ場合の5個のメリット

最初から辛い道だと分かっていたら、わざわざその道を選ぼうとする人はあまりいないでしょう。

もしも辛い道だと分かっているのに、あえてその道を選ぼうとする人がいるとすれば、それは辛い道の先で大きな成果やご褒美があることが分かっているからでしょう。

そうでなければ、わざわざ修行のように自ら苦難に向かっていくことは誰でもできることではありません。

辛い道の先ではそれなりに得られるものも大きいですが、辛い道を進んでいること自体で実は既に自分自身のためになっていることもあります。

辛い道を選んだ場合にはどのようなメリットがあるのでしょうか?詳しくご紹介していきます。

1.辛い道を歩けば歩くほど強くなれる

雑草は、踏まれても踏まれても、たくましく立ち上がります。

何度も踏みつけられる度に、弱まるどころかむしろ強くなって、より頑丈に立ち上がることもあるでしょう。

そうした「雑草魂」のように、私たち人間もまた、辛い思いをすればするほどに、辛いことに対して心身が強くなっていきます。

辛い道を歩むことで経験するさまざまな苦しみや痛みは、受けている時には「もうやめて!」と悲鳴を上げそうになりますが、一度でもそれを経験することで次からはある程度の精神的な余裕を持って受けることができます。

「一度経験した」というのは自分にとってはかなりの強みになりますので、嫌々でも辛い道を選んでおくと、この先の人生で辛いことがあったとしても、過去の辛い思い出をバネに頑張ることができるでしょう。

2.辛い道を乗り越えると自信に繋がる

辛い道を乗り越えると、人は精神的に強くなりますが、それだけなく自信も手に入れることができます。

「あんなに辛い道でも耐えてこられた」や「もうどんな辛い目に遭っても大丈夫!」などの自信を持つことができれば、ちょっとやそっとの困難が目の前に立ち塞がったとしても、堂々とそれに立ち向かっていくことができます。

皆が嫌がることでも先陣を切っていくその堂々とした姿に、周りの人たちが好感や尊敬の念を抱くことも多いでしょう。

3.辛い道を耐え抜くとしっかりとした経験になる

楽な道は「楽な道を選ぶとこうなる」という経験を得られますが、辛い道ではそれが楽な道の何倍もの経験になることが多いです。

辛い時に自分がどうするべきか、また周りの人たちに助けを求めたらどうなるかなど、辛い現実に対してあらがおうと実にさまざまな考えや行動をとります。

それら1つひとつがすべて自分の経験になっていきますので、辛い道を乗り越えた先では、どんなことがあっても過去の経験を活かしてやっていけるような自信を身に付けることもできるでしょう。

4.挑戦が辛い道なら辛い道を選択すれば後悔が少ないかも

楽な道へはわざわざ気合いを入れて挑戦する必要はありませんし、誰でも気軽に進むことができます。

しかし気合いを入れて挑戦しようとする先が辛い道であれば、その道を進むにはそれなりの覚悟が要るでしょう。

また、実際に辛い道を選択したことで、仕事やプライベートでさまざまな苦労を背負ってしまうこともあるかもしれません。

けれど辛い道を選択し、耐えた後で大きな成果を手に入れられるのだとすれば、それを手に入れずに挑戦することもなく、最初から楽な道を選んだ人は時間が経ってから後悔する羽目になるかもしれません。

常に楽な道を選んで進んでいけば、どこかで辛い目に遭った時に「こんなことならもっと早く苦労しておけばよかった」と後悔することもあるでしょう。

しかし、その時にはすでに遅く、後悔してもし切れません。

それならば、最初から辛くとも後悔の少ない道へ挑戦した方が、後になってから悔いが残ることはないでしょう。

5.辛い道を選んだ経験から、人に優しく教えられる

自分自身が辛い経験をしてきた人は、誰かが同じように辛い目に遭っている時には、自然とその相手には優しくなれるものです。

学校のような狭い場所での上下関係の場合には、「自分が先輩にイジメられたから、今度は自分も後輩をイジメる!」というやや特殊な考えを持ってしまう人もいますが、そうした環境下でもない限り、大抵の人は自分が辛い目に遭えば同じ人を見かけた時には同情的になって優しく接することができるでしょう。

普段飲食店で働いている人が、外食に行った際に店員が大変そうにしていたら、その気持ちに共感して多少待たされても大らかに接することができるように、「自分と同じように大変なんだな」という気持ちになれれば同じ立場の人に優しく教えることができるでしょう。

