市販されている絆創膏の中には、色々な商品がありますが、北海道では絆創膏を指す代名詞が「サビオ」です。
数ある絆創膏の中でも、北海道で初めに発売された商品が「サビオ」と言われています。
このため、北海道民にとっては、絆創膏と言えば「サビオ」という名前が浮かんでくるのです。
コトバの言い易さから、「ばんそうこう」と言うよりも「サビオ」の方が呼びやすい面もあります。
北海道民が切り傷をした時に咄嗟に出てくるコトバは、「ばんそうこうが欲しい」ではなくて、「サビオが欲しい」です。
「水曜どうでしょう」は日常
「水曜どうでしょう」という番組は当初、北海道のローカル番組でした。
番組の特徴は、「サイコロの旅」と呼ばれていたとおり、サイコロの目に合わせて旅の行き先が変わるハプニング性と出演者のキャラクターがマッチングして大人気となりました。
予め行き先が計画された一般的な旅番組とは異なり、予期しない出来事の連発で繰り広げられる「水曜どうでしょう」は、旅の行き先が予想できない意外性を発揮していました。
人気上昇とともに、旅の行き先は、当初の北海道内に留まらず、全国そして海外へと広がっていきました。
こうして、北海道のローカル番組は、全国区の人気番組となりました。
テレビを観る視聴者にとって最も期待する、“予想できないハプニング性”をもつ番組の、先駆けとなったのが「水曜どうでしょう」と言えます。
そして大泉洋への愛情
「水曜どうでしょう」という北海道のローカル番組を全国区の人気番組に押し上げた要因の1つに、大泉洋の独特なキャラクター性があります。
「サイコロの旅」の意外性に“拍車をかけた”のが、大泉洋のもつ“素”と“演技”との区別のつかない振る舞いでした。
大泉洋は、北海道のローカルのタレントから、全国のタレントとして人気を得るようになりました。
こうして、大泉洋への愛情は人気と共に広がっていったのです。
全国ツアーなのにきてくれない
人気アーティストや人気グループが繰り広げる“全国ツアー”を謳い文句にしたコンサートは多々あります。
しかし、北海道には来てくれないことは珍しくありません。
特に、人気グループやアーティストは、演奏のための音楽機材など大量の演奏設備を専用のトラックに積んで陸送するケースがあります。
北海道は陸続きになっていないため、演奏機材のトラック輸送が難しいという不利な面があります。
こうした不利な面が、有名アーティストの全国ツアーなのに、来てくれない要因の1つになっていると言えます。
節分でまくのは落花生
北海道に住んでいる人の家系を辿ると、本州からの移住者であるケースは少なくありません。
こうした歴史の背景から、北海道に住んでいる人の中には、出身県の風習を大切にしている人も居ます。
その中の1つに、節分で撒くのは落花生を使う風習があります。
北海道では、節分の時期であっても寒さが続き、雪が残っています。
また、雪が解けて歩道や玄関先の土が泥のようになっている地域もあります。
ときには、玄関の中にも土が入ってくることがあります。
このため、節分でまくのは落花生のケースが多いと言えます。
殻に包まれた落花生であれば、食べる際にも、殻をむくことで衛生面で安心できます。
ゴミ捨て場はゴミステーション
北海道では、一般家庭から出るゴミを捨てる場所のことを“ゴミステーション”と呼んでいます。
ゴミステーションは歩道の道端などのスペースを利用しています。
ゴミステーションの場所を表示した看板を設けて、ゴミを入れる金網製のボックス型などの設備を設けています。
「ゴミ捨て場」という呼び名は、汚さをイメージさせます。
汚さのイメージを払拭するために「ゴミステーション」と呼んでいます。
北海道では、冬期間は積雪のため、一面が白一色に包まれます。
白一色の中にあって、ゴミの汚さが一層目立つことになります。