そのため、意味や正しく使う方法を理解し、上手に使うコツを知っておくことで、より具体的に相手に内容を伝えられるようになります。
然りという言葉をより理解して、上手に文章の中に組み込んでみてください。
意味のままに使わない
然りという言葉を使う際のコツは、然りという言葉をそのままの意味として使わないという事です。
然りという言葉の本来の意味を思い出してみてください。
然りという言葉の本来の意味は「その通りである」という意味ですが、この意味そのままで用いる事はあまりないということです。
なぜならば、先ほどご紹介した例文を思い出してみてください。
おそらく文章の中にその通りである、というような解釈で使われているものはあまりなかったと思います。
そうであるからとか、それもまた同じなど、意味本来のまま使われている文章は少なく、別の意味合いとして用いられているケースの方が多いはずです。
逆に単語の意味をそのまま使う機会の方が少ないので、単語の意味ばかりを意識してしまうと使える場面が少なくなってしまいます。
せっかく便利な言葉なのにもったいないです。
なので、意味のままに使うというよりかは、文章の中で別の意味で使う方法も忘れないで知識として吸収してみてください。
無理やり使わない
然りという言葉を無理をして使ったりする必要はありません。
使いたいと思う事もあるかもしれませんが、適切な場面でその言葉を使うようにしないと全く別の文章の意味になってしまいます。
全く意味が違う場面で使ってしまうと、相手に内容が伝わらなくなるので、適切な場面で使うこと以外は極力避けてください。
元々言葉を使う時には上手に相手にニュアンスを伝える際や、簡潔に説明をするときに、たくさんある言葉の中からチョイスしてベストな言葉を選択するというのが基本的な考え方です。
そもそも間違った場面で使ってしまうと本来の目的があやふやになってしまうので、無理をして使わないようにしましょう。
「然り」の類語
然りの類語には「おっしゃる通り」、「その通り」、「まったくだ」、「いかにも」、「~にしろ」などがあります。
「然り」の対義語
然りの対義語は「否(いな)」です。
否は「いいえ」、「いえ」などの意味で使われます。
然りと同様に、普段から頻繁に使われる言葉ではありませんね。
「然り」の英語表現
然りを英語で表すと以下になります。
質問に対して「その通り」と答える然りの場合は、「yes」、「that’s right」、「yeah」、「exactly」などと使うことができます。
「〜もまた然り」と使う場合は、「The same is (also) true of~」と表現できます。
この英文で「~もまた同じことが言える」という意味になります。
まとめ
今回は然りという言葉についてご紹介しました。
然りという言葉は本来持ってる意味は1つだけですが、それ以外に様々な文章に組み合わせることでたくさんの意味を発揮してくれる便利な言葉であると言うことが理解いただけたと思います。
たくさんの状況で使うことができ、使う状況によって意味合いが変わる言葉です。
普段の日常生活で使うと考えると、なかなかテクニックがいる言葉になるかもしれません。