あなたは、これからやってくるであろう”ライフイベント”に対して何か用意をしていることはありますか?
人が人生を歩んでいく中で、数多くのイベントとも呼べるような出来事に出会うことになります。
多くの人が出くわすライフイベントだからこそ、いつか自分にもそのようなライフイベントがやってきたときのために、出ていくであろう出費に備えておくこともできるのです。
では、あなたは今現在においてライフイベントに対するなんらかの貯金や備えを行なっているでしょうか。
「まだ自分には早い」なんて、心のどこかで感じていませんか。
もしかしたら”その時”は来月…いや明日にはやってくるかもしれないのです。
その時に「もっと準備しておけばよかった!」なんてことにならないように、ライフイベントにはどのようなものがあるのかを知り、さらにそのライフイベントに対して今からできる準備を行なっておきましょう。
当記事では、ライフイベントについて特集しています。
ぜひ当記事を読んで、これからやってくるライフイベントに対してしかるべき対策をしていきましょう。
ライフイベントとは
ライフイベントとは、ヒトとして生きる人間すべてが出くわす、もしくはその可能性のある人生の出来事のことをいいます。
例えば、あなたがこの世界に生まれたという”出生”はもちろんのこと、あなたがこれまでに入学・卒業を繰り返してきたこと、さらにはあなたの周りの方に何かしらの不幸があったこと…などなど私たちのまわりには、数多くのライフイベントが固まって存在しているのです。
つまり、「私はライフイベントなんかに関係がない」と思ってはいても、実はあなたの周りにも数々のライフイベントは登場しており、すでにあなたはなんらかのライフイベントに参加していることになるのです。
この世界に存在し、さらにスマホやタブレット、もしくはパソコンを使ってこの記事をお読みになっている時点で”出生する”というライフイベントを終えていることになります。
なかには、学校を卒業したことで卒業、および就職などのライフイベントに参加した方もいらしゃることでしょう。
つまり、ヒトとしてこの地球上およびこの世界に生まれている時点で”数多くのライフイベント”から逃れることはできないのです。
自分には全く関係のないものだと思っていた場合は、自分自身もすでにライフイベントを終えているという現実を知ることによってライフイベントに対する見方や考え方が少し変わってきたのではないでしょうか。
ライフイベントの種類と費用を解説!将来のために把握しておこう!
ライフイベントには、数多くの種類があり、必ずしもそのすべてのライフイベントにすべてのヒトが出くわすということでもありません。
しかし、多くの人が出くわす可能性があり、これまでに多くの人が出くわしてきたライフイベントを知っておくことも重要なことです。
なぜならば、今後あなた自身もそのライフイベントたちに出会うことになり、あなたの今後の人生が大きく変わっていく可能性があるからです。
また、それぞれのライフイベントには必ずといっていいほどにお金がかかります。
しかし、その素敵なライフイベントに出くわすことになっても、金銭的に苦しいためになかなか喜んでそれらのことを納得して受け入れることができないこともあるのです。
それでは、悔しいですよね。
そんなことにならないように、ここではライフイベントの種類と費用を解説しています。
ぜひ今後のライフプランを立てる際の指標としてみてください。
1.就職活動
私たちは、生きていくうえでお金を払って食材を手に入れ、そして食べることによって生きることができます。
お金を安定的に収入として得るためには、毎月決まった金額のお金を手に入れることができ、そして安心して食事をすることができることが必須条件です。
その際に、就職活動をし、就職をすることによって安心して生きることができるようになります。
つまり、ヒトは生きるためにそして、ヒトとしての生きがいを達成するために就職活動をおこなうのです。
あなたも就職活動を経験したことがあるかもしれないですね。
就職活動では、数社まとめて就職試験を受けるため、費用がかかってしまいます。
しかし、就職活動に専念するようになると、会社探し、会社研究、さらにはPRおよび志望動機を考えることが増えるため、稼ぎたくてもバイトに出ることが難しくなることが多いです。
つまり、就職活動を思い切りおこない、乗り切るためには就職活動が始まる前にあらかじめ就職活動のための費用を稼いでおく必要があるのです。
交通費、宿泊費など
