「こんなに一生懸命話しているのに、どうしてちゃんと聞いてくれない」きっとあなたはこう思うでしょう。
これは相手も同じです。
相手があなたに話す時、ある程度目を合わせて、口角を少し上げるように聞いてくれていたら、きっと会話は弾むはずです。
でも逆に目を背けて聞いていたら…、きっとあなたにはもう話はしてくれないかも知れません。
こうはなりたくないですね。
だからと言って相手の目を見すぎるのは避けましょう。
恐いお兄さんのする「ガンを飛ばす」、いわば「戦闘態勢・威嚇」になってしまいます。
ではどうすればいいのでしょうか?
良く言われるのは「相手のネクタイを見る」です。
慣れてきて少しでも見られる場合は、「縦に視線を外す」のが良いようです。
これは、横に視線を外してしまうと相手に「そっぽを向かれた」と思われるかも知れないということを想定したものです。
後は話を聞いている時に、笑う必要はありませんが、 「若干口角を上げるつもりで聞く」こと です。
真剣かつ深刻な話の場合やる必要はありませんが、普段の雑談等ではこれはやった方が良いでしょう。
鏡で自分の顔を見て、口角が上がっている感覚を知っておけば、相手に幾分かの好印象を与える事が出来るでしょう。
また「頷くこと」も効果的だと思います。
何はともあれ話をする時は、 「相手との距離感」が一番重要 なので、初対面の人には多少よそよそしくても仕方ないかもしれません。
相手の目を見て、話す。
相手に必要以上に嫌われないため、重要なことだと思います。
3.会話が面白くない(と思われている)
あなたは頻繁に周囲の人間から話しかけられていますか?
もし、そんなに会話がないとするならば、あなたは「ハブられ予備群」としてすでに危険なところへ足を踏み入れているのかも知れません。
周りから話しかけられない理由として、「あなたの話が面白くない」またはそう思われている可能性があります。
何もそれは、お笑い芸人のように「すべらない話」をせよ、ということではありません。
そんなものは誰にでも出来る事ではありません。
そうではなくて、あなたの話す内容が、「中身がなく、ただただ話が長い」「誰かの悪口ばかり」「昔の武勇伝ばかり」なんて状況になってはいないでしょうか?
これは逆にされたらどう思うか?ということに尽きます。
また、芸人さんのように「必要以上にオチを求める」「ツッコミ及びボケを待つ」といったことは、これは自分にとっては面白いかも知れませんが、相手の身になってみると「面倒臭い」「しつこい」「疲れる」と思われているかもしれません。
もしかしたら、自分がシラフの時に酔っ払いに絡まれるような状況を思い浮かべると、相手の面倒臭さが理解できるかも知れません。
ではどうすればいいでしょうか?
それは、 みんなあなたに対し「そんなに興味はない」 という前提を設ける事だと思います。
誰も自分の事が皆大好きです。
しかし相手にとってみたら、自分の存在はどうか?多分そんなに重要ではありません。
ですから、自分の事にそんなに興味は持っていないだろうと、低い位置から見る事はとても大切だと思います。
ですので相手に話そうとする前に、頭の中でどんな風に話すのかを想像しておきながら、一種の「編集」をしておくといいかもしれません。
これは例えるなら、サッカーに興味のない人は「90分間の試合を全部観ることは苦痛」ですが、その後のスポーツニュースでやるような「2、3分のハイライトは観られる」のと同じです。
試合が動いた所だけ、つまり「おいしい部分」だけをチョイスし話に出来れば、面白い話にはならなくても、つまらなくて苦痛な話にはなりません。