今も昔も流行りを生み出すのは若い女性!新しい言葉も彼女たちによってどんどん生み出されています。
さて、あなたはこれからご紹介する若者言葉をいくつ知っていますか??
ヒンドゥー教や仏教では「吉祥の印」のはず‥。【卍(まんじ)】
この前電車で若い女の子のグループから、「まじまんじー!」という言葉が聞こえてきました。
”ま、まんじ???”としばらく頭の中を、その言葉がリフレインしていたのを今でも覚えています。
さて、あなたは、彼女たちが使った「まんじ」が何を表す言葉かわかりますか?表記を正確に表すと、「マジ卍」。
卍とは元々、ヒンドゥー教や仏教で「吉祥の印」を表すありがたい教えなのですが、今の女子高生はこれを、「調子に乗っている」「仲間との絆」を表す時に使うよう。
仲の良いグループで撮った写真などに、「マジ卍だから!」みたいな言葉を書き添えるのでしょうか?もうびっくりです。
また、何も意味を持たない状態でも使うようで、弾ける彼女たちの感性が眩しい今日この頃です。
ワンワン、犬じゃないよ!【ワンチャン】
「今のテストマジやばかったけど、次の得意だし、これワンチャンある!!!」わかりますか?ワンチャン。
犬ではないです。
ワンチャン、ワンチャン、そう、ワンチャンスの略!「まだ可能性ある」とか「残り1回、チャンスあるよ!」みたいなテンションで使われているようですが、その意味のポジティブさとマッチした歯切れのいい言葉のリズムが、個人的には好印象な若者言葉の一つです。
もともとは麻雀をする人が使っていた言葉のようですが、それがいつの間にか女子高生の間でも使われるようになったんだとか!そういえばこの前テレビで、麻雀好きな芸能人がこの言葉使っていました!その他にも、「ナイチャン」「ハンチャン」「フルチャン」「カクチャン」などの派生語があるらしく・・・、ここまでくると、大人世代にはわかりません!
普段みんながとってもよく使う言葉ですが・・・【すこ】
この言葉の意味は、大人世代も普段の生活でとってもよく使う言葉を表しています。
「パスタが○○」「海が○○」「誰々が○○」これを使う場面には、どんな時でも少しハッピーな空気が漂っていますね。
それが、ちょっと響き的には間の抜けた「すこ」になるんだから、若者の感性は計り知れません。
正解は、「好き」。
もともとはネットの動画サイトや掲示板で使われていた言葉らしく、それが若い世代に広まった模様。
例文は、「ほんとすこ」「これすこ」「ここすこ」など。
こんなふうに並ぶと少し可愛くて好感が持てますが、真剣な告白の場面で「あなたのこと・・・、すこ!」なんて叫ぶのはいくら若者世代でもやめましょう。
成功の確率が一気に下がる気がします。
案外、相手も若者世代なら「私も、すこ!」なんて返ってくるのでしょうか???
こんなことも略語で表す!!【イケボ】
「○○くんめっちゃかっこいいー!だって超イケボじゃない??」とか、「あのアニメ見た?ストーリーより主人公がイケボすぎて、そこばっか気になっちゃう!」のような感じで使われます。
わかりますか?イケボ。
正解は、イケメンボイス、つまり声がかっこいい!という意味。
最近は、若い世代を中心に様々なアニメが人気をはくしていますが、その裏に必ずいるのが美声によってアニメの魅力を引き立てる声優さんの存在。
そんな声優さんにもアイドル級の人気を持つ人が続々と増えており、そんな声優さんの声に惚れる女子を中心に、広がった若者言葉だと考えられます。
SNS場など、テキストがメインとなるコミュニケーションにおいては、”この部分をいい声で読んで欲しい”という意味を込めて、「好きだよ(イケボ)」のような形で使われることもしばしば!
大人世代でも、普通に使う人急増中!【いつメン】
この間、アラサーばかりが集まる女子会の話をしていたメールでの一コマ、「今日結局来れる人〜??」の感じの呼びかけに、手を挙げたのはいつも集っている女子ばかり。
そこで感じが思わず、「結局のいつメン!!」とポツリ。
”い、いつメン?”と心の中で疑問符が膨れ上がり、早速ネットで検索。
さすがにアラサー女子から発せられた言葉なので、若者言葉とは思わず、何か大人が普通に使う言葉なのかと思っていたら、これ、いつものメンバーの略なんですね!最近では大人世代でも普通に使われるようですが、若者文化から作られた言葉。
いつかは辞書に載ったりもするのでしょうか〜??
漢字で書いたら同じ2文字だよね!?【りょ】
こちらの若者言葉は、SNSやLINEが大流行し、デジタル上の言葉のコミュニケーションが増えた世代ならではだと思います。
「遅いし寝るね!」「りょ」とか、「じゃあ○○集合で!」「りょ」みたいな感じで使うのですが、正解は、了解の略。
「了解」と書けば終わるのですが、字面的にも響き的にも堅苦しさが漂う「了解」の文字を、ちょっぴり可愛く、そしてクールに「りょ」と返すのは、言われてみればなかなかな発明、のような気もします。
年下の子に使われたらちょっと”ん??(怒)”となりますが、気心のしれた友人同士なら、分かり合えてる感じもしていいですね♪
年配層には理解しがたい変化系【草生える】
「草生える」は、大人世代にはもっとも理解しがたい若者言葉なのではないでしょうか?大人世代の人の中にも、「ウケるw」のような形で、言葉の最後にwの文字をつけると何を表すかを知っている人は多いはず。
これは、「ウケる(笑)」の変化系ですね。
大笑いの時はwwwなど、その量がどんどん増えていくのですが、wwwをよく見ると、草が生えているように見えませんか?私には見えませんがw、答えは、”笑う”という感情を表したもの。
「何もないところでこけるとか、マジ草生えた!」のような感じで使われます。
wでマックスシンプルに感情を表したかと思えば、「草生える」とわざわざ文字数を増やして、言葉の退化のようにも感じますが、本当にユニークな若者文化には、興味をそそられるのであります!
使いこなせると意外に便利!!【とりま】
「とりま、風呂入る」とか「とりま、置いとこう」という感じで使う、とりま。
わかりますか?これは、マスターすれば大人世代でも結構使える言い回しで、気づかないうちに使ってしまうような言葉です。
答えは、「とりあえず、まぁ、」の略。
会議に出る直前に、「資料できてないんですけど!!」と後輩に言われて、「とりま、出席だけはして!」なんてクールに使ってみましょう♪パニクっている後輩の気持ちに、クスッとゆとりを与えられる。
かも??
辛いことも、怖いことも、かわいく乗り切れる【たん】
この「たん」という言葉は、これのみでは意味を持ちませんが、辛い時には「つらたん」、怖い時には「こわたん」、かわいいと思った時には「きゃわたん」、と感情を表す言葉の語尾につけて、その言葉をかわいく装飾できるんです!これもテキストでコミュニケーションを取ることが多い、この世代特有の文化でしょうか?