別れを切り出せない
「もう限界…」と思うような関係であっても、アダルトチルドレンは自分から別れを切り出すことができません。
そのため、必要以上に頑張りすぎてしまい、また1人で苦しくなるという悪循環を繰り返してしまいがちです。
やはり、どれだけ嫌な関係であっても、子どもの頃から我慢することが当たり前になってしまっていたため「きっと、いつかどうにかなるはず」と自分の気持ちを見てみぬふりしてしまうのです。
また「自分から別れを切り出すことによって、恋人はどう感じるのか?」と考えると、別れを切り出すことなんてできなくなってしまうのでしょう。
好きか嫌いか分からない
アダルトチルドレンは、好きか嫌いか分からないまま恋愛をする傾向があります。
というのも「自分が相手のことを好きか嫌いか」ということ自体はどうでもよく「求められるか、求められないか」が重要なのでしょう。
そのため、まったく興味のない相手であっても自分を求めてくれるのであれば、自分の感情はそっちのけで相手に尽くしてしまうことがあります。
ですから「交際」という形にとらわれることなく、一夜限りの恋に足を踏み入れてしまうことも多いようです。
これらは、子どもの頃から自分の感情を抑えつけたり、誰かにとっての良い子を演じるという症状が大きくかかわっています。
アダルトチルドレンの世代間連鎖
ここまで「アダルトチルドレンの恋愛傾向」について紹介してきました。
恋人の言いなりになったり、過剰に尽くしてしまうなど、なんとも切ない恋愛傾向が見られましたね。
それでは、ここからは「アダルトチルドレンの世代間連鎖」についてお話ししていきます。
無意識に親と同じ行動を取る
「子は親をうつす鏡」という言葉があるように、子どもは両親の影響を1番に受けます。
そのため、両親がやっていることをなんでも正しいと思い込んでしまい、やがて自分も同じ行動を取ってしまうのです。
ですから、もし自分に子どもが生まれたときには、自分が子どもの頃に受けていた虐待やネグレクトを起こしてしまう可能性があります。
もちろん、されて辛い思いをするのは分かっているのですが、自分のことを制御できなくなってしまうのです。
親自身がアダルトチルドレンの場合も
アダルトチルドレンの両親は、実際にアダルトチルドレンである確率が高いとされています。
先ほども紹介したように、子どもは無意識に親と同じ行動を取る傾向があります。
そのため、自分がされてきて1番嫌だったことを、制御できないがために自分の子どもにしてしまうのです。
ですから、次の世代へとどんどん悪循環が起きてしまうといえます。
もちろん、アダルトチルドレン全員が同じ行動をとるわけではありませんが、確率は非常に高いということを頭の中に入れておきましょう。
アダルトチルドレンからの回復方法
ここまで「アダルトチルドレンの世代間連鎖」についてお話ししてきました。
無意識に親と同じ行動を取ってしまったり、親自身がアダルトチルドレンの場合は、悪循環が起きてしまう可能性が高いのです。
ですから、できれば子どもを産む前に回復しておきたいでしょう。
それでは、ここからは「アダルトチルドレンからの回復方法」について紹介していきます。
自分がアダルトチルドレンであることに気付く
アダルトチルドレンから回復するためにも、まず1番はじめにしておきたいことは「自分がアダルトチルドレンであることに気付く」ということです。
やはり、子どもの頃から複雑な家庭環境が当たり前になってしまっている人は、自分がアダルトチルドレンであるということに気づけない可能性があります。
そのため、誰にも気づかれることなく、自分1人だけで過去のトラウマに苦しんでしまうのです。
もし、自分がアダルトチルドレンだと気づくことができたのであれば、かなりの確率で回復できる術が見つかるでしょう。
安心できる居場所を確保する
自分がアダルトチルドレンであることに気づけたら、次は自分が安心できる場所を確保しましょう。
とはいえ、1番安心できるはずの家庭が複雑だったアダルトチルドレンからすると、安心できる場所を確保するということは非常に難しいことだと思います。
そのため、これから紹介する場所へ足を運んでみることがおすすめです。