困った時や追い詰められた時、誰でもそのことから逃げ出したいという心理になるのではないでしょうか。
そうした現実逃避は決して無責任な人がしたがることではなく、誰もが疲れた時に考えても当然のことです。
多くの人が現実逃避をしたいと考えるのは、どのような時なのでしょうか。
また、現実逃避したくなる時の心理状態や、現実逃避したくてもできない時にどのように乗り越えていけば良いのかの対処法も解説していきます。
現実逃避したくてどうしようもなくなった時、どうすれば良いのか分からなくなった時の参考にしてください。
現実逃避とは
そもそも「現実逃避」とはどういうことなのでしょうか。
辞書などで調べると、現実逃避には「しなくてはいけない物事から、意図的に意識を逸らすための行為や心理状態」というように説明されています。
テスト前に無性に部屋の掃除がしたくなったり、部屋の掃除をしている時に昔の文集やアルバムを読みたくなったりした経験を持っている人は多いのではないでしょうか。
そのように「やらなければならないこと」や「やろうと思っていたこと」と違うことをする行為のことを、現実逃避と呼びます。
現実逃避したくなる時12選
では、どのような時に人は現実逃避したくなるのでしょうか。
ここでは多くの人が現実逃避したくなる瞬間を12個紹介していきます。
周りの人にはなかなか聞けないものの、正直現実逃避したくなる瞬間が知りたいと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
そういう人は、ぜひここでこっそりチェックしてみてください。
1:仕事量やノルマが多い
社会人にとって仕事をするのは当然のことですが、それでも仕事量やノルマが多いと疲れてしまうこともあるでしょう。
周りの同僚や同期よりも圧倒的にノルマが多い場合や、自分の力量に反して明らかに仕事量やノルマが多すぎる場合は、不平等だと感じて現実逃避したくなるかもしれません。
しかし実際には、仕事量やノルマが多いと感じてもなかなかそれを素直に上司に訴えることはできないと思います。
実力がないと思われたりチャンスを失ったりするのが嫌でノルマを抱え込み、ストレスを溜めてしまう人も少なくはありません。
しかし、そうやってストレスを溜めれば溜めるほど現実逃避したいという気持ちは強くなってしまいます。
2:仕事の責任が大きい
仕事の量やノルマが多いことだけが現実逃避したくなるわけではありません。
抱えている仕事は一つだけでも、その仕事の責任が今まで経験したことがないほど大きなものの場合は、考えているだけで現実逃避したくなることもあるでしょう。
責任のある仕事を任されるのは期待されている証拠だと自分を慰めようとしても、だからといって仕事の責任が軽減されるわけではないので嫌になってしまうこともあるでしょう。
乗り越えれば成長できると分かっていても、ついつい現実逃避したくなってしまうものです。
3:仕事の締め切りが迫っている
仕事の進みが遅かったり、なかなか仕事が思ったように進んでいないのに締め切りばかりが迫っているケースも少なくはないでしょう。
そんな時は仕事も何もかも全てを放り出して、現実逃避したいと考える人が多くなります。
現実的には現実逃避をすればするほど締め切りが迫ってしまい、後から自分が追い詰められることが分かっていても現実逃避の誘惑に勝てないこともあります。
4:仕事で大きなミスをしてしまった
仕事で現実逃避したくなる場面といえば、この状況が多いのではないでしょうか。
大きなミスをしてしまうと、そのリカバリーのために大きな労力が必要になってしまいます。
同僚からフォローしてもらうのも心苦しいですし、上司や先輩社員に叱責されることを考えるとそれだけで憂鬱になりかねません。
出張先や営業先でミスをしてしまったり、外出先でミスが発覚してしまったりすると、すぐに会社に戻って対応をしなければならないと思う反面、このまま逃げ出してまっすぐ家に帰りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
上司や先輩社員が厳しい人であればあるほど、そういう気持ちが強くなるかもしれません。
5:忙しすぎて自分の時間が無い
暇な時間を持て余すよりは、忙しくて充実した毎日を送りたいという人もいるでしょう。
ただ趣味でも仕事でも友達との飲み会であっても、自分で望んで予定を入れたにも関わらず忙しすぎる状態になってしまった場合は、現実逃避したくなることもあります。