私たちが普段使っている日本語の中には、日本人でもあまり意味を知らない言葉がたくさんあります。

日本人だからといって日本語全てを理解しているというわけではありませんよね。

当然ながらあまり使う機会がない言葉や、そもそも重要ではない言葉はそこまで理解する必要もないわけです。

意味を知らないのは当然のことです。

特に若者言葉は、ある程度年齢を重てから用いることはありません。

意味を理解する場面も少ないので、分からないままになっていることも多いです。

そんな若者言葉の中に「しゃかりき」という言葉があります。

今回は、具体的に「しゃかりき」がどういう意味なのかをご説明していきます。

「しゃかりき」とはどういう意味?

しゃかりきという言葉は日常生活で用いることはあまりありません。

若い人でも意味を知らない人もいるかもしれませんね。

しかしながら歌の題名に使われたり、何気ない会話のなかで用いられることがもしかしたらあるかもしれません。

知らないと恥ずかしい思いをしてしまうことにもなりかねませんよね。

この機会に意味をマスターしましょう。

1. 語源


まずはしゃかりきという言葉の語源についてご説明していきます。

しゃかりきという言葉は、ひとつのものに対してがむしゃらになって固執することを意味しています。

脇目も振らずに物事の望む様を表しています。

具体的にどういうことか説明していきます。

あなたもこれまでの人生で、時間を忘れて没頭したような興味深いものや、魅力的なものを見つけた経験があるはずです。

例えば人によっては、仕事に没頭して時間を忘れるまで集中して取り組んだ経験がある方もいるかもしれません。

自分が行っているゲームがとても面白くて朝昼晩時間を忘れて没頭してしまったこともあるかと思います。

これが俗に言うしゃかりきという言葉の様を表しています。

一心不乱になって一つの事に対して集中して取り組んだり努力をすることを意味しています。

ひらがなの言葉から見るとその意味合いは推測されにくいような言葉ですよね。

2. 漢字はあるの?

この言葉は漢字を用いて「釈迦力」と書き表すことができます。

このように書くとちょっと雰囲気が出るようになります。

名前から察しが良い方は理解できるかと思いますが、釈迦という言葉がついているので、この言葉は仏教語になります。

釈迦とは、紀元前6世紀もしくは紀元前5世紀頃に来たインドに存在していたとされている人物であり、もともと仏教を開祖した人の事です。

生まれた時に七歩だけ歩いて右手で天を、左手で地を示して、天上天下唯我独尊と唱えたという伝説を持っているような人間です。

仏教を信じている人にとっては神様の様な存在です。

現代においてもその存在は崇められていることにより、たくさんの人から敬いの気持ちを持たれているということが理解できます。

この釈迦の力という漢字を用いてしゃかりきという言葉は存在しています。

意味合いとしてはそのままお釈迦様の力という解釈をすることができるのです。

一心不乱に努力するさまがまるでお釈迦様の力の大きさを表しているように解釈された事から用いられるようになりました。

また、釈迦力はお釈迦様の様に人々を救うために力を尽くす様子からきたともいわれています。

3. カタカナで書く

カタカナ表記で「シャカリキ」と表される事も多くなりました。

意味合いとしてはそこまで変わるわけでもなく、もともとの意味合いとして用いることができます。

4. いつから使われるようになった?


しゃかりきという言葉はまず、お釈迦様に例えられた力であるので、ある程度以前から用いられていた言葉になります。

しかし、過去の出典物などからその形跡が発見できていない状況で、まだあまりはっきりとわかっていないのです。

ですが、戦前の一部で使われていたという事は判明しています。

ある程度過去から用いられていたという事はやはり間違っていません。

しかしながら、意味合いがお釈迦様という言葉から来ているので、だいぶ古くから存在している言葉だということはかなり有力ですね。

何故若者が使うの?

昔の言葉なのに今の若者が使っていることに関して多少違和感を感じる方も多いと思います。

どうして若者が使うのかということを考えた時に、漫画の影響がとても大きいと言われています。

漫画の影響

あなたはシャカリキ!という漫画を知っていますか?

