人は自身の許容範囲を超えるくらいの言葉を投げつけられると、気分が乱れて気を害したりもします。
そういった感情になるのも「煩い」という要因が元になるのです。
8.細かいことまで煩く言う必要があった
こちらの例文は何かの指示か注意を事前に言う必要があったのでしょう。
だから必要以上に事細かく相手に言わなければならない、という状況を描写した文章なのです。
そしてそれを肝心の相手が軽く聞いている感じもあったので、何度も何度も繰り返し言い聞かせた、といっているのです。
煩く聞こえるくらい何度も言わなければならないことも世の中にはありますからね。
9.周りが煩いほど集中できるタイプだ
人の集中力というものは、必ずしも周りの環境が静かでないといけない、ともいえないようです。
中には周囲が騒々しく煩いくらいの環境の方が集中出来る人もいるのです。
イヤホンをして音楽を聴きながら何かをやるとかえって集中力が発揮できる、というところでしょうか。
10.料理の味と見た目に煩い
この例文の「煩い」は料理に対する品評、ならびにグルメなところを言い表しています。
つまり味が不味かったら散々に文句を言う、ということでしょうね。
言われた方は確かにうるさく聞こえるでしょう。
しかし食べる方としたら、料理に対しての主観が入ってきますから致し方ない状況でしょう。
「煩い」の類義語集
それでは、ここからは「煩い」の類義語を紹介していきましょう。
1.厄介
「厄介」とは、「めんどうなこと。扱いに手数がかかり、わずらわしいこと。また、そのさま。」という意味になります。
「わずらわしいこと」は「煩い」のもう一つの意味である「煩わしい」と同じ意味になりますので「厄介」は限りなく「煩い」の同一の意味をなす類義語として認識していただいていいでしょう。
2.面倒
「面倒」の意味は、「手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。」となります。
つまり物理的な作業・動作が必要になってくる部分での類義語となります。
日常的にはよく「面倒くさい」という言い方をしますね。
人間、手のかかる作業や仕事は煩くて仕方ない、という気持ちになるということです。
3.煩わしい
「煩わしい」とは、「心を悩ましてうるさい。面倒で、できれば避けたい気持ちである。」という意味になります。
「煩わしい」は読み方が違うだけで、ほとんど「煩い」と同一の解釈が成されます。
つまりどちらも不愉快な気持ちになり面倒である、という状況になっているのです。
ただ「煩わしい」の方は耳から聞こえてくる不愉快さとは違い、心の内面からくる不愉快さを指していっている言葉といえるでしょう。
4.苛立ち
「苛立ち」とは、「思うようにならず気持ちが高ぶること。いらいらする気持ち。」という意味です。
「いらいらする気持ち」「思うようにならない」といった部分からくる心の怒りの表現ということで「煩い」と類義語として扱われます。
大抵の場合、「煩い!」と言う人の心情には「苛立ち」が同居していますからね。
5.懸念
「懸念」とは、「気にかかって不安に思うこと。」という意味があります。
つまりは自分の思うような結果や答えが出るかどうか、気持ちが不安になる状態のことを指しています。
この不安な状態が行き詰まっていくとイライラが高じ短気な部分が出てしまう可能性があります。
よって「懸念」は広義的に見たら「煩い」の類義語として扱えるでしょう。