男の働き盛りは30代とよく言われます。
20代の頃に知識や経験を蓄えて、30代でそれを発揮し、人生を決定づけて40代に突入するというのは理想的とも言えます。
30代では仕事が充実すると同時に切実な悩みを抱える人も増えてきます。
20代では感じなかった「男としての悩み」が否応なく襲ってくるのです。
そしてこの悩みに立ち向かっていかなければいけません。
そこで今回は、30代男性の悩みランキングで多いものと乗り切る方法をご紹介していきます。
30代男性がこれから抱えることになる11個の人生の悩みポイント
まずは30代男性ならば一度は必ずぶつかる壁を紹介しましょう。
知識も増え、それを糧にして、心身共に充実してる30代ですが、ついつい20代の頃の自分と比較してしまうものです。
そして充実してる一方で、迫りくる時間の流れを体感することになります。
まだまだ若いはずなのですが、20代の頃と比較すると、微妙な衰えを気にしたり…など。
自分にしか分からない変化を痛感するのもまた30代の特徴です。
これが40代、50代ともなると「中年」という枠にきちんと収まるのですが、特に若くもなく、かといって衰えというほどのものもなく…、というある意味では30代の立ち位置は非常に微妙なものなのです。
それだけ視野が広くなってるとも言えますが、本人にとっては、なかなか死活問題なので、笑ってごまかすわけにもいきません。
でも一方では充実もしてるので、その悩みを公にするわけにもいかず、光と影が混在している男達、それが30代なのです。
まずは11個に分けて、人生の悩みポイントをご紹介したいと思います。
仕事やお金の悩み
一般的には就職して10年ほどはたっていて、会社のこと、自分のお給料、そして未来のビジョンが明確に見え始めてくる頃ですね。
仕事が充実してるのはもちろんいいことなんですが、それがお給料に比例するとは限りません。
超大手企業に就職してる人はいいのかもしれませんが、中小企業の場合、ほとんどの人が、「きっと30代ではこれくらい蓄えているだろう」という予測を大きく下回ってるはずです。
「10年死ぬ気で働いてこの程度…」というのが、本音ではないでしょうか?
仕事は充実してる、でもお給料は雀の涙程度では、考えざるをえません。
そして、仮に納得できるお給料をもらっていても毎日朝から晩まで休み無しで働きづめ、でもいけません。
お金と時間は等価です。
どちらが欠けても人はストレスを感じてしまいます。
30代男性は、この「お金と時間のバランスをじっくりと考える資格」を初めて得ることができます。
20代の頃は勢いでカバーしてたものがだんだんそれができなくなりますよね。
その一方で、知識や経験を基にして、自分で自分をコントロールする力を得ています。
その結果初めて時間とお金に対して真摯に向き合うことになります。
20代はだいたい「なんとかなるさ」と思ってるものです。
それが「いや、このままじゃなんともならないかも…」と思い始めるのが30代です。
そんな時間とお金のバランスだけでも大変なのに、そこへプライド、自分が培ってきた能力、家族や恋人なども思うと…もはや不安の塊に撃ち抜かれます。
1.今の仕事をずっと続けれるのか不安
ひと昔前までは「就職イコール終身雇用」という構図が確かに成立していました。
そこに就職したら、よほどのことがない限り定年退職するまでそこで仕事をする、というのが概ねセオリーでした。
ところが、バブルが弾けた直後、日本の雇用形態は激変してしまいます。
リストラや経営不振が、中小企業を襲います。
中には、ほんとにがんばって仕事してきた人が突然リストラなんてこともあるほどです。
就職したからもう安心、という時代はとうの昔に終わっています。
それと同時に「仕事」というもの自体の考え方も変化しました。
オンラインの進化によって働き方の幅は、突然それまでとは比較にならないほど広がりました。
今ではもう会社に就職しなくても、生きていける時代に突入しています。
働き方の自由は、非常に素晴らしいことだと個人的には思っています。
そしてその狭間で、苦しくもがいてるのが30代男性です。
会社がどうなるかも分からない、経営不振ならリストラもありえる、そもそもこの仕事をずっと続けていくのか?という根本的な壁にぶつかっている人はものすごく多いようです。
毎日満員電車に揺られ、帰宅は最終電車、休みは疲れて眠るだけ。
この繰り返しでは、どんなモチベーションも維持できません。
充実してるがゆえに、体感してしまう矛盾とでも言いましょうか。
体は心も柔軟に対応できてしまうからこそ、無理を承知でついがんばってしまうということですね。