その様な人は緊張で声や息の通り道である気道や、声帯のある喉、腹式呼吸で使うお腹が固くなってしまい、上手く声を出すことが出来なくなってしまっているのかもしれません。
そうなってしまうと小さい声しか出なくなってしまいます。
焦って緊張を解こうとすると、かえって逆効果になることもあります。
過度な緊張は精神的にも余裕のなさを生み出してしまうのでよくありません。
緊張をして小さい声しか出ない場合は、まずその状態は認めて受け入れることです。
人により個人差はありますが、緊張している自分を認めて受け入れると緊張は和らいでいきます。
自分自身が自分の味方になりますので、落ち着いてきます。
また、ほとんどの場合、人に対して緊張をして声が小さくなるので、人に慣れることも大切です。
ちょっと勇気をもって人と話す機会を増やしてみるといいかもしれません。
例えばコンビニやスーパーなどの店員さんに商品の説明を聞いたり、街中で人に道を尋ねたりと軽い会話を繰り返して慣れさせていきます。
例え上手くいかなくても気にせずに、トレーニングだと思ってしてみましょう。
もちろん同じ人に長時間話しかけたり、何回も話しかけることは迷惑になりますので人を変えて行いましょう。
また、人の目を見ることが苦手で緊張してしまう人は、無理をして目を見るのではなく、目の辺りをゆるく眺めるようにしましょう。
時々目が合えば十分です。
人に慣れてゆくことで、徐々に緊張が緩和されて声も大きく出せるようになっていくと思います。
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6.発言に自信がない
自分の発言に自信がない場合、声もそれに伴い小さくなってしまいます。
普段は普通の声が出せるのにプレゼンや人に何かを伝える際に発言に自信がないと声も小さくなり、その自信の無さが相手に伝わってしまいます。
この様な場合は自分の発言に自信が持てる様に、自分が発言したい内容についてよく調べて自信を付けましょう。
人間は自分が好きなことやよく知っていることには自信を持って大きな声で話すことが出来ます。
まずは自分自身で納得出来るくらいに発言したいことをよく調べて自信を付けましょう。
また、過去に自分の発言で何らかのトラブルを発生させてしまった場合や、自分自身に対して自信がない場合もあります。
そんな状態の人は過去の自信を無くした出来事を思い出して、心の中で解決する必要があります。
自分一人で難しい場合は、心理カウンセラーや精神科医のカウンセリングや診察を受けてみることもよいでしょう。
7.相手の反応を気にしすぎ
話をする相手の反応を気にし過ぎると、声が小さくなってしまいます。
元々相手の顔色をうかがって話しているので、上手く会話のペースをつかむことが出来ずに声も小さくなってしまいます。
相手の反応を気にすることは、必ずしも悪いことではありません。
むしろ相手を気づかいながら話しが出来る素晴らしい性格です。
しかし、気にし過ぎてしまうと相手の反応に左右され過ぎてしまうので、上手く会話が進まずに声も小さくなってしまう可能性があります。
この様な場合は、会話をするにはお互いが対等な立場で話をする必要があることを自覚して話しましょう。
もちろん相手が上司や先生など目上の人の場合、その様な上下関係を保った上で話すようにしましょう。
8.怒られるのが怖い
話をする相手に過去に手ひどく怒られた経験がある場合、また怒られることが怖くなり声が小さくなることもあります。
さらに小さい頃に親や身近な大人に頻繁に怒られ、そのことがトラウマになっている場合、人と話をする際に無意識で相手を恐れてしまう場合もあります。
また現在進行形で上司など目上の人にいつも怒られてしまう環境にあると、会話をする前にまた怒られてしまうのか、という恐れの気持ちが表れてきて会話の際に声が小さくなってしまいます。
あまりにも会話の相手が理不尽な怒り方をする場合は、その人に問題があります。