男だから、収入を多くいれなければならない、女性だから家事全般をやって当然といった考えも持っていません。
お互いに対等であり、恋人全てが対等な関係性だと思っているのです。
自分だけのものではない
「一般的な恋愛でも恋人を所有物だと思っていない」「一対一の恋愛関係でもお互いに尊重している」と反論したくなる人もいるでしょう。
当然、そういった人たちもいるでしょう。
しかし、慣れてしまっているだけで、恋人と自分が対等な立場ではない場合も多々あるのです。
共働きなのに、家事は女性負担が多い、育児中なのに男性は飲み会に参加できて、女性はできないなど、不思議な習慣を見聞きしたことはありませんか?
旦那の実家には帰るのに、嫁の実家には年に1回程度しか帰らない、またはその逆もしかりです。
気付かないうちに、人々はパートナーを自分の所有物だと勘違いし、自分が思ったように動かそうとしています。
そして、それらが当たり前だと感じ、パートナーは従わざるを得ない状況も多々あるのです。
しかし、ポリアモリーは互いを尊重し続けます。
お互いの欲求や好奇心など、制限することなく一緒に過ごすことができるのです。
また、ポリアモリーの恋人は、別の恋人を作ることもできます。
ポリアモリーは所有せず、固執せず、人を尊重する価値観を持っています。
パートナーが自分以外に魅力的な人物を見つけても、それらは当然の事として受け入れ、応援する場合もあるのです。
恋人が二人以上でも大丈夫な理由とは?
ポリアモリーという関係性をすべての人が理解し、受け入れられるわけではありません。
しかし、皆さんが考えているほど、大きなトラブルや拒絶が見られないのも特徴の一つと言えるでしょう。
一対一の恋愛や結婚生活が当たり前だと考える人にとって、恋人が2人以上でも大丈夫な理由が全く分からないといった人の為に、ここからはポリアモリーという関係性を受け入れられる理由や、恋人が二人以上いても大丈夫な理由についてご紹介していきます。
ポリアモリー同士で付き合うことが多い
ポリアモリーという関係性は、一般的な恋愛をしている人々に受け入れがたい部分があります。
そのため、ポリアモリー同士で付き合うことが多くなります。
ポリアモリー同士なら、お互いの価値観を尊重することが容易にできますし、同じ価値観を持っているため、嫉妬や争いを生みにくくなるのです。
中には、一般的な恋愛をしてきた人が、ポリアモリーと関係を持つ中で、受け入れ、自身もポリアモリーになったりする場合もあります。
理解がある人とだけ付き合う
ポリアモリーという関係性の絶対条件として、関係者すべてがポリアモリーという関係性を理解し、合意している必要があります。
つまり、理解がある人とだけ付き合うのです。
ポリアモリーという関係性を強要することもありませんし、相手が認めていないにも関わらず、浮気や不倫を「ポリアモリー」で押し通すこともないのです。
ポリアモリーの価値観の中には、相手の個性や思いを尊重し、誰に対しても配慮を持って接するといったものがあります。
こういった価値観を持っているため、理解のない人に無理やり押し付けることもありませんし、正当化するためにポリアモリーを利用することもないのです。
ポリアモリーを理解し、合意して関係を持っているため、相手に恋人が複数人いても、自分に恋人が複数人いても、トラブルになることがないのです。
付き合う前にポリアモリーについて話す
ポリアモリーという関係性を持ちたい人々は、ポリアモリーという関係性を築く前に、相手に必ず打ち明けます。
自身がポリアモリーという関係性を望んでいる事、ポリアモリーとはどういった関係性なのか、交際関係に発展する前に相手に打ち明けるのが鉄則のようになっています。
その理由は、ポリアモリーという関係性には、お互いの合意が必要であり、相手を思いやっているからです。
そのため、一般的な浮気や不倫とは全く異なり、隠れて異性や他の人物と関係を築くこともありませんし、後出しのように「ポリアモリーだった」と打ち明けることもないのです。
もし、パートナーが浮気した際、「自分はポリアモリーだから」といった人物がいたとしたら、それらは自身の行為を正当化したいがために、ポリアモリーという関係性を利用している人物だと考えていいと思います。
ポリアモリーは自分も相手も同等に尊重するのです。
嫉妬を見せない・嫉妬しない
ポリアモリーという関係性を了承し、恋人が複数人いても平気なのは、嫉妬をしないからです。