年金のことで考えておくべきことは、高齢化社会が進んでいることで受ける影響についてです。
私たちが現在支払っている年金は、現在の高齢者に使用される年金です。
つまり自分が支給される分は次の世代の若者が支払う分、ということになります。
高齢化社会、少子化社会が進むにつれ、収入と支出のバランスが大きく崩れてしまうわけです。
この問題に単純に対応しようとすると、若者の保険料が高くなるか受け取る高齢者の受取額が減るか、のどちらか、もしくは両方でしょう。
若者がこの事実をどう受け止めるかにもかかっています。
場合によっては、年金保険料の負担を回避しようと海外移住する若者も出てくるかもしれません。
そうするとますます状況は悪化するばかりですね。
現在は老後資金の準備として2000万円位が望ましいと言われています。
ですが、将来的にこの金額がもっと上がると予想しておくべきなのかもしれませんね。
年金制度が不安だという人は、自分で老後のために積み立てができるiDeCoを始めてみるのも手だと思います。
7.残りのローンのこと
35歳というと、すでに住宅を購入しローンの支払いを始めている人もいるでしょう。
大抵、住宅ローンは最大の35年ローンを組んでいる人がほとんどだと思います。
より早く住宅購入に踏み切った人は、まだバリバリ働ける時期に払いを終えられる人もいるでしょう。
一方で、30歳になってから購入した人は、60歳代で支払いを終えることになります。
ということは定年間際、もしくは定年後に払い終える、ということになりますね。
しかもローンは住宅だけでなく、車だったり、他のローンと重複していることも多いでしょう。
この残りのローンについてもしっかりと考えていく必要があります。
払い終えるまでの年数を再度確認。繰り上げ返済も視野に入れる
ローン、特に住宅ローンを払い終えるまでの年数は気が遠くなるほど先です。
その間に何が起こるかわからない不安もありますよね。
今の会社がずっと安定している保証もありませんし、30歳代に入ってから組んだ住宅ローンは支払いが終わるのが60歳代。
そう考えるとどこかで繰上げ返済も考えるべきかもしれません。
貯蓄を優先させるべきか、それともローンの繰上げ返済を優先させるべきか、そういったことも考えていく必要が出てくるでしょう。
答えは各々のライフプランによって異なります。
銀行、郵便局、保険会社にはファイナンシャルプランナーがいますから、一度相談してみるのも良いでしょう。
8.自分の幸せについて
35歳を過ぎたら再就職が難しくなる、結婚が難しくなる、友達は少なくなるし、体型や肌質、体力も落ちていく…。
そんな現実に「幸せになれるのかな」と不安を抱く人も多く出てくるのが35歳。
実はその原因は社会の状況や身体の変化のせいだけではありません。
自分にとっての幸せなのか考えてみる
幸せになれるかどうかを考える前に、自分にとっての幸せが何かを考えてみましょう。
35歳になると「漠然とした不安」に駆られることがあります。
将来の事を考えるとなんとなく心配になり、怖くなって不安になる。
そんな状態になった事はないですか?
そんな漠然とした不安の原因は、不安要素が分かっていないためではないでしょうか?
景気によって物の値段は変わります。