「あの人と比べて、私は劣っている。」そんなマイナスな感情に陥ったことがある人も多いのではないでしょうか。

自分よりも優れている人を見ると、どうしても「自分なんて…」という気持ちを抱いてしまいがちです。

劣等感を感じてしまうのが、人間の心理というものです。

誰しもが持っている他人に対する「引け目」。

本当であれば、自分に自信を持って強くいきたいものの、感情がコントロールできず、ジレンマを抱いてしまうものです。

今回のテーマは「引け目」についてです。

引け目を感じる心理とは何か、引け目を感じたときにどのように対処をしたらいいか、詳しくお伝えしていきましょう。

引け目を感じるとは

引け目を感じるというのは、自分が他人より劣っていると感じることです。

他人に対して劣等感を抱いたり、羨ましいと感じてしまい、自分の魅力のなさを痛感することをいいます。

引け目を感じる心理を解説

誰しもが引け目を感じずに過ごしたいと思うでしょう。

しかし、自分よりも優れている人と触れ合った時に、人間は引け目を感じてしまう生き物です。

では、引け目を感じてしまう心理とは何なのか。

具体的にお伝えしていきましょう。

1.自分に自信が持てない


引け目を感じるのは、自分に自信が持てないという感情が一番起因しています。

自分に取り柄がない、他人よりも優れている箇所がないと感じていると、他人を羨んでしまい、「自分なんて…。」という気持ちに陥りがちです。

自信のなさが、「引け目」を感じる気持ちを増幅させているのです。

2.人と自分を比較してしまう

引け目を感じる人は、自分は自分、他人は他人という切り分けが上手くできず、人と自分を常に比較してしまいがちです。

また、自分の優れた点を探すよりも、他人の優れている点を探してしまいがちなので、自分に対してのマイナスな感情を更に深めていってしまう傾向があります。

3.周りの目を気にしすぎる


引け目を感じる人は、自分の評価を他人目線から捉えてしまいがちです。

周りの目を気にするあまりに、自分で自分を過小評価してしまっています。

「こんなことをしたら嫌われるのではないか。」そんな不安な気持ちを抱いてしまい、うまくコミュニケーションをとれなくなってしまうのも、引け目を感じやすい人が陥りやすい傾向です。

