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「愚問」とはどういう意味?使い方や例文・類義語をわかりやすく解説します


みなさんは、日常で「愚問」という言葉を使ったことがありますか?

たまに聞いたことがあるような言葉だけど、実際に自分で使ったことはないし、はっきりと意味が答えられるか?といえばそうではないという人もおそらく多いのではないでしょうか?

しかしながら、意外と日常で使われる場面があるため、きちんと意味を理解し使い方を知っておいたほうが良いかもしれません。

例文や類義語もわかりやすく解説していきますので、愚問という言葉について一緒に学んでいきましょう!

この記事の目次

「愚問」の意味や使い方を学ぼう!

愚問という言葉の意味を理解するために、一緒に使い方を学んでいきましょう。

みなさんのイメージの中で、愚問という言葉が日常会話で登場するとしたら、誰かが言った言葉に対しての返答として、「それは愚問ですね」という表現が多いかもしれません。

愚問は「愚」という言葉が入るだけに、なんとなくあまり良くないイメージの言葉であることは想像がつくかもしれません。

正しい使い方を学んでいただくために、こちらでは詳しく解説していきますね。

「愚問」の読み方って?

まず、「愚問」という漢字の読み方から学んでいきましょう。

こちらは「ぐもん」と読みます。

「愚」という漢字は音読みにすると「グ」と読み、訓読みをすると「おろか」と読みます。

愚問の愚は、一般的に「愚かである」「愚弄する」「愚見」などの意味があるのですが、そのどれもがあまり良い意味の言葉ではありません。

愚問の「問」は音読みをすると「モン」と読み、訓読みをすると「とう・とい・とん」と読みます。

こちらの漢字の「問」は一般的に何か疑問点を「問いかける」という意味を持つ漢字です。

では、これらの漢字が合わさるとどのような意味が生まれるのかを次に解説していきます。

「愚問」の意味


愚問という言葉の意味についてですが、愚問にはいくつかの意味が存在します。

それぞれの意味を理解することで、日常生活で正しい使い方ができるようにしましょう。

まず、使われている漢字のまま「愚かな質問」「くだらない質問」「馬鹿げた質問」という意味があります。

しかし、それ以外にも愚問という言葉を使う相手に謙譲語を用いる場合、意味合いが異なります。

「愚」という字は謙譲の意味を表す語でもあるため、自分の言葉をへりくだった表現で相手に伝えたい場合にも使うことができるのです。

くだらない質問

まず、使われている漢字のまま「愚かな質問」という意味についてですが、愚かというのは一般的に相手を馬鹿にした言い方であり、「くだらない質問をしないでほしい」と伝えたいときに愚問という表現を使うことが多いでしょう。

たとえば、答えがわかりきっているようなことを敢えて質問してくる人がいますよね。

スポーツ選手にその競技が好きですか?と聞く新聞記者などがいた場合、その選手からすればじつに「愚問」であり、好きじゃなければこんなに努力をして続けることなんてできないよ!と心の中で感じる選手も多いと思います。

その場合は、「この記者の質問は、自分にとっては愚問だ」と表現することができます。

ピント外れの質問

質問の中にはかなりピントが外れたものもあります。

たとえば、猫カフェの店員さんに「猫と犬、どちらが好きですか?」と聞くのは、とても愚問だといわれることがあります。

この場合、猫カフェで働いているくらいなので犬より猫が好きなことは明確だと思うため、「犬」を比較にするのではなく「猫の中でどの種類が1番好きですか?」と聞いたほうが質問的に合っているでしょう。

