自分目線ばかりでなく、ときに俯瞰して周囲を見回す
倫理観を持ちたいと思うのであれば、 自分自身が社会全体の中の一つの要因に過ぎないと言うことを理解することが大切だとお伝えしましたがそのためには自分の目線ばかりではなく、時には俯瞰して周囲を見渡したり、 自分の行動を客観的にみることが大切です。
自分の行動を客観的に見ることができれば自分の行動が周りから見てどういう風に受け止められているのか、周りと比べたときに自分の行動がおかしくないかということを正しく判断することができます。
客観的に見て何も違和感を感じないのであればそれは正しいことですし、違和感を感じるのであればそれは倫理観が欠けた行動につながる可能性を導き出すことができます。
たくさんの目線から物事を見て、客観的に把握する事は、たくさんのことに気付ける可能性を秘めています。
普段から傲慢な考え方をしてしまいがちな方は自分の行動を客観的に見て周囲と照らし合わせて自分の行動を冷静に受け止めてみてください。
気付く点があれば改善すれば良いだけの話であり、これまでのことを悔いるのであればこれから正しい行為を行っていくことを注意してみてください。
自分は周囲に生かされていると知る
倫理観を持つためには自分は周囲に生かされているということを知るべきです。
周囲に生かされているということは先ほどお伝えした通り社会全体の歯車の中の一つ何だったと言うことを理解することと若干似ている点はあります。
例えばあなたが企業に属しているとして、普段から会社員として働いていると考えると当然ながら自分一人だけではなく自分の周りにたくさんの一緒に働いている人たちが存在していますよね。
たくさんの人たちと一緒に仕事をしているという事が自分が認識していなくてもどこかで他の人に助けられている点があるということです。
例えば叱られることはないくらいの小さなミスだったとしても必ずどこかで他の人がカバーしてくれていることもありますし、いま自分が行ってる仕事は仕事全体見たときの一部でありその他の部分は他の人たちがカバーしてくれているからこそ仕事が回っているという風に考えることができます。
このように自分が気づいていなくても実は週に助けられていたり生かされているということを知ることができれば自然と周りに対して感謝の気持ちを持つことができるようになります。
感謝の気持ちを持っているのと持っていないのとでは大きく考え方や行動が変わってきます。
感謝の気持ちを本当の意味で持っているのであれば自然と相手に対しては気遣いであったり、敬いの気持ちが表れて、それが行動となって相手に伝わります。
相手にこちらの気持ちが伝われば相手もこちらに対してその気持ちに対して誠意をもって答えてくれると言います。
だからこそ自分が周囲に生かされているということを知るという事は、倫理観を持つことにもつながるといえます。
他人のためになることが自分のためにもなる
周囲に自分が生かされていることを知れば人に対して思いやりや気遣いの気持ちをもって接することができるのでそれが自然と自分に返ってくるようになります。