4.ネガティブな方向に考えてしまう

引け目を感じる人は、ポジティブに物事を考えることが苦手です。

何事にもマイナスな考えが浮かんでしまいがちです。

ネガティブな気持ちは行動を制限し、感情を押し殺します。

結果、自分に対する劣等感を高めてしまいます。

5.プライドが高い

「もっと自分はできるはず。」「あの人のようになれるはず。」そんな自分に対する過大評価と、自分に対する現実の評価の差異から、劣等感を抱いている人もいます。

自分に対するプライドの高さが、自分を上手く表現できなくなり、理想と現実のギャップに苦しんでしまっているのです。

6.嫉妬心が強い

劣等感というのは、嫉妬心が生んでいます。

他人に対して羨ましいという気持ちと妬ましいと思う気持ち。

そんなマイナスな感情が劣等感という気持ちを生み出すのです。

他人に対しての嫉妬は、自分のちっぽけさに気付くきっかけにもなります。

嫉妬心が強いと、引け目も感じやすいのです。

7.心に余裕がない

引け目を感じるのは、自分の心に余裕がないからです。

自分で自分の事を許してあげる気持ちや認めてあげる気持ちがないため、他人と比較をして、自分が劣っている点を探し、劣等感を抱くという悪循環に陥ってしまいます。

8.コンプレックスがある

引け目を感じるのは、自分の中にコンプレックスがあるからです。

周囲に比べて可愛くない、どんくさい、コミュニケーションが上手くとれないなど、自分のマイナス点をコンプレックスに捉え、引け目を感じているのです。

9.理想が高い

理想が高いと、その理想と現実の差異に劣等感を抱いてしまうのが人間の心理というものです。

理想を高く持ちすぎてしまうと、自分との現実のギャップに苦しんでしまいます。

引け目を感じやすい人は、非現実的な理想を抱きがちです。

叶わない理想は自分を苦しめる事に繋がってしまいます。

10.完璧主義

完璧主義な人は、1つの失敗で躓いてしまい、マイナス思考に陥ってしまいがちです。

他の人であれば許容できる失敗を、完璧主義の人はいつまでも悔やんでしまい、マイナスな感情をなかなか取り払うことができません。

結果、負の感情が生まれ、引け目を生み出してしまいます。

11.自分を追い詰めている

引け目を感じる人は、自分を追い詰めてしまう傾向にあります。

自分が悪い、自分が劣っている、他人に迷惑をかけてはいけない…そんな風に自分を責めてしまうため、自分を許容できる心が低くなってしまうのです。

本来であれば、自分をそこまで責める必要がないにも関わらず、不必要に責めてしまうのが引け目を感じる人が陥りやすい心理です。

12.罪悪感を感じている

過去のトラウマや自分の過ちなど、何かしらに罪悪感を感じていることがある場合、引け目を感じやすくなります。

過去は変えることができないにも関わらず、いつまでも過去に捉われている人は、他人に対して引け目を感じやすい傾向があります。

13.事実を受け入れられない

何もかも完璧にできる人はいません。

完璧ではないことを受け入れて生きることが大切です。

しかし、引け目を感じてしまう人は、自分が完璧ではないことを受け入れることができず、理想と現実のギャップに苦しんでしまう傾向があります。

14.言いたいことを素直に口にできない

他人の顔色ばかり伺って、自分の考えを素直に伝えることができない人は、他人を羨んでしまう傾向があります。

素直に自分の感情を伝えられる人を見ると、コミュニケーション力が乏しい自分に対して、引け目を感じてしまうのです。

15.ストレスを溜め込んでいる

ストレスを溜め込んでしまうと、自分に対しての劣等感が高まりやすくなります。

特に引け目を感じがちな人は、自分ができないことを責めてしまう傾向があります。

結果、ストレスが増幅してしまい、自分を追い詰める事に繋がってしまいます。

引け目を感じたときの対処法とは

引け目を感じずに生きている人はあまりいないでしょう。

しかし、引け目を感じたときに、自分のマイナスな感情を上手く対処することはできます。

ポジティブな人というのは、引け目を感じたときの対処法を知っているからこそ、プラスな感情でいられます。

では、引け目を感じたときの具体的な対処法をお伝えしていきましょう。

1.自分に自信を持つ

引け目に打ち勝つには、自分に自信を持つしかありません。

完璧な人間になろうとするのではなく、他人に誇れる点を見つけ出し、伸ばしていくことです。

自分の取り柄が見つかれば、自然と自信がついてくるはずです。

自分で自分を認めることができなければ、他人に認められることは難しいでしょう。

2.自分と人を比べないようにする

他人と自分を比較してもあまり意味がありません。

人は他人に良い部分しか見せません。

そのため、比較対象にするのは誤りなのです。

自分は自分、他人は他人と割り切ることが出来るようになれば、本来の自分の魅力にも気付くことができるでしょう。

3.人にはない自分の長所を見つける

引け目を感じる人は、どうしても自分の短所に目が行きがちです。

努力して直る短所ならいいですが、どうにもならない短所にいつまでも悩んでいても時間の無駄になってしまいます。

それよりも、自分の長所を伸ばし、人にはない自分になることが大切です。

誰よりも優れた人間になるのではなく、人と比べて秀でた部分がある人間を目指す方が、グッと人間力が高まりますし、自分らしさにも繋がります。

