こういった経緯があるため、普段から失敗が多い人はたまにちょっとした成功があるだけで有頂天になってしまいます。
世間知らず
実は意外にも世間知らずで普段からおっとりしている人も有頂天になりがちです。
おっとりしている人が浮き足立っている様子は想像しづらいかもしれませんが、おっとりしているからこそ有頂天の時のギャップが目につき目立つということもあります。
世間知らずの人は、どういったことが「成功して当然のこと」なのか「大喜びするべき大成功」なのか分かりません。
そのため「成功して当然のこと」をしただけでも大喜びして有頂天になってしまうのです。
例えるなら、新入社員が単に失敗せずに電話の取次ぎができるだけで有頂天になる様子をイメージすると分かりやすくなるでしょう。
こうした新入社員も経験を積むと簡単に有頂天にはならなくなるように、世間知らずの人も成長して世間を知るにつれて有頂天になりづらくなっていきます。
単純
ここまでの有頂天になりやすい人の特徴を見ていると、少し単純な性格をしている人が有頂天になりやすいのではないかと思えてくるでしょう。
実際、その印象は正しく有頂天になりやすい人の多くが単純な性格をしているという特徴を持っています。
単純だからこそちょっとしたことでも心の底から喜び、有頂天になることができるのです。
もちろん有頂天になってトラブルを招いてしまったりケアレスミスを犯してしまったりするのであれば有頂天も歓迎できませんが、基本的には色々なことですぐに喜べることはモチベーションが上がるので良いことでしょう。
「単純な人」と言われると馬鹿にされているように感じられるかもしれませんが、良いことを素直に喜べる心を持っていると解釈すれば長所になるのではないでしょうか。
有頂天な時5選
それでは、有頂天な時はどのような場面で訪れるのでしょうか。
ここでは有頂天になりやすい特徴を持っている人ばかりではなく、普段からあまり有頂天にならない人でも有頂天になってしまいそうになる場面を紹介していきます。
色々なシチュエーションで紹介していくので、自分が実際にその体験をしたことを想像しながら読んでみてください。
仕事
普段はクールな態度を崩さずに仕事をしていて一見すると冷たいように見える人でも、仕事で成功すると達成感もあり喜ぶことが多いでしょう。
仕事の内容や成功の大きさによっては、一つの成功で特別報酬が出ることもあるのでサラリーマンとして嬉しさも大きくなります。
そのため、冷静沈着に過ごしているように見える人でも有頂天となり周りに珍しい姿を見られることもあるでしょう。
では、具体的にはビジネスシーンでどのような場合に有頂天になる人が多いのでしょうか。
多くの人が有頂天になる瞬間を三つ紹介していきます。
昇格
厳しい上司に別室に呼び出され、自分は何か怒られるようなことをしてしまったのではないかと不安になりながら入室することもあるでしょう。
しかし、そこで昇格することを内示として告げられると、不安になっていたギャップもあり有頂天になりやすくなります。
入社してからコツコツと頑張っていた自分の功績が認められるというだけで嬉しいという人も少なくはないでしょう。
昇格すると付随する責任も大きくなり、部下を持つこともあるため今までとは違う仕事が求められるケースは決して少なくはありません。
しかし給料が上がることも多く、自分の裁量権が増えることはサラリーマンにとって嬉しいことに違いありません。
特に同期の誰よりも早く昇格した場合などは、ライバル心が強い人ほど嬉しくなって有頂天になるのも無理はないことです。
契約
営業職として働いている人にとっては、契約をとることは有頂天になる可能性の高い出来事です。
大口の契約をして社内での業績が一位になるケースなどはもちろん、小さくでも長年通い続けていた得意先と契約に至った場合は今までの苦労の日々を思い出して有頂天になることもあるでしょう。
あるいは先輩社員から引き継いだ先でやっと契約をもらい、先輩社員に認められた場合も有頂天になりがちな状況です。
ハンコを押すような正式な契約はもちろん、口頭で「この商品を発注したい」などと言われた場合でも嬉しくて、会社への帰り道の途中で有頂天になることもあるでしょう。
たとえ一つだけであっても、入社して営業職として働き始めてからすぐの発注は誰でも嬉しいものです。
こういう時こそ、有頂天になって会社に戻るまでの間に事故を起こさないように気をつけなければなりません。
内定
社会人として働いていると、契約を締結したり昇進したり昇給したり、あるいは表彰されて社内でも一目置かれる存在になるなど有頂天になりそうなケースは多く存在しています。