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「やり取り」とはどういう意味?ビジ...(続き2)

「〇〇さんと今回の案件をやり取りしてください。」という表現があった場合、「〇〇さんにあの案件のご連絡、お願いします。」といった具合で用います。

ビジネスにおいて顧客にストレートに「やり取り」という言い方をするケースはまずありません。

その場に応じた言葉に置き換えていく必要があるのです。

ご対応

「〇〇さんとこの件についてやり取りしておいてください」を、「〇〇さんとこの件について、ご対応の程、お願いいたします」といった具合に置き換えられます。

自分よりも立場が上の人、目上の人、敬意を払わねばならない人、そしてお客様。

これらの人に対してぶっちゃけトークのような言い方はできません。

必ず、配慮ある言い方を模索してコミュニケーションをとりましょう。

お伝え

「お伝え」は「伝える」に「お」をつけてさらに丁寧に言う場合の表現になります。

ビジネスシーンにおいては、このような表現をとることが半ば、常識となっていますね。

ご相談

「相談したい」と言ってくるのと、「ご相談があるのですが」という言い方だったらどっちがより丁寧に聞こえるでしょうか?

無論、「ご相談」の方ですよね。

相手に対して平身低頭ぶりを発揮するならば、このように言うのがビジネスにおいては一般的といえるのです。

ご報告

「ご報告」もやり取りの類語として使える言葉です。

主に役職が上の立場の人などに対して用います。

「報告します」と言うよりも、「ご報告があります」と言った方がはるかに丁寧で尊敬に値する言い方になるからです。

お問い合わせ

「お問い合わせ」という言い方もよく耳にしたり目にしたりする言葉です。

ネットのサイト上においても、頻繁に目にする表現の一つですね。

何かに対しての問い合わせですから、「やり取り」ということになるわけですが、それをビジネス的に用いますので「お」をつけてより丁寧に表現するのです。

ご照会

「照会」とは「問い合わせて確かめる」行為をいいます。

よって、「照会」という言葉はやり取りの類語として扱われます。

そして「照会」の前に「ご」をつけることによってビジネス用語となります。

丁寧かつ敬意を込めて相手の方に問い合わせや確認作業を促しているのです。

これを「やり取りしておいてください」と言おうものなら、そのビジネスの現場のタガが緩んで仕事が成り立たなくなってしまうでしょう。

ご質問

「質問」に「ご」をつけていますから、多くの役職者が同席している場でのやり取りであるということが想像できます。

もし、「ご質問」という言葉を使わなかったら「何か聞きたいことはありませんか?」というような形になります。

学校の授業で先生が生徒に対して言うなら問題はないでしょうが、ビジネスや講演会などの場でそのような発言をしてしまったらひんしゅくものでしょう。

言うまでもなくビジネスシーンにおいて、相手(顧客)が最優先になるという鉄則がありますからね。

お便り

「お便り」は「便り」の尊敬語であり美化した言葉でもあります。

つまり「情報」「知らせ」「手紙」といった意味です。

それらを相手に伝え確認し合うのですから「やり取り」という事になるわけです。

この言葉も使うべき場面やシーンによってただの「便り」ではなくもっと丁寧な「お便り」という言い方になります。

例えばラジオ番組で視聴者から送られるハガキなどはみな「お便り」とされます。