辛い道を選んだ場合の5個のデメリット

辛い道を自ら選ぼうとする人は、「辛い道ほど進んだ先で大きなものを得られる」ということを信じていることが多いでしょう。

そうでなければわざわざ自分から辛い道を選ぼうとはしないものです。

また、仮に得られるものがほとんどなかったとしても、何かしら「こんないい経験になった」と自己満足が出来なければ、とてもその辛さには耐えられないでしょう。

どんなに辛い道を選んだ先で得られるものが大きかったとしても、やはり辛いことには変わりありません。

辛い道を選んだ上にデメリットがあるなんて、まるで泣きっ面に鉢のような状況ですが、一体どんなデメリットがあるのでしょうか?具体的に挙げていきます。

1.楽な道を歩んだ人からの反感を買いやすくなる

普通の考えであれば、自ら辛い道を選ぼうとする人はいません。

しかし、「辛くとも頑張って耐えていれば、きっと人一倍大きな成果を得られる」と強く信じている人は、その希望を糧に自分から辛い選択をすることもあるでしょう。

その選択は素晴らしいものですが、誰にでも容易にできる選択ではないからこそ、辛い道を選んだ人は楽な道を歩んだ人からの反感を買いやすくなります。

常に楽な道を選ぶ人は、自分が辛い思いをしたくないからこそ逃げていることに対して、心のどこかでは罪悪感を覚えていたり、ばつの悪さを感じていたりします。

辛い道を選ぶ人の存在は、自らの劣等感や罪悪感を刺激することになるため、結果的に辛い道を歩む人は、楽な道を歩む人から反感を受けやすくなってしまうでしょう。

要するに、「あいつ一人だけかっこつけて辛いのに頑張っているのが目障りだ」と思われてしまうのです。

2.楽な道を選んだ人と会話が合わなくなる

辛い道を選んだ人は、当然のように辛い思いや苦労をすることがたくさんあります。

すると楽な道を選んだ人とはまったく異なる生き方をすることになりますので、必然的に楽な道を選んだ人とは会話が合わなくなることでしょう。

楽な道を選ぶ人は、「仕事がきつければ適当にやればいい」と考えていますが、辛い道を選んだ人は、「どんなに仕事がきつくてもきちんと責任を持って最後までやり遂げるべきだ」と考えています。

そのため、同じ出来事や対象に対しても、根本的な考え方や価値観が違ってきますので、お互いどうしても意見が合わなくなり、自然と会話を交わす機会も減っていくことでしょう。

赤の他人であればまだしも、それが元々親しかった友人同士の場合には、進む道の選択肢の違いによっては友人関係が壊れてしまうこともあるでしょう。

3.辛い道に耐えすぎるとストレスと病気になりやすくなる

例え自ら辛い道を選んだとしても、想像以上に辛い思いをすることになったら、その精神的ストレスに耐え兼ねて病気になってしまうことがあります。

中間管理職を望んだ結果、上司と部下との板挟みに耐え切れなくなって胃潰瘍になってしまったり、過酷な環境に耐え切れなくなって精神病を患ってしまったりすることもあります。

そこまでいってしまうと、「こんなことなら楽な道を選んでおけばよかった」と後悔する羽目になってしまいます。

しかし、辛い道は実際に歩んでみなければ、それがどの程度の辛さなのかは実感できないものです。

辛さの予想がつかないからこそ、勇気を出して辛い道を選んだ結果、それに自分が耐え切れずにダメになってしまい、病気になってしまうこともあるでしょう。

ストレスで病気になったこと自体は確かに得難い貴重な経験ではありますが、そこから自分が立ち直れずにダメになってしまうようでは、その経験もあまり意味がなくなってしまうでしょう。

4.もっと遊んでおけばよかったと思うかも

辛い道を選べば、これまで通りの遊ぶ時間や自由な時間はなくなってしまいます。

自分の成長のためにと辛い道を選んだのはいいものの、想像以上にきつくてまったく好きな時間も確保できずに、まともにストレス発散もできなくなってしまうことがあるでしょう。

毎日仕事で残業が続けば疲れ切ってしまって、その後から遊びに行く気など起こらなくなってしまいます。

また、人間関係で自ら辛い道を歩めば、周りに気をまわし過ぎてストレスで気持ちが乱れてしまうでしょう。

時間の自由がなくなり、好きなことも出来なくなってしまった後で「もっと遊んでおけばよかった」と後悔することがあっても、どうすることも出来なくなってしまうでしょう。

5.せっかく苦労して手に入れたスキルも使わなかったら意味がない

例えば将来のためにと高いお金を払い、何百時間と費やして勉強をして資格を取ったとします。

資格のために勉強したことは自分のためになりますし、また自分のために費やした時間も決して無駄ではないでしょう。

しかし、それらの時間や金銭面の消費は、資格を取った後でそれを活かす仕事に就けることによって大きな意味が生まれます。

それは反対に言えば、せっかく時間とお金をかけて資格を取っても、そのスキルを使う機会がなかったら何の意味もないということです。

人が努力したり必死になったりするのは、頑張った先で得られるご褒美があったり、叶えられる夢があったりするからです。

目標や夢があるからこそ懸命に努力できますが、その先でもしも手に入れたスキルをまったく活かす機会に恵まれなければ、時間もお金もとても有意義で意味のあるものとは言えなくなってしまうでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを理解しておくこと

楽な道を選ぶのか、それとも辛い道を選ぶのかは人それぞれです。

どんな道を選ぶのかはその人次第ですので、他人が辛い道を選んだからといって、自分までそれに従う必要はありません。

また、周りに合わせて楽な道を選ぶ必要もないでしょう。

誰もが自分なりに考えて自分が進む道を決めますので、どちらの道が良いとか、偉いとかいうことは一切ありません。

唯一重要なことがあるとすれば、それは道を選ぶ前に、予めそれぞれのメリット・デメリットをきちんと理解しておくことです。

安易に楽な道、もしくは辛い道を選んでしまう前に、それぞれのメリット・デメリットについて自分が理解しておくことで、できるだけ後悔のない道を選ぶこともできるでしょう。