また親からの虐待など不幸な家庭環境で育った人の場合、自分の身を守るために控えめな性格となり声が小さいこともあります。
育った環境は思いの他声の大きさにも影響があります。
先ほどの例とは反対に、声が大きい家族の下で育った人は、本人の声も大きくなる傾向にあるかもしれません。
声が小さい原因が思い当たらない場合、案外育ちや家庭環境が影響している可能性もあります。
️声が小さいことの対策法は?
ここまで声が小さいことの原因を10個に分けて解説してきました。
実際に当てはまる原因はありましたでしょうか?
各原因ごとに具体的な対処法もお伝えしましたが、この章では誰でも出来る簡単な対策法をお伝えしていきます。
自身に合った方法を行ってみてください。
肉体的や精神的に個人差があるので、無理はし過ぎずに空いている時間で行いましょう。
すぐに効果が出るものではないかもしれませんが、焦らずに楽しみながら行いましょう。
口を大きく開く
簡単な対策法は口を大きく開くことです。
物理的に口の開きが小さいとそれなりの声しか出せません。
まずは大きく口を開く意識をするだけで大分変ります。
その際に日本語の口の形である母音に合わせて口を開くことを心掛けましょう。
日本語の口の開きは「アイウエオ」の5音を基本に構成されているので、この5つの口の開き方さえマスター出来れば他の音も大きく出せるようになってきます。
忙しい人は朝の外出前と夜寝る前だけでも母音の口の開きをしてみましょう。
それだけでも大分違うはずです。
ハキハキ話すことを意識する
意識を少し変えるだけで声の音量も上げることが出来ます。
気持ちの上でハキハキ話す意識を持つと、実際に声質も変わってくるでしょう。
劇的に変わる人もいれば、少しづつ変わる人もいるので人により様々ですが、効果が実感できると思います。
例えばボールを遠くへ投げようとする場合、なるべく遠くへ飛ぶように腕や体の力を使いますよね?
同じ様にハキハキした声を出して話そうと、意識するとハキハキと話せるようになるのです。
もちろんボールを投げることが得意な人とそうではない人がいるように、ハキハキ話すことが苦手な人もいます。
それでも今よりは良くはなりますので、是非意識してハキハキ話そうとしてみて下さい。
表情筋のトレーニング
感情を表現する表情筋を鍛えると、声の音量を上げ、声に表情を持たせることが出来るようになります。
声に表情というと、少し不思議な表現に聞こえますが、声優さんは声だけで芝居をして、アニメのキャラクターに命を吹き込みます。
表情筋を鍛えると感情表現も豊かになってくるので、自ずと声による情報の伝え方が上手くなっていきます。
結果、声の音量も上がってくるでしょう。
具体的には喜怒哀楽のそれぞれの表情の時に使う筋肉を意識してみることです。
例えば楽しい時にはどんな表情をするのか、その表情を実際作ってみましょう。
そうすることで、その表情の筋肉を鍛えることが出来ます。
可能でしたらその表情に合った気持ちを声で表現してみます。
これは声優さんや役者さんのトレーニング法ですが、より豊かで大きな声を出すことに役立ちます。
変に力まない
力みは緊張を生み、声を小さくしてしまいます。
意識的に緊張を感じたらリラックスするようにしましょう。
特に発声に関わるお腹から胸、首から喉、舌や口の周りの筋肉を柔らかく使うようにします。
簡単なリラックスの方法として、緊張を感じた部分を少し揺さぶるようにするとほぐれていきます。
その際に深呼吸もすると一層効果的です。
自然な心地よい緊張感はパフォーマンスを上げてくれますが、変な力みはその都度ほぐしていくようにしましょう。
ボイストレーニングを習う
経済的に余裕がある方は、プロのボイストレーニングのレッスンを受けることも声を大きくすることにつながるでしょう。
客観的な支持も受けられるのでおすすめです。
歌のレッスンや、台詞を使ったレッスンなどレッスン内容もコースによって色々あります。
自分に合ったレッスンを受けることが大切です。
また、講師の先生との相性もありますので、無料の体験レッスンなどで相性の良い先生を見つけましょう。