このようにとてもピント外れの質問をされた場合も、「愚問すぎる」と表現されることがあります。

無益な質問

いつまでもしつこいくらいに無駄な質問をし続ける人っていますよね。

自分が忙しいときに限って、まったく双方にとって無益なのでは?と思えるような質問ばかりされると、その時間がとても窮屈に感じるものです。

「いつまでも愚問な質問ばかりされるのは、時間の無駄だ!」と怒り口調で言う人もいるかもしれません。

この場合に、もしも「愚問」という表現が使われたときは、その言葉を発した本人が質問内容に対して「無益」「無駄」「必要ない」と感じていると思って良いでしょう。

「愚問」の使い方

愚問という言葉には大きく分けて、相手の質問に対して使う場合と、自分の質問に対して使う場合の2通りの意味があることをご理解いただけたと思います。

意味をご理解いただけたところで、明確な使い方をご紹介していきます。

相手の質問に対して使うとき

愚問という言葉は自分が相手に何か質問する際に使うことがあります。

相手が目上の人であったり、相手にへりくだった言い方をしながら質問をしたいときに前置きとして使用します。

たとえば、「愚問ですが、この企業は一生安泰でしょうか?」というような、もしかしたら失礼かもしれないし、こんなことを質問しても大丈夫かな?と不安があるときに使用すると便利です。

しかし、愚問という言葉をつけたからといって相手の機嫌を損ねないとは限りませんので、相手に失礼のないように質問内容もよく考えてから言ったほうが良いでしょう。

自分の質問に対して使うとき

愚問という言葉は、逆に自分からの質問に答えるときにも使うことができます。

例えば自分の質問の枕詞として「愚問かもしれませんが」と言うことで、「このような質問は恐縮ですが」といったように、相手にへりくだったニュアンスになります。

何度も繰り返されている質問であったり、答えが明確な質問であっても、「枕詞に愚問ですが」「愚問かもしれませんが」をつけることで、多少失礼ではない雰囲気が生まれます。

「愚問」の例文


使い方について2通りの違いを説明させていただきました。

もっと理解を深めるために、様々な例文からみていきましょう。

愚問だとは思いますが、質問をしてもよろしいでしょうか

こちらは、質問をしたい相手に対してへりくだった言い方をしたい場合に使っているケースですね。

こんな質問をして失礼にならないか?と自分で不安があるために、愚問という言葉を前置きとして使っています。

そんな愚問を聞く前に、自分で調べてみたのだろうか

こちらは質問をされた側が、その質問は自分がわざわざ答えるに至らないレベルの質問だと感じたときに使われている例文です。

相手にその質問は無益だと伝える術として愚問という言葉を使って表現しています。

たとえば、あまりに簡単すぎる事柄なのに相手がまったく分かっていない場合など、少し自分で調べてば簡単に分かることを質問されるとついイラっとしてしまうことがありますよね。

そのようなときに愚問という言葉はとても便利なのです。

愚問だな、そんな当たり前のことを聞かないでくれ

こちらも上記と似ていますが、あまりに常識的すぎることを相手に聞かれた場合に愚問という言葉を使うことができます。

「そんなことも分からないの?」「そんな簡単なことを聞かないで?」と相手に伝えたいときに、それを直接的に言うことができないため愚問という言葉で柔らかく表現しているのです。

小さな子供が可愛く質問してくるのなら優しく答えてあげますが、大人があまりに当たり前のことを聞いてくると、少し相手を軽蔑してしまうものですよね。

それをストレートに言わないために愚問という言葉はとても便利なのです。

先程の質問は愚問でした、大変申し訳ありません

こちらは自分が相手に、あまりに答えが簡単なことを聞いてしまった…という場合に愚問という言葉を使っています。

たとえば、自分が車のメーカーの面接に行ったときに、最後に面接担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。

そのような場合に、自分が「御社では何の車種を扱っているのですか?」と質問をしたとします。

しかし、企業側からすればメーカーの面接に来ているわけなので、そのメーカーにはどんな車種の車があるかくらいは、インターネットでもメーカーのサイトでも調べれば簡単に分かるものです。

それさえも調べて来ずに面接を受けようとするのは、とても失礼ですよね。

それに後から気が付いた場合に、このように「先ほどは愚問でした」という言葉をつけて謝罪をすることができるのです。

あまりに愚問だったので、思わず笑ってしまった

相手があまりに馬鹿馬鹿しい質問をしてきたときに、「こんな質問をしてくるなんて、この人どうかしている」と思うことがあります。

たとえば、お金持ちになるのが夢だと言っている友人がいたとして、その友人はお金持ちになるために一生懸命仕事をしているのに、「お金持ちと貧乏ではどちらのほうが幸せになれるかな?」と聞いてしまったら、それは愚問ですよね。