この漫画は週刊少年チャンピオンなどで連載されていた漫画なんです。

シャカリキ!は映画化もされていて、2008年9月6日に公開されています。

この漫画は、自転車競技を題材にした話です。

ロードレースをテーマとした漫画作品が少ないこともあって、漫画の中でも比較的高い評価を受けられている作品です。

基本的にはシリアスなスポーツ漫画なのですが、所々にギャグが挟まれています。

幅広い年代の方に愛されている漫画です。

ロードレースのエッセンスをたくさん盛り込んだ濃厚な描写もあります。

ロードレースに携わっている方やスポーツが好きな方にとってはとても面白い漫画です。

作品自体が熱い描写が多く、よりリアルな絵のタッチなどで描かれています。

とても魅力的な作品なので、自転車競技や、スポーツが好きな人はハマること間違いなしの漫画です。

この漫画をきっかけにして、たくさんの若者がしゃかりきという言葉を使うようになりました。

5. 自分の強い思いを伝えたい時に使う

しゃかりきの言葉の意味合いとして 一つの事に対して夢中になってがむしゃらに努力し続ける様という意味合いがあります。

捉え方によっては自分の強い思いを相手に伝えたい時に使うことができます。

しゃかりきとがむしゃらと言う言葉はとても似ています。

意味合いとしても紙一重の存在になるので、自分の強い想いを伝えたい時にはがむしゃらに相手に伝えると言う言葉の用い方もできます。

なので、がむしゃらという言葉を繋ぎ変えて、しゃかりきに相手に伝えるという言葉に変換することもできます。

相手に対してどうしても伝えたい感情があるのであれば、それはしゃかりきになって伝えるべき気持ちだと言うことです。

このようにしゃかりきと言う言葉の本当の意味を知っておくと、日常生活でもよく用いられる場面が出てくるかと思います。

6. 人を助けるために頑張る時に使う

さらに別の意味合いとしてご紹介できるのが「人を助けるために頑張る時」に使える言葉ということです。

例えば、よく起こりうる事故としては、夏の暑い時期なのに家族で川に遊びに行くとします。

その時に幼い子供が川に飛び込んで溺れてしまう様な事故もよく起こります。

そんな時に子供の父親が、子供を助けるために飛び込んで子供を助けようと必死になっている状況などを表す時に、しゃかりきと言う言葉を用いることもできます。

「川に溺れた息子をしゃかりきになって助けようとする。」

人を助けるために自分が助けたいという一心になって努力することを表す言葉としてとらえることが出来ます。

しゃかりきという言葉はただ物事に対して集中して取り組むだけではなく、このように様々な状況において一心不乱に行うさまを表す言葉でもあります。

意味を理解して正しくしゃかりきという言葉を使ってみてください。

7. お笑いコンビ名にもなっている

お笑いが好きな方であれば知っている方も多いと思います。

若手芸人で注目されているお笑いコンビに、「しゃかりき」というコンビが存在しています。

熊本県出身の1987年6月21日生まれの光というボケ担当の男性と、 1989年2月28日生まれのツッコミを担当しているおっくんという男性の二人組のコンビです。

最近ではめまぐるしく活躍をしており、テレビ番組としてはダウンタウンのガキの使いにあらへんでや、ツギクルモンにも出演をしています。

かなり知名度の高い番組に出演していることもあり、 今話題のお笑いコンビとなっています。

またもう一つ有名な話としては、俳優で大きな活躍をしている高良健吾さんとなんと同級生で友達であるということをテレビ番組で発表しているなど様々な話題を呼んでいるコンビです。

