しかし、公立の小学校から大学までに比べると1100万円高く、1700万円となっています。
ここに学習塾や習い事、部活費用などもかさむと考えると2000万円ほどあると安心です。
8.介護
両親も時が来れば老いていきます。
その際にかかる介護費用もライフイベントのひとつとカウントしてもよいでしょう。
介護というと、自分たちで行わなければいけないと考えていませんか。
今ではデイサービス(日中だけしっかり見てくれるサービス)や老人ホームなども存在しています。
そのようなサービスを利用する際には、どれくらいのお金が必要となるのでしょうか。
約16万円/月
だいたい月々16万円ほどかかります。
あなたのご両親だけではなく、あなた自身も将来的に介護サービスに世話になる可能性もあるため、今から用意しておくといいでしょう。
現代では、昔に比べると子供たちは親の面倒を見ないまま旅立っていくケースが増えていくように感じます。
そのため、できればお墓まで決めたり、いらないものは早めに処分するなど”終活”は常にしておいたほうがよいのかもしれません。
9.老後
あなたは、老後にはどのような生活を過ごしていきたいと考えていますか。
老後もまた、ヒトとして生きてきたなかにおけるライフイベントのひとつとなります。
老後というと、仕事もリタイアし、好きなことをして過ごせると思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、今では将来的に年金がもらえなくなるといった危機も起こりうる状況となっています。
そのため、老後という人生の唯一のまったりでき、さらに自分のために過ごすことのできる時間を確保するために今から貯蓄しておくほうが賢明なのです。
約25万円/月
あなたは今、だいたい月々いくらぐらいで生活していますか。
老後になると、多くの方が苦なく暮らせる費用として月々25万円くらいと考えています。
とはいえ、年金を支払い損ねていたり、貯金ができていないと月々25万円もの金額を使って生活することはできません。
この費用の中には、食事代、そして衣服代や娯楽代、さらに医療費もかかっています。
医療費に関しては援助が出ることもありますが、病気やケガのリスクの高い老人であるからこそさらに実費での費用が掛かってしまいがちなのです。
人生100年時代といわれている現代だからこそ、100歳まで長生きすると見越しておくといいでしょう。
そうすると、だいたい1000万円近くの貯金を作っておくと安心です。
10.緊急イベント
生きていれば、緊急イベントも発生します。
緊急イベントとは、誰かが亡くなったり、もしくはあなた自身が何かしらの事故に巻き込まれて働けなくなってしまうというような状態です。
さらには、動物を飼育している方であれば、その動物に病気が発覚して治療費がかかるなんていうこともあります。
そのような緊急イベントというのは、これまでにお伝えしてきたようなライフイベントとは異なり、いつ起こるかわかりません。
自分にもいつどこかで起こりうる可能性があると判断し、緊急イベントに備えるようにしましょう。
何かあった時のための貯金
緊急イベントに備えるためには、何かがあった時の貯金です。
あなたは、今貯金をしていますか。
貯金をしていたとしても、好きなことをするためのものだったり、子供の将来のための貯金だったりするでしょう。
つまり、何かあった時のための貯金をしている方はとても少ないのです。
何かあった時のための貯金…そのための口座を開設し、月々5000円ほどでもいいので貯蓄していきましょう。
また、何かあった時に役に立つような保険に入っておくことも重要です。