声が小さいことで悩んでいる方は意外と多いといいます。
あまり大きな声も考え物ですが、普段から声が小さく、会社の会議やしっかり意見を伝えたい時に声が小さいと上手く伝わらずに支障が出てしまいます。
また、声が小さいことにコンプレックスを感じると、ますます声が出なくなるという悪循環に陥る可能性もあります。
本人にとっては深刻な問題です。
そこで声が小さい人の原因を10個挙げ、原因を究明していきます。
また原因をお伝えした後には具体的な対策法もお伝えしていきます。
現在声が小さくて悩んでいる方は、一日でも早くその状態から抜け出しましょう。
仕事で役立つことはもちろん、コンプレックスから解放されるメリットもあります。
それでは声が小さい10個の原因についてお伝えします。
️声が小さい人の10個の原因
本人が望んでいないのに声が小さかったり、必要な時に大きな声が出ないという人も多いのではないでしょうか。
病気やケガなどの明らかな原因がないにも関わらず声が小さい人の場合、周りと上手くコミュニケーションが取れずに内向的な性格になってしまうこともあります。
内向的な事自体は悪いことではないのですが、本人がコンプレックスを感じてしまうと精神的に辛い状態が続きます。
その様な状態から抜け出すために、まずは声が小さい人に共通する原因を探っていきましょう。
自分に思い当たる原因が見つかれば、対策も立てることが出来るでしょう。
それでは一つ一つ原因を見ていきましょう。
1.姿勢が悪い
姿勢が悪いと声の通り道を狭くしてしまうので、声が小さくなってしまう可能性があります。
例えばあごが前に突き出たような姿勢や、反対にあごを引いている姿勢はどちらも自然なあごの位置からずれています。
そのため、首の内側に圧迫感を覚えたりのど仏の辺りが詰まったような感じになるので、発声が上手く出来ずに声が小さくなってしまう可能性があります。
普段から自然な首と頭の位置を保っている人にはそのような事はありませんので、スムーズに発声が出来ます。
あごは出し過ぎず、引きすぎず、自分の感覚で一番楽で自然な位置をキープしましょう。
そうすると体内でも声帯や首周りの筋肉も適度に緩み、声が出しやすくなります。
また、無意識に口元が緊張している人も上手く口や舌の筋肉が使えないので声が小さくなる傾向にあります。
口元や舌が緊張していないか、意識的に確認して、緊張していたら緩ませてみましょう。
またウエストに合っていないきつめのズボンを履いていると、お腹が常に圧迫されるため声のボリュームが大きく出来ずに小さな声になります。
声優さんや舞台役者さんは、ハッキリとしたセリフをしゃべるために皆腹式呼吸をして発声をしています。
お腹から息を出して、その息に声を乗せると大きくて通る声になります。
声や息の通り道であるお腹から気道、声帯、そして口までムリな緊張がない姿勢にすると声の質や音量の改善につながります。
まずは無駄な緊張がないか自分の体をチェックしてみましょう。
そして意識して緊張を解いていくのです。
そして吐く息に合わせて声を出してみると、段々と大きな声が出せるようになっていきます。
まずは一人でいる時などにリラックスをして緊張を解き、吐く息に声を乗せる練習をしてみましょう。
2.口の開きが小さい
口の開きが小さいことも声が小さい人の特徴です。
声は口から発声するので当然といえば当然ですが、気づかないでいると、本人は口の開きが小さいと感じていないので改善しません。
口の開きが小さいと感じる方は、まずは意識して口の開きを大きくしてみましょう。
まずは日本語の母音である「あいうえお」の口の開き方を練習します。
あ、の音でしたら口を大きく縦に開きます。
い、の音は口を横に、う、の音は口をすぼめます。
え、の音はあといの中間くらいの開き方になります。
そしてお、の音はうの音より少し縦に口をすぼめます。
以上の5つの音を基本に日本語の音は形作られていますので、この5つの音の口の開き方をしっかりマスターすれば、他の音も改善されていきます。
自分の部屋などで鏡を見ながら行うと良いでしょう。
始めはちょっと大げさだと感じるくらいに口を動かした方が、顔の筋肉の運動にもなるのでしっかりとそれぞれの口の開き方をマスター出来るでしょう。
また、顔の表情筋が鍛えられるので表情も豊かになり、若く見えるようになるメリットも期待できます。
3.声帯が閉じていない
声帯を閉じることがよく通る声を出すポイントになります。
声帯を閉じる、とはあまり聞きなれない表現だと思います。