4.引け目を感じた人を意識しすぎないようにする

自分より優れた人間が存在するのは当たり前です。

引け目を感じてしまうと、どうしてもその人を意識してしまうと思います。

しかし、マイナスな感情と上手く向き合うためには、引け目を感じた人を意識しすぎないようにするのが一番です。

「自分とは違う生き物」と割り切ることが肝心です。

5.心に余裕を持つ

引け目というのは、心に余裕がないときに起こりやすい傾向があります。

ストレスを抱えていたり、日々仕事に追われていたりと、肉体的にも精神的にも疲れを感じていると、心の余裕がなくなります。

ストレスを感じたら、ストレス発散をする時間をつくること。

働きづくめではなく、リラックスする時間を少しでもつくること。

自分を労ってあげることで、心の余裕を持つようにしましょう。

6.完璧主義をやめる

完璧主義の人は、失敗をすると、マイナスな感情が生まれやすくなります。

それであれば、完璧主義をやめて許容範囲をぐっとひろげることが大切。

「仕方ない。」と自分を許せるようになれば、引け目を感じる瞬間も少なくなるでしょう。

7.理想を下げる

理想が高い人は理想と現実のギャップに苦しんでしまいがちです。

それであれば、理想を下げて、現実の自分を受け入れてあげましょう。

理想というのは背伸びすれば届くようなところに掲げることが大切です。

遥か上の方にある非現実的な理想は、自分を苦しめる事に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。

8.自分の欠点を受け入れる

自分の欠点を愛せるようになるのも、引け目と上手く付き合うためには大切なことです。

ポジティブな人というのは、自分の欠点も良いように捉え、自分の魅力の糧としています。

自分の欠点も許せる自分になること。

それが人間力を高めるきっかけにもなるのです。

9.相手に引け目を感じるのではなく尊敬するようにする

相手に引け目を感じ「自分なんて…」という感情を抱くのではなく、相手を尊敬する気持ちを抱くようにしましょう。

自分に劣等感を抱いて、自分を責めていても、何も始まりません。

それよりも尊敬する気持ちを抱き、真似出来る部分はないかを探すことが大切です。

尊敬する気持ちがあれば、プラスな感情も生まれやすくなります。

10.自分のペースを守る

人のペースに引っ張られてしまうと、どうしても自分と他人を比べてしまうようになります。

人にはそれぞれのペースというものがあります。

他人のペースに引きずられるのではなく、自分のペースを守ること。

自分のペースが保てれば、他人と比べることもなくなり、今まで以上に生きやすくなります。

11.自分の意思を貫く

他人の顔色ばかり気にしてしまう人は、自分の感情を押し殺してしまいがちです。

とはいえ、他人に合わせることで、自分にプラスになることはあまりないでしょう。

それであれば、自分の意思を貫く勇気を持つことが大切です。

「自分はこうである。」という意思を持つことで、他人と比較することも少なくなります。

12.素直に自分が負けた事実を受け入れる

自分よりも優れた人間なんて世の中にはたくさんいます。

それに対して劣等感を抱くのではなく、潔く自分が負けたという事実を受け入れることが大切です。

負けた事実を受け入れることができる自分になることで、自分の器が広がっていきますし、成長するきっかけにも繋がります。

13.違う方面で相手に勝てるよう努力する

他人に対して劣等感を抱かないためには、自分の魅力を高めていきましょう。

負けた部分があったとしても、違う方面で勝てる努力をすることが大切です。

勝てない部分で勝負しても、劣等感を増幅させてしまいます。

それよりも、自分の長所を引き出していくことの方がよっぽど有意義なことです。

14.素直に思っていることを伝える

他人の顔色ばかりうかがうのではなく、素直に思っていることを伝える勇気というのも大切です。

自分の考えや意思を表に出すことで、他人に対する引け目は薄れていきます。

自分の感情を押し殺して、他人の言いなりになってばかりだと、劣等感も感じやすくなります。

他人に対して、素直な気持ちを伝える勇気を持つこと。

そのことが、より生きやすい環境に導いてくれます。

15.あえて弱みを見せる

弱みというのは悪いことと捉えがちな人が多いですが、実はとても人間らしく、親近感が湧くきっかけを与えてくれるものでもあります。

完璧な人だと近寄り難いと感じてしまいますが、弱みを自らさらけ出してくれる人には、親近感を覚えやすいです。

また、相手も自分の弱みを話すきっかけを与えることもでき、今までよりもグッと仲が深まるきっかけにもなります。

引け目を感じるのはごく自然なこと

引け目を感じるのはごく自然なことであり、悪いことではありません。

むしろ、その感情が自分への成長へのきっかけを作ってくれたり、努力をしようというやる気を引き立たせてくれます。

大切なのは、引け目を感じたときに、そのマイナスな感情を上手く対処できるかどうかです。

自分を受け入れてあげること、また成長の糧にすること、マイナスな感情をプラスに持っていけるかどうかで、劣等感と上手く向き合えるようになります。

自信を持って日々の生活を送れるように、引け目を感じる気持ちと上手く向き合えるようになりましょう。