「〇〇をすれば〇〇が起こる」、「〇〇を見ると、〇〇が発生する」、「〇〇を見るといいことが起こる、あるは悪いことが起こる」というような、ジンクスを聞いたことがありますか?
うわさとか、言い伝えで聞いたことがあるかもしれませんが、本当にそれって当たるの!?って疑問に思ったことがあるかもしれません。
ジンクスを信じている人もいますし、それはただの考え違いだと思っている人もいることでしょう。
では、実際問題、ジンクスとは一体何なのでしょうか?
そして、ジンクスが本当にあると思う場合、どうしてそのように感じることがあるのでしょうか?
調べてみましょう!
ジンクスってなに?
「〇〇があると、〇〇が起こる」というような言い伝えってよく聞きますよね。
日本でも、カラスを見ると縁起が悪い、というようなことをおばあちゃんから聞いたことがあるかもしれません。
日本にも昔にはそのような、うわさみたいなものがたくさんあったようです。
さらに、世界にもそのような言い伝えはあります。
スポーツの世界でも、「〇〇での試合は勝てない」というようなジンクスがあったりして、本当にその通りにならない場合は、ジンクスを破るというような言い方をすることもあります。
しかし、そもそも、みなさんは「ジンクス」という言葉の意味を正しく理解していますか?
聞いたことはあるけど、はっきりは意味がわからないという方は多いかもしれません。
なんとなく、感覚でその言葉を使っているところもあるかもしれませんよね。
なので、ここで改めてジンクスの意味をはっきり理解してみましょう。
ジンクスとは
「ジンクス」という言葉の意味を辞書などでしらべてみましたところ、それは縁起がいいとか、縁起が悪いとかいう言い伝えの事でした。
さらに、縁起をかつぐために行う事柄や物のことも指しているようです。
もともとは、アメリカから来た言葉だそうですが、縁起の悪いことについて使う言葉でしたが、現在では縁起が悪いこと、良いことどちらにも使われる言葉として定着しているようです。
古代のギリシアでは、魔術に「jugx」と呼ばれた鳥が使われていて、それが言葉の由来となっているようです。
それで、不吉なこととされていたこととか、人の力ではどうにもならないような運命的なこととして扱われている物事を指しているようです。
それが日本では「縁起」と関係しているということで、縁起がいいとか悪いという、縁起を担ぐ対象となっていることすべてを指す、ということだそうです。
しかし、そもそも「縁起を担ぐ」ってどうゆうこと何でしょうか?
説明するとなると難しいですね。
縁起を担ぐとは、何か起こったことや行う事柄に対して、それが良い前兆だ、あるいは悪い前兆だということを気にする、ということです。
それで、よく結婚式などを大安の日に行う、ということも縁起を担ぐ事になります。
そして、よく似た言葉として「験を担ぐ」という言葉もありますよね。
ある説によると、縁起を担ぐの「縁起」の逆さ言葉は「ギエン」で、それがもととなって「験(ゲン)を担ぐ」という言葉が生まれた,ともいわれています。
「験を担ぐ」という言葉は、以前に起こった事柄をもとにしてつくれていて、例えばスポーツ界では、あるユニホームを着ていたときに良い結果が出た、ということで、ここ一番の負けられないような試合のときには必ずそのユニホームを着る、といった具合で使われていたりします。
まあ、「縁起を担ぐ」も「験を担ぐ」も同じ意味だということが一般的な見解みたいですけど、面白いのがもともと「縁起」という言葉が説かれていたのは仏教です。
その仏教の教えでは、物事は他の物事を関係性がある、つまり「縁にて起こる」わけかので、条件などが変わると起こることも変わるわけだから、絶対不変なものなどないんだ、という教えだったようです。
なので、縁起を担ぐようなことにとらわれることがないようにした方がいい、血追うことを説いていたわけらしいです。
ということは、縁起を担ぐということは仏教では勧められていなかった・・・ということになりますね?
今では、「縁起を担ぐ」ということがすごくいいことや、大切にされていることを考えると、仏教での本来の教えの真意とは全く逆なんですね〜。
興味深いです。
まあ、そのことはひとまず置いといて、「ジンクス」とは縁起を担ぐ対象のとなっている物事や行いすべてを指している、ということは、お分かりいただけたでしょうか?