友人からすれば、自分がお金持ちになりたいからこんなに仕事を頑張っていることを知っているはずなのに、なんでこんな分かり切ってることを聞いてくるんだろう?ちゃんと自分の話を聞いてたのかな?と思わず笑ってしまうかもしれません。

「愚問」を使った言葉

愚問の意味や使い方をご理解いただけたところで、次に愚問を使った言葉について学んでいきましょう。

愚問という言葉を組み合わせ四字熟語にすることで、また違った意味が生まれてきます。

そちらを詳しく解説していきます。

四字熟語「愚問愚答」

愚問という言葉を使った四字熟語があります。

それは愚問愚答という四字熟語なのですが、あまりこの言葉を聞いたことがないという人もいるかもしれません。

こちらの四字熟語の意味をご紹介していきますね。

「愚問愚答」の意味

愚問愚答という四字熟語は、漢字の意味をそのまま解釈すれば大丈夫です。

愚問という言葉の意味は「くだらない質問」や「愚かな質問」「馬鹿げた質問」という意味がありましたよね。

そのような意味から愚問に対する答えということですので、こちらが合わさって「つまらない質問と愚かな答え」という意味になります。

「愚問愚答」の使い方

実際に愚問愚等という言葉の使い方について解説していきます。

この愚問愚答の意味から考えてみますと、愚問をする人がいた場合答える側にとっては逃げ場がないという状況です。

たとえばサッカー選手に「サッカーは手を使ってはいけませんか?」とふざけて質問をする小学生がいたとします。

これは明らかなる愚問と言って良いと思いますが、回答者がプロのサッカー選手で大人の男性だとしたら、このような愚問でも無視をすることはできませんよね。

そんなときに、「はい、サッカーは足を使ってするスポーツですよ」と仕方がなく答えた場合に、愚問愚答が繰り広げられたと表現することができるのです。

「愚問」の類語

愚問という言葉には類語がいくつが存在します。

どれも愚問と似た意味合いの言葉になるため、理解を深めていただくためにもそれぞれについて解説をしていきたいと思います。

戯言

こちらは「たわごと」と読みます。

普段の使い方としては「戯言をぬかすな」「戯言を聞くほと暇ではありません」などと表現する場合があるでしょう。

意味合いとしては愚問とほぼ同じくなので「馬鹿馬鹿しい」と思っているときに使われることが多いようです。

奇問

こちらは「きもん」と読みます。

普段の使い方としては「それは奇問ですね」などと使う場合があるでしょう。

「奇抜な質問」「変な質問」という意味合いがあることから、こちらも愚問によく似ていますね。

珍問

こちらは「ちんもん」と読みます。

的外れでおかしな質問という意味合いがあり、「珍門をしてしまい恥ずかしい」などと表現することがあるかと思います。

「珍問珍答」という四字熟語もあり、意味はほとんど愚問と似ています。

論外

こちらは「ろんがい」と読みます。

「これは論外ですね」という言葉を聞いたことのある人もいるかもしれませんが、議論の範囲外のことや、もってのほかならないことなどをさします。

愚劣

こちらは「ぐれつ」と読みます。

「ばかばかしい」「劣っている」という意味合いがあり、「愚劣な話だ」「愚劣な質問にため息がでる」などと表現することができます。

暗愚

こちらは「あんぐ」と読みます。

物事の是非を判断する力がなく、愚かなことをさします。

たとえば政治などの問題で、政治家の判断に対して野党が「これはじつに暗愚で情けない」などと表現する場合があります。

「愚問」を正しく使いこなそう!

今回は「愚問」という言葉の意味や使い方、類義語などをご紹介させていただきました。

普段の生活のなかで、なんとなく聞いたことがあったという人も、いざ正しい意味を問われるとはっきりと答えられないことってありますよね。

類義語などと合わせて考えてみると、より理解も深まるため、明日からは自信を持って使えそうですね。

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