その活躍ぶりから、しゃかりきが若いコンビの中でも初の単独ライブを行っています。

だまって俺についてこい!!と言う単独ライブで成功しています。

しゃかりきのお笑いネタが気になる方は、動画投稿サイトなどでも名前を検索すれば出てくると思いますので一度見てみてください。

8. 歌の歌詞にも使われている

しゃかりきは歌の歌詞などにも用いられていることがあります。

歌の歌詞にも用いられた事により、一層しゃかりきという言葉が有名になるきっかけになりました。

また、実際に取り入れている歌手グループがかなり認知度が高く、たくさんのファンが存在していた事からも知るきっかけになった方も今でも多いです。

実際にしゃかりきという言葉を用いられた歌について簡単にご紹介します。

しゃかりきコロンブス

しゃかりきと言う言葉が用いられている歌は、 光GENJIの「パラダイス銀河」です。

「大人は見えないしゃかりきコロンブス」という歌詞があります。

この歌手が一躍しゃかりきという言葉を有名にしたきっかけにもなっています。

しゃかりきコロンブスという意味合いとしてはよく分からない方も多いかもしれません。

「大人は見えないしゃかりきコロンブス夢の島までは探せない」

解釈によると大人がどんなに一生懸命になったとしても、夢の島を見つけることはできないという意味合いになっています。

ここで用いられているコロンブスと言うのは、著名人のコロンブスをさしています。

コロンブスという言葉は何かを探す人の例えとして使われています。

大人がどんなに一生懸命になって探したとしてもという意味合いとして捉えることができます。

ちなみに今の若い方は知らない方も多いので光GENJIを簡単に説明します。

1980年代終盤から1990年代前半に活動していた日本の男性アイドルグループであり、ジャニーズ事務所からデビューしているグループです。

ジャニーズ事務所といえば美少年がたくさん在籍していることでも知られていますよね。

今活躍しているジャニーズ事務所のアイドルは、山下智久さんや亀梨和也さん、嵐や関ジャニ∞などのたくさんの人気なアイドルが存在しています。

芸能界でも一大勢力となっています。

当時においても光GENJIに在籍している人はかなり有名な方が多く、その中でもひときわ存在感があったのが、諸星和己さんです。

諸星和己さんは現在は46歳ですが、今でも輝くルックスを持っており、人気の芸能人です。

元々は既存のグループ5人組のGENJIと2人組の光というグループが合併して、光GENJIが結成されました。

今では色々と有名な chage and aska が楽曲を提供した作品でレコードデビューをしています。

当時はローラースケートを履いて踊ったり、バク転などもこなしたりするなど、アクロバティックなパフォーマンスもたくさんの人に受けてデビューしてすぐに人気が急上昇していた伝説のグループです。

