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おざなりの使い方5選!なれない言葉...(続き4)

「空々しい」はそもそも「言動に誠意がなく、見え透いていること」という意味を持つ言葉ですが、これは「おざなり」の「適当な対応」という意味よりも「その場しのぎの言動」という意味に近い類語だと言われています。

「何かをごまかしていることがバレバレな空々しい嘘を言うのはやめなさい」というように「何かをごまかしているのがバレバレなおざなりな態度はやめなさい」と使うことができるでしょう。

「空々しい」も「ぞんざい」と同じように、小説やドラマではよく見かけるものの実生活ではそれほど使う機会の多い言葉ではありません。

しかしながら、意味はイメージしやすい言葉だと言われているので、「おざなり」の類語として「空々しい」を覚えておくのも良いのではないでしょうか。

適当

ここまで「いい加減」や「ぞんざい」、「雑」や「空々しい」という「おざなり」の類語を紹介してきましたが、やはり一番使いやすい「おざなり」の類語といえば「適当」という言葉でしょう。

「おざなりな言い訳をしていて彼氏を怒らせてしまった」は「適当な言い訳をしていて」と言い換えることができますし、「おざなりなデートプランを提示されて嫌な気持ちになった」や「適当なデートプランを提示されて」と言い換えることもできます。

他にも「適当な態度で接したことがバレた」は「おざなりな態度で接したことがバレた」と使うこともできるでしょう。

「ぞんざい」や「空々しい」という言葉は日常会話で使う機会は少なく、また「雑」や「いい加減」などはビジネスシーンでは不適切とされることも多い言葉です。

しかしながら「適当」という表現でしたら日常会話でもビジネスシーンでも違和感なく使うことができます。

もし「おざなり」の類語を一つ覚えておこうと思うのであれば、使いやすい「適当」を覚えておくと良いでしょう。

おざなり以外にもある意味を間違いやすい言葉

「おざなり」自体がそもそも聞き慣れずに意味が分かりづらい言葉として有名ですが、さらに似た意味と響きを持つ「なおざり」という言葉の存在で、さらに「おざなり」という言葉の理解が難しくなっています。

しかし、実は「おざなり」と「なおざり」以外にも似た響きを持っているからこそ間違いやすく多くの人が混乱してしまう言葉が存在していると言われています。

最後に「おざなり」以外にも間違いやすい言葉のセットを6つ紹介していきます。

こちらも一緒に意味や使い方をチェックして、今後は正しく使えるようにしていきましょう。

「失笑」と「苦笑」

「失笑」は「笑ってはいけないような場面なのに、あまりにも面白くて思わず吹き出してしまうこと」を意味する言葉です。

笑ってはいけないという意識を「失」くして「笑」ってしまうのが「失笑」と覚えると覚えやすくなるのではないでしょうか。

その失笑と間違いやすい言葉として「苦笑」という言葉もあります。

「苦笑」は「にがわらい」という読み方の通り「他人や自分の置かれた状況が滑稽で愚かすぎて、不快感を持ち戸惑いながらも仕方なく笑うこと」という意味を持つ言葉です「「苦」々しい気持ちを持ちながらも、それしかなくて「笑」っている」と覚えれば良いでしょう。

会議で上司が噛んでしまっている時に、真剣な場面だから抑えようと思っていても笑ってしまうのが失笑で、真剣な会議なのに準備をしていない後輩社員に対してイラ立ちの気持ちで口角を少しだけ上げるのが苦笑です。

言葉の見た目は似ていても使う場面は大きく違うので注意してください。

「青田買い」と「青田刈り」

次に間違いやすい言葉として知られている「青田買い」は「まだ稲が青いのに収穫量を見越して田んぼを購入すること」を意味します。

その意味から派生して「まだ大学二年生なのに内定を出す」など、一般と比べて早すぎる契約をすることを「青田買いをする」と表現することもあります。

一方「青田刈り」は戦国時代に用いられた戦法の一つです。

敵の城の周りにある稲を、まだ青いうちに刈ることで相手を兵糧攻めにすることを「青田刈り」と言います。

すなわち自分たちのためにやることを「青田買い」、逆に相手を困らせようと思ってやることを「青田刈り」と言います。

音の響きが似ていますが、意味は全く違うので混同しないように気をつけましょう。

ただし、現在では「青田刈り」という言葉はそれほど使われないので、「青田買い」の正しい意味だけを覚えておけばそれほど不自由することはないかもしれません。

「口先三寸」と「舌先三寸」

「口先だけで相手を騙してしまうこと」という意味を持つ言葉として「口先三寸」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

「オレオレ詐欺は口先三寸でお金を騙し取る」や「口先三寸の口説き文句で浮気に巻き込まれてしまった」などの使い方をする人も少なくはありません。

しかし、実はこの「口先三寸」は間違った使い方だと言われています。

本来は「舌先三寸」が正しい使い方です。

「口先だけで騙す」という意味から「舌先三寸」ではなく「口先三寸」という言い方をしている人が多くなっているのです。

実際、現在では「口先だけで相手を騙してしまうこと」という言葉に対して「舌先三寸」が正しいと思っている人は二割程度で、半数以上の人は「口先三寸」という言葉を使っているとのデータもあります。

現在では「本来では舌先三寸が正しく、口先三寸は広く知られているだけで誤用である」という事を知っている人も多いですが、もしかしたら今後は「口先三寸が正しい言い方」というように変化していくかもしれません。

「役不足」と「力不足」

「彼には課長では役不足だ」と「彼には課長では力不足だ」という文章があった時、正確に二つの文の違いを説明できるでしょうか。