人は精神状態によって、自身の体調にも少なからず影響を与えます。
想像妊娠や、思い込みで病気になったりすることがあるように、気の持ちよう次第で健康にも不健康にもなります。
毎日笑顔で過ごしている人は、ポジティブな思考を持ちやすいため、病気になりにくく健康的な生活を送れることが多いでしょう。
周りに人が増える
不愛想や仏頂面で過ごしていると、周りの人たちには「不機嫌そう」「親しみ難そう」と誤解を与えてしまうことがよくあります。
他人を近くに寄せ付けたくない時には、不愛想で過ごす方が効果的ですが、反対に周りの人たちと上手く関係を築いていきたい時には、不愛想でいると人間関係が上手くいかなくなってしまうことが多いです。
一方で、いつも笑顔で過ごしている人は、その明るく前向きな態度や振る舞いから、周りに自然と人が集まってきます。
放っておいても相手の方から話しかけてきたり、勝手に周りに人が集まったりすることもあるため、笑顔でいるだけで労せずして良好な人間関係を築くこともできるでしょう。
笑えることがない人の特徴とは?
いつも笑えることがないという人は、日頃どんな風に生活を送っており、またその人自身にはどのような特徴があるのでしょうか?
笑えることがない人の特徴を挙げていきます。
仕事が忙しい
仕事が忙しいと、精神的な余裕がなくなってしまうため、笑顔など作れなくなってしまうことが多いです。
納期が迫ってバタバタしている時や、他人の仕事を押し付けられてイライラしている時などには、「笑え」と言われたところでまともに笑うことはできないでしょう。
笑顔は気持ちに余裕がなければ生まれませんし、緊迫した状況下で出来るものではありません。
とくに繁忙期には職場の誰もが忙しくなるため、へらへらと笑っていると周りの人たちの勘に障ってしまい、顰蹙を買ってしまうことすらあるでしょう。
ネガティブ
ネガティブな人は、いつも後ろ向きな考えをしていますので、笑顔を浮かべる精神的な余裕や、気力がないことが多いです。
仏頂面や悩まし気な表情を浮かべることはよくあっても、にこにこと明るい笑顔を浮かべることはあまりないでしょう。
物事に対して、「どうせ自分なんて・・」「できるわけがない」「何でこんなことに」など、否定的で後ろ向きな考えばかりをしてしまうため、自然と悲観的な感情になり、泣くことはあっても心からの笑顔になることはそうないでしょう。
とはいえ、ネガティブな人でも時には楽しいことや嬉しさを感じることもあるため、そんな時には笑顔になることもあります。
しかし些細なことで直ぐに落ち込んでしまうため、せっかくの笑顔もあまり長くは持たないことが多いです。
人の目を気にして生きている
人の目を気にして生きている人は、いつも周りの人たちの反応をびくびくと気にして、一喜一憂することが多いです。
周りで誰かが誰かの悪口を言っていると、「自分のことかもしれない」と不安に感じてそわそわしてしまいますし、側で誰かが不機嫌そうにしていれば、自分には関係ないことなのに、なぜか相手のご機嫌を取ろうと必死になってしまったりすることもあります。
また、常に人から自分がどう見られているのかを気にしているため、あまり悪目立ちをする行動は避けようとしますし、周りの迷惑になるような行動もまずとりません。
周りに対して協調性を持った行動を心がけていますが、それらはすべて周りの人たちから嫌われたり、批判されたりしたくないという気持ちから動いていることが多いです。
また周りの人から優しくされたり、好意的に接せられたりすると、純粋に嬉しいという気持ちよりも、「自分は嫌われてはいないんだ」という安心感を覚えます。
このように、常に人目を気にして生きている人は、主観的な生き方ではなく、他人に依存した生き方をしています。
また、常に不安を抱えながら生活をしていますので、無防備に笑顔を浮かべるような気持ちの余裕がないことも多いです。
人に流されがち
常に人目を気にして生きている人は、自分で考えて行動するよりも、他人の考えに従って行動する方が気楽ですし、安心感も得られます。
そのため、何かにつけて自ら他人に従ったり、人の意見に流されたりしがちです。
ランチをどこで食べるかという話になった時に、自分は本心では和食が食べたいと思っていても、友達が「洋食がいいな」と言ったら、すぐさまそちらの意見に賛成して、友達に合わせて洋食を食べに行くでしょう。
さらに、和食が食べたいと思っていた自分の本音も友達に告げることはなく、「自分も洋食が食べたいと思っていた」と調子を合わせようとするでしょう。
人の意見に流されたり、合わせたりしていれば安心感を得られますが、毎回のように人の意見に流されていると、自主性を大事にする人からは「八方美人」だと言われてしまうこともあるでしょう。
目標が何もない
目標があると、人はそれに向けて一生懸命に努力をしますし、目標に少しずつ近づくことで充実感や達成感を得ることができるでしょう。
目標を立てて、それに向けて真っ直ぐに進んでいる時には気持ちも前向きですし、自然と明るい気力も湧いてきますので、笑顔になりやすくなります。
一方で、目標が何もないと、何をしようという気力が湧かずに、ただぼんやりと淡白に日常を過ごすことになります。