社会現象として取り上げられたりすることもあり、かなりの知名度がありました。

そのグループの代表的な歌の歌詞といえば、やはり知名度が広がらないわけがないですよね。

ここでしゃかりきという言葉を初めて知ったという方もかなり多いはずです。

9. 「しゃかりき」の例文

しゃかりきという言葉の意味について理解したところで、簡単にしゃかりきを用いた例文をご紹介していきます。

しゃかりきという言葉がなかなか用いられないので、どういう風に文章の中に組み込めば良いのかピンとこない方もいると思います。

この機会にしゃかりきを用いた例文を覚えて現実の世界でも使ってみてください。

「彼女は結婚式の準備でシャカリキになっている」

しゃかりきという言葉の意味合いとして、シャカリキになって一つのことに集中する様子があります。

彼女は結婚式の準備で夢中になっているというような意味合いを捉えることができます。

男性にとってもそうですが女性にとっては結婚式は人生でたった一度しかないような大きなイベントでもありますよね。

自分自身の大きな晴れ舞台になるイベントです。

どちらかと言えば男性はドライな傾向があります。

しかし、女性に関しては人生で一番綺麗になりたい日でもあります。

こだわりを持って結婚式を成功させたいと思っている方の方がはるかに多いはずです。

なので、女性の方が結婚式の準備に夢中になったり、集中して取り組む様子をシャカリキと表すことができます。

「父は家族のためにシャカリキになって働いている」

しゃかりきという言葉は何かに対して一生懸命になったり集中しているさまを言い表す言葉です。

この例文の場合は、お父さんは家族のために無我夢中になって働いていると捉えることができます。

家族を養っていくためには当然ながらお金が必要です。

お金を稼ぐのであればたくさん仕事を行わなければいけません。

どんなにつらかったとしても家族を助けていくためには必要なことです。

多少なり自分が無理をしてでも働いて、お金を稼がなければいけないという強い気持ちを表した言葉です。

他にも若者によく使われる言葉をご紹介

ここまではしゃかりきという言葉の意味について簡単にご紹介していきました。

ここからは他にもしゃかりき以外に若者がよく使っている言葉をご紹介していきます。

若者が使っている言葉はたくさんあり、様々な新しい言葉が早いペースで生み出されています。

なかなか全てを理解するのが難しいかもしれません。

ですが、主要な言葉については理解しておくことで、円滑なコミュニケーションができるようになるのでこの機会に理解してみてくださいね。

1. 逸般人

まずはじめにご紹介する若者によく使われる言葉は、「逸般人」という言葉です。

逸般人は読み方としては、「いっぱんじん」です。

普通に使う「一般人」ではなく、「逸般人」は逸脱した人という言い合いを持っています。

具体的にどういう事かといいますと、掲示板上などにおいて、腐女子やオタクなどを指し示したり、隠れオタクなどを言い表す言葉の総称になっています。

また、一般人なのに逸脱したような桁外れな能力を持っている人の事を指し示す言葉だったりもします。

なかなか理解していない方にとっては難しい言葉かもしれませんね…。

もともと若者言葉は2ちゃんねるなどのインターネット用語だったり、インターネットスラングから生まれている言葉になります。

この腐女子という言葉もインターネットスラングなので、そもそもの意味を理解していないと逸般人という言葉の理解も難しいと思います。

もともとはオタクという立場が世間であまり認知されずに、マイナスな印象を受けられる言葉だったのです。

自虐的に自分を指し示したり、常人には到底不可能な事を簡単に行ったり、自分ではプロと言わないにしても、プロ並みの技術を持った人などを呼ぶ事が起源とされています。

あなたの周りにも何かに対してプロのライセンスは持っていないにしても、高い技術力を持っている人がいるかと思います。

そのような方を「逸般人」と呼ぶ事ができます。

2. 今北産業

次にご紹介する若者によく使われる言葉は、「今北産業」です。

今北産業とはインターネット掲示板2ちゃんねるなどでよく用いられているネットスラングです。

意味合いとしては、仕事の形態を表すような言葉ではなく、今北とは、今ここに来たという意味。

産業という言葉は、三行でこの掲示板の内容を伝えてくれという意味です。

要するに、掲示板などはたくさんの人たちのコメントが並んでいる場所になるので、上から下まで一気になしに見ていると時間がかかってしまいます。

なので、「今この掲示板に来たのだが、この掲示板の内容詳しく知りたいから長いと嫌だから、3行で説明してくれないか」という意味合いとして捉えることができます。

今ここに来たんだけど、三行でここで起こっていることを説明してくれと言う意味合いと全く同じですが、このように入力すると長くなってしまうので、たった一言で、今北産業という言葉で全てを説明することができるのです。

知っている人からするとごく当たり前の言葉ですが、知らない人からすると全くもって意味が分かりません。

現実世界においてはなかなか用いられることがないかもしれませんね。

最近はlineでグループチャットで、一気に返事をしたりするので内容が曖昧になってしまったり、長くなってしまっていることがあるので、その時に今北産業という言葉を使うと、誰かが説明してくれる可能性があるかもしれませんね。

【今北産業については、こちらの記事もチェック!】

3. オトメン

次にご紹介する若者言葉の一つとして、「オトメン」という言葉があります。

オトメンという言葉は以前ドラマなどでも用いられていた事がある言葉なのですね。

結論から言うと、少女という言葉と男性を意味するmenという言葉が組み合わさった合成的な言葉です。

ここまで説明するとある程度予想がつくかもしれませんね。

昔と比べて比較的最近は外見の面においては中性的な顔をしている男性がモテるようになっています。

なので中性的な男性は女性的な面も持っていると考えた時に、男性であるにも関わらず乙女的な趣味は考えを持っていて、料理や裁縫など家事全般に才能を発揮するような男性のことを「オトメン」という言葉で指し示す様になりました。

なので付き合っている男性が料理が上手であったりすると、彼氏ってオトメンんだよねと言う様な形で表現したりすることができます。

乙女チックな男性のことを総称して、オトメンという言葉で用いることもありますので、かなり幅広い意味合いを持っていると考えることができます。

【オトメンについては、こちらの記事もチェック!】

4. 亀レス

次にご紹介する若者言葉は、「亀レス」です。

亀レスという言葉はインターネットなどをよく見ている方はご存知かと思います。

その名前の通り亀の様なレスをするということです。

まず着目していただきたいのが、亀という生物ですが、亀という生物は歩くのが遅い生き物ですよね。

なので、亀=遅いという事を理解してください。

レスというのはレスポンスの略称で、掲示板などで誰かが誰かに質問をしたりする事や、その返事を意味しています。

これを踏まえた上で説明すると、掲示板なのでかなり前に話をしていた内容について返事を書くことであり、その返事を書くこと自体の意味として用いられています。

その名前の通り、亀のように遅いレスポンスを行っているという言葉の略称と認識してください。

5. 塩対応

次にご紹介する若者言葉は、「塩対応」です。

塩対応は比較的若者以外でも知っている方はかなり多いと思います。

塩対応はその名前の通り、塩を連想させるような対応をする事です。

具体的には塩のようにしょっぱい対応を行うという事なので、そっけなかったりするような対応の事を指し示しています。

それ以外にも、相手をなめているというような意味合いで連想される場合などもあります。

反対語には皆さんもご存知かと思いますが、神対応という言葉が存在します。

【塩対応については、こちらの記事もチェック!】

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「しゃかりき」という言葉や、その他の若者言葉について簡単にご紹介しました。

ある程度の言葉の意味を知っておく事で、話についていけないという事もなくすことが出来ます。

面白い意味合いを持っている言葉も多いので、こういう言葉があるんだ、くらいに把握しておいてください。

いざ聞いた時には理解する事もたやすいので、便利です。

この機会に若者言葉の面白さも感じていただくとより理解が深まりますよ。