店員さんが必死に謝っても「こういう場合の謝り方は○○ではなく■■でなければならない」と考えて、さらにクレームを重ねることもあります。
神経質で一つの正解しか認められないのもクレーマーの特徴の一つだといえるでしょう。
8:思い込みが激しい
被害者意識が強いクレーマーは、思い込みが激しいと言い換えることも可能です。
「わざとミスをしたわけではない」と普通の人が思う場面でも「自分を馬鹿にしているからミスをしたに決まっている」や「自分はどうでも良い客だと思われて馬鹿にされているから、わざと適当な接客をしているに決まっている」と思い込んでしまいます。
普段から思い込みが激しい人は、一旦冷静に考える癖をつけないといつの間にかクレーマーになってしまうかもしれません。
9:言葉遣いが荒い
言葉遣いが乱雑で、普通に話しているだけでも周りの人に対して威圧的な態度を取っているように見えてしまう人がいます。
実はクレーマーにはこうしたタイプの人も多いと言われています。
言葉遣いが悪いため、単に普通のことを指摘しているだけなのにクレーマーに見えてしまうのです。
「お釣りが間違っていますよ」と言えば良いところを「お釣りが違うだろ!横領するつもりか!泥棒か!警察を呼べ!」と話してしまうと、問題が拗れてしまうでしょう。
クレーマーにならないためには、自分自身の言葉遣いにも注意して過ごしましょう。
10:他人のミスが許せない
完璧主義の人は自分に対して厳しい目標を持ち、小さなミスをした時でもすぐに善後策を考えてミスを繰り返さないようにする人が多いと言われています。
もちろんそうして自分を成長させることができるような高い向上心を持っていることは、決して悪いことではありません。
しかし、それを他人にも押し付けてしまうとクレーマーになってしまう恐れがあります。
小さなミスでも他人のミスが許せず、ミスをされると自分が馬鹿にされているように感じられる人もクレーマーになってしまいかねないでしょう。
11:アドバイザー気取り
実はクレーマーの中には相手を追い詰めているという意識が全くない人もいます。
そうしたタイプのクレーマーは自分のことを「他の人は言いづらい相手の落ち度をしっかり指摘させてあげて、相手を向上させてあげられる優しい人間」だと認識しています。
普段から友達に対して「あ、太ったね!」などと無神経な一言を言って怒らせてしまうような人は、店員さんにも重箱の隅をつつくようなクレームを入れるクレーマーになってしまう恐れがあります。
クレーマーの行動
先ほど紹介したクレーマーの特徴11個に当てはまっている数が多ければ多いほどクレーマーになってしまう可能性は高いと考えられています。
しかしながら、だからといって全ての特徴に当てはまる人が絶対にクレーマーになるわけではありません。
どんなにクレーマーの素質を持っていたとしても、実際に行動に出ないうちはクレーマーと言われてしまうことはないでしょう。
では、どんな行動を取るとクレーマー扱いされてしまうのでしょうか。
クレーマーだと認定されてしまいがちな行動を7個紹介します。
繰り返し電話をかける
何度もお店に対して要求する電話をかけ続ける人はクレーマーだと思われてしまう恐れがあるでしょう。
もちろん注文や予約のために電話をかけるのであれば問題ありませんが、「一週間後に納品する」と言われているのに「今日は入荷した?」や「一日でも早く入荷できない?」のように何度も同じ要望を繰り返してしまうと、クレーマー扱いされる恐れがあります。
一度聞いたことを何度も繰り返して聞かないようにしましょう。
長時間同じ話を繰り返す
一度しか電話をしないからといってクレーマーにならないわけではありません。
一度の電話で数時間同じ話を繰り返してしまうと、クレーマーになってしまうかもしれません。
どうしてもお店側の落ち度で嫌な思いをしてクレームを入れる場合でも、端的に用件を伝えるようにしましょう。
「○○が嫌だった。○○で嫌な気持ちになった。○○をするなんてどういう教育をしているんだ。どうして○○をしたんだ」のように、同じ話ばかりを繰り返してはお店の迷惑になってしまいます。
伝えたいことがある場合も、端的に話して電話は短時間で終わらせましょう。
罵声を浴びせる
残念ながら、時には店員さんの態度が本当に悪くてクレームを入れざるを得ない状況もあります。
しかし、その時にどんなに腹が立っても罵声を浴びせてはいけません。