とはいえ「就職活動でそんなにお金がかかることはないでしょ」なんて考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これまでに就職活動を少しでも経験したことがある方であれば、就職活動において出費がかさんでしまったことを思い出すのではないでしょうか。
ずばり、就職活動では交通費や宿泊費用がかかることになります。
また、就職試験の合間にカフェで時間をつぶす際の飲食代、さらには新しい気持ちで面接に臨むために用意した新しいスーツ代、さらには靴代、カバン代もかかります。
また、見た目が採用基準にかかわることになるといわれる”証明写真”もまた、カメラマンに頼むことになればかなりの費用がかさむことになります。
良い就職活動を終えたい、良い結果を残したいと考えるほど、就職活動にお金がかかることになってしまいます。
約15万円
では、具体的に就職活動においてどれくらいかかるのかというと”約15万程度”といわれています。
これはすでに就職活動を終えた方々の平均値であるため、15万円以上かかる方もいらっしゃいますし、なかには50万円近くになってしまう方もいらっしゃいます。
3~4社の就職試験を受け、さらにその交通費および宿泊費もかかると考えた際に15万円程度となってしまうことになります。
特にUターン、Iターンでの就職を考えている際には、出費がかさむことになります。
新幹線および飛行機代も計算しておきましょう。
また、早めに予約しておけば安くなるという早割を申し込んでおくのも節約するスベですよ。
2.車の購入
自動車の購入は、ライフイベントのひとつになります。
あなたは、自動車を購入したことはありますか?これから車を購入することになる方は、とても大きな買い物をするということで人生のライフイベントとして車の購入をカウントするようにしましょう。
その自動車を購入した後の人生と購入しなかったあとの人生において、必ずどこかで生活の中に違いが出てきてしまうものをライフイベントと呼ぶのです。
自動車は、今ではサブスクリプションによって維持費用をガソリン代金のみで利用できるサービスが出てきています。
そのため、自動車の購入をしない人たちも増えていますが、それでもなお”車は所有したい”という方はライフイベントとして捉え、それなりの貯蓄をしておきましょう。
軽自動車 約150万円
小回りが利きやすく、運転初心者の方でも運転しやすいと好評の軽自動車。
軽自動車は、毎年の自動車税は、普通自動車や大型自動車および会社に比べるとかなり安くなっています。
また、車体も小さいために内蔵するエンジン量も少ないので総額150万円程度で購入可能です。
維持費用は、普通自動車に比べると安いため、生活を圧迫せずに購入したい、ローンを組みたいと考える方にはお勧めです。
また、貯金さえあれば一括で自動車を購入することも可能であるため、軽自動車に乗りたいと考えている場合には、早めに200万円程度の自動車購入用の貯金をしておくといいでしょう。
普通車 約300万円
軽自動車ではなく、普通自動車に乗りたいという場合には、購入額含め約300万円程度のお金がかかります。
これは、特別仕様などではなく、いたって普通の普通自動車を購入した場合のプランです。
この金額以外に、普通自動車クラスの自動車税がかかります。
また、それ以外に車検でも軽自動車以上の費用が掛かることになります。
とはいえ、ローン会社や返済期間にもよりますが、月々3万円程度から組むことも可能です。
しかし、貯蓄があるに越したことはないため、普通車を購入検討している場合でも早めに自動車用専用貯金を作っておくことをおすすめいたします。
3.結婚
結婚は、ライフイベントのひとつといえます。
あなたは、今後だれかと結婚をして素敵な生活を築いていく…なんて考えていませんか?すでに結婚している方もいらっしゃることでしょう。
結婚をするということは、カップルの双方の家族同士が結びつくことを意味しています。
つまり、結婚式を挙げれば、その双方の親せきを呼び、結婚することを報告しつつお祝いしてもらうことになるのです。
「お祝いしてもらうのだからお金なんてかからないだろう」なんて考えるものですが、かなり費用がかさみます。
さらに、結婚を機会にして夫婦がともに暮らしだす場合には、家を借りることになる月々の賃貸料金、さらに水道光熱費用、また年金や保険料金さえも自分たちで払うことになるのです。
結婚をすることは、とても喜ばしいことではありますが、「お互いの人生を大切にし、お互いに協力して生きていく」と腹をくくる意識も必要になります。
あなたは、その決意や覚悟ができているでしょうか?
挙式、披露宴などにかかる費用が高い
結婚するにあたって、どのようなもので費用がかさんでしまうのかを見ていきましょう。
まず、結婚をする多くのカップルが行なう”挙式”を挙げる際には、お金がかかります。
なぜなら、式場を借りる費用や司会者を雇う費用、さらには来場してくださったお客様方への食事の提供および催しものの作成、また来場してくださった方々のために引き出物を渡すこともあります。
それらには、それぞれの費用がかかってしまいます。
「人生に一度きりの結婚式だから!」とお金をかけたくなるものですが、限度を決めておかないと結婚式を挙げたがために借金生活がはじまることもあります。
とはいえ、現代で安く結婚式を盛大にあげることのできるウェディング業者も存在しているため、結婚する相手とよく話し合う必要があります。
結婚をするとなると、新婚旅行をするカップルもいるため、その費用もまたかかってしまいます。
約500万円
結婚をすることになれば、多くのカップルが約500万円程度のお金をかけています。
この約500万円という数値は、結婚生活をすべてまかなえるというものではありません。
結婚式を挙げ、そして引き出物を用意したり、さらに新居を用意する際に必要となるお金です。
そのため、結婚をしたい相手ができた場合には、安易にプロポーズするのではなく、まずは500万円ほどの貯金をつくってからにしたほうが良いでしょう。
現在の仕事の年収や月収から計算して500万円を貯蓄しておくためには、どれくらいの年数が必要なのか、そしてどのような生活を心がけておくべきなのかも洗い出しておきましょう。
4.住宅購入
結婚をしてもしなくても、ヒトは住宅を購入することができます。
どのようなケースであっても、新しく自分名義の住宅を購入したいと考えることもあるでしょう。
その場合には、住宅を購入するための費用がかかってきます。
「住宅を買うのは少し敷居が高いような気がする」と感じている方もいらっしゃると思いますが、今では月々のローン返済額を賃貸住宅の月々の賃貸料金と同等くらいのもので購入できる住宅も増えています。
また、住宅を購入することで、自分の家だからこそ好きなことができることが増えるため、あなた自身の人生を今まで以上に楽しめるのは間違いないでしょう。
そのため、大きな金額を動かすことになる住宅購入もまたライフイベントのひとつとなるのです。
土地付き 約4,000万円
土地付きで住宅を購入する場合には、約4,000万円ほどの価格で購入することになります。
これは、住宅を購入する地域によって差が出てしまうものではありますが、特に都会の一等地に近くなればなるほどに土地付き戸建て購入は、一億円越えになることも少なくありません。
全地域における土地付きの住宅を購入する場合の価格が4,000万円ほどになります。
土地付きであれば、庭も自分たちの好きなように改造することもできるため、長い目で見ると楽しめる要素がとても多くなります。
建売 約3,400万円
土地は購入せずに建売で戸建てのみを購入する場合には、だいたい3,400万円ほどの価格で購入できます。
これもまた、地域によって差が出てしまう価格ではありますが、全地域の平均値をとっているため、建売で購入するには3,000万円ちょっとあればいいと考えておきましょう。
建売を購入したとしても、その家の所有権はあなたになるため、リフォームもリノベーションも行なうことができます。
つまり、家で楽しめる要素は多いといえるでしょう。
土地付きにするのか、建売にするのかはあなた自身の気持ちだけではなく、一緒に住む人や一緒に家の価格料金を支払っていく人としっかりと話し合って決めていきましょう。
家を買うというのは、一生モノの買い物です。