北海道は本州を起点にして観ると、陸続きになっていない“北の島国”として映ります。
“北海道弁”に象徴されるように、独自な文化や風習が色々な生活の場面で引き継がれています。
本州の首都圏から遠く離れた北海道の地は、冬の寒さが厳しく、自然豊かな“食料の宝庫”と言われています。
北海道は美味しい食材の宝庫という面を持っていて、食料自給率は宮崎県と並ぶ日本一になっています。
また一方では、独特な食文化が根付いています。
自然の豊かさを象徴するように、北海道の経済を支えているのは、農業、漁業、林業を中心とした一次産業です。
一次産業に携わる多くの人々の生活が発祥となっている北海道独自の生活習慣や食文化の中には、観光資源として活かされているものもあります。
北海道民あるあるを見てみよう!
北海道弁やジンギスカンに代表されるように、本州では観られない“北海道民あるある”は、色々な分野に及んでいます。
北海道は、四季折々の季節ごとに織り成す自然豊かな景色が、多くの観光客を惹き付けています。
特に、雪に閉ざされた冬の生活には、“北海道民あるある”が様々な場面に存在し、北海道外の人が注目する面が多くあります。
本州からは驚きなことだらけ
北海道民あるあるの中で、特に食文化の面では、本州では観られない独自の食材が数多く生活の中に浸透しています。
春の季節の代名詞である、花見桜の下で味わうジンギスカンは定番となっています。
“ジンギスカン鍋”と言われる北海道独特の鍋で焼くジンギスカンの味は格別です。
また、数あるカップ麺の中で、“焼きそば弁当”が人気第一に挙げられています。
一方、日常生活の場面では、「しばれる」冬の生活習慣の中に、本州では観られない独自の生活の知恵が根付いています。
北海道民あるある24選
“北海道民あるある”は、日常生活の色々な場面に及んでいます。
雪に埋もれる寒さ厳しい冬を乗り切るための知恵を活かした独特な生活習慣があります。
また、豊かな自然と共存するための発想から生まれた北海道独自の文化があります。
大自然に囲まれた日々の生活は、自然の持つ厳しさと同時に、雄大な自然からの恩恵を受けるという両面の環境に包まれています。
雄大な自然に包まれた、北海道ならではの文化と生活習慣には、他県では観られない独自の歴史が展開されてきました。
信号機は縦型が基本
北海道では、冬期間に多くの積雪があります。
このため、横型の信号機では、降った雪が信号機の上に積もり易くなります。
積もった雪が、垂れ下がることもあります。
このため、信号機のランプ部分が雪で遮られて見難くなり、青信号なのか赤信号なのかの判別が難しくなることもあります。
また、信号機に積もった雪の重さで信号機を支えている支柱が曲がることもあります。
このような不便さを解消するために、北海道では信号機は縦型が基本になっています。
縦型であれば、雪が積もり難くなり、信号機のランプが雪で遮られることも無くなります。
道路に延々と続く矢印
北海道の道路で観られる矢印は、「矢羽根」(やばね)と言われています。
正式名は「固定式視線誘導柱」と言います。
矢羽根は、道路の端にあたる側溝の位置を示す役割があります。
積雪が多い時期になると、道路の端の位置が分かり難くなります。
冬期間に活躍する除雪車が、雪に覆われた道路を除雪する際に、道路の端を超えて側溝に車輪が落ちる事故を防ぐために、矢羽根が設けられました。
また、冬期間だけでなく、夜間運転の際にも、道路の端の位置を運転手に分かり易く